2013年5月30日木曜日

商店街にカモシカ ― 青森県五所川原市


5月28日、青森県五所川原市(地図)の商店街にカモシカが現れました。何度か捕獲が試みられましたが逃げられました。「脚の長い犬かと思った。まさか、こんなところにカモシカが出るなんて」(店の奥から店内を走り抜けるカモシカを目撃した生花店員):

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クジラが漂着 ― 愛知県田原市


5月30日、愛知県田原市(地図)の海岸に、生きたクジラ1頭が打ち上げられているのが見つかりました。体長約2.6mのハナゴンドウで、衰弱しているため南知多ビーチランドに保護されました:

静岡県、愛知県、三重県にかけての海岸では、クジラやイルカの漂着や迷い込みなどが相次いでいます。以下は今年になってからの事例です:

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ラハイナ・ヌーン


まず以下の写真を見てください:

写っているのは地面に垂直に立てた水準器ですが、何か不自然ですよね。地面に映るはずの影がありません。フォトショップの失敗作でしょうか。種明かしは以下の動画で:

北回帰線南回帰線の間にある地域(=熱帯)では、年に2回(ちょうど回帰線が通っている場所では年に1回だけ)、太陽が文字どおり真上にくる瞬間があり、ハワイではラハイナ・ヌーン(Lahaina Noon)と呼ばれています。そのラハイナ・ヌーンの瞬間に撮影したのが上の写真です。

地球の自転軸の揺らぎなどによって、同じ場所でもラハイナ・ヌーンになる日時は毎年変化します。ハワイ州オアフ島のホノルルでは、今年は5月26日12時28分と7月15日12時37分です:

ハワイ島に設けられた日本のすばる望遠鏡の観測施設でもラハイナ・ヌーンが見られます:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-6)


5月23日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-5)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を5月29日付で出しています。2ページ目(No.028)の図-6とその説明に注目してください。今後、新たな極大が現れたり、別の前兆群(ステージ6)が出現したりせず、6月下旬までに全ての前兆が終息すれば、発生時期は7月3日±2日(7月1日~5日)になるとのことです:

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2013年5月29日水曜日

住宅街でカモシカ大暴走 ― 群馬県前橋市


5月21日、群馬県前橋市(地図)の民家の庭にニホンカモシカが出現。さらに、捕獲を逃れて住宅街を疾走。企業の倉庫や事務所に侵入した後、麻酔銃を使って取り押さえられました。「住宅街にニホンカモシカが現れるのは珍しい。赤城山から川沿いを下ってきた可能性が高い」(群馬県教育委員会):

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2013年5月28日火曜日

小学校にカモシカ迷い込む ― 長野県飯綱町


5月24日、長野県飯綱町(地図)の小学校にカモシカが迷い込みました。3~4才のオスとみられ、体長約1.1m。捕獲後、山に放されたとのことです:

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カモシカの市街地出現急増 ― 岩手県盛岡市


岩手県盛岡市(地図)で、特別天然記念物のニホンカモシカが市街地に出現する事例が急増しています。「4月から今月22日までの出現状況は、死んで見つかったケースも含め約15件と例年の3倍近い」(盛岡市教委):

このブログでもすでに2つの事例を取り上げています:

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日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報-4)


5月24日付「日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報-3)」の続報です。

▼ 5月21日~24日 鹿児島県内 4日連続で煙霧 「大気中にごみやほこりが舞い、視程が10キロ未満となる「煙霧」を21日から連日観測」(鹿児島地方気象台):

▼ 5月26日 兵庫県内各地 環水平アーク 「この日は早朝から、最も高い場所に現れる巻雲が発生、出現しやすい条件だった」(神戸海洋気象台):

▼ 5月26日 福井県福井市など 環水平アーク+日暈 「日暈は年間を通して観測されるが、環水平アークは太陽の高度が必要なため夏場限定の現象で、両方が観測できるのは珍しい」(福井地方気象台):

▼ 5月26日 福岡県直方市 環水平アークまたは水平環 「すごく珍しかった。雨が降っていなかったので、なぜ虹ができたのか、と不思議でした」(撮影者):

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3惑星集合 (続報)


5月22日付「3惑星集合」の続報です。

夕空に輝く3惑星の美しい写真が続々とネットにアップされています。代表的なものをいくつか紹介します:

英語圏では、今回のような惑星の集合を〝Planet Dance〟(あるいは動詞表現で〝Planets Dance〟)と表現するのをしばしば目にします。辞書を引いても適切な訳語が見当たらないのですが、「舞踏会」とか「ダンス・パーティー」のように人が集まることからの連想でしょうか。


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2013年5月26日日曜日

エクアドルの人工衛星がソ連の宇宙ゴミと衝突


5月23日、エクアドルの人工衛星〝Pegaso〟(ペガサスの意)が旧ソビエト連邦のロケットの残骸と衝突しました。〝Pegaso〟はエクアドル最初の人工衛星で、重さ1.2kgのナノ衛星です。4月25日に中国のロケットで打ち上げられ、5月16日から地球の映像とエクアドル国歌を送信し続けていました:

米国の Joint Space Operations Center によると、衝突が発生したのはマダガスカル島の東約1500kmのインド洋上空で、高度650km。衝突したのは、ソ連のロケットの燃料タンクをとりまいて漂っている部品や破片の「雲」。このロケットは、1985年にソビエトがスパイ衛星〝Kosmos 1666〟を打ち上げるのに使ったものと考えられています。正面衝突ではなく側面衝突だったようですが、損傷の程度は不明。〝Pegaso〟は軌道にとどまっているものの激しく回転しており、地上との信号の送受信ができない状態に陥っているとのことです。

〝Pegaso〟が周回していた高度650kmは、宇宙ゴミが少ない空域とされています。

〝Pegaso〟が送り続けていた地球のライブ映像(動画)は以下のページで見ることができます:

エクアドルは、同国としては2番目となる人工衛星〝Kryasor〟を、今年8月にロシアのロケットで打ち上げることを予定しています。

人工衛星から国歌の類いを流すというのは、私の知る限り、中国と北朝鮮ぐらいしかないと思います(中国の場合は国歌「義勇軍行進曲」ではなく「東方紅」)。アメリカはアポロ8号が有人宇宙船としては初めて月を周回した時に、宇宙飛行士が旧約聖書・創世記の天地創造の部分を朗読するというパフォーマンスをおこなっています。


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2013年5月24日金曜日

もしもニューヨークをよその惑星に移動させたら


もしもニューヨーク市を地球以外の惑星に移動させたら、どのような眺めになるのでしょうか:

もしも惑星が月と同じ距離にあったら、どのように見えるのでしょうか:

日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報-3)


5月12日付「日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報-2)」の続報です。

▼ 5月18日 北海道十勝管内 日暈 「条件がそろえば1年にたびたび見られる」(帯広測候所):

▼ 5月20日 和歌山県内各地 環水平アーク 「雨も降っていないのに雲が一直線に虹色に輝いて珍しい光景だった」(撮影者):

▼ 5月23日 広島県広島市 四角い太陽 「雲の位置や光の加減などの条件が重なり、四角く見えたのではないか」(広島地方気象台):

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2013年5月23日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-5)


5月14日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-4)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を5月22日付で出しています(実際にサーバーにアップロードされたのは23日):

冒頭に「No.1778前兆出現形態簡略図」があり、これまでの経緯を視覚的に把握できます。「ステージ5に入って間もなく一月となりますが、現在までに明確な全体での極大は4/28のひとつのみの認識です。このまま極大が観測されず、6/16±頃に前兆終息が観測された場合には、7/4±2時期に対応地震発生の可能性が示唆されます」とのことです。


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カムチャツカ半島沖で群発地震 (続報)


5月20日付「カムチャツカ半島沖で群発地震」の続報です。

カムチャツカ半島沖の群発地震はその後も続いています。5月21日には、M6.0が3回発生しています(震源の深さは15.1km、37.1km、36.7km)。5月16日以降に発生した地震の内訳は以下のとおりです(いずれもUSGSのデータから抽出したものです):

マグニチュード 回数
4.0 - 4.9 50
5.0 - 5.9 20
6.0 - 6.9 3
合計 73


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地震前兆情報を市民に提供 ― 高知県須崎市 (続報-3)


12年7月13日付「地震前兆情報を市民に提供 ― 高知県須崎市 (続報-2)」の続報です。

残念というべきか案の定というべきか、結局、尻すぼみになってしまいそうです。「須崎市が事業化を模索する地震・津波の前兆現象観測について、(中略) 市は当面、事業着手せず、情報収集を続ける方針を示した」:

記事にある「調査を委託していた業者」とは、具体的にはどこなのでしょうか。


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渡り鳥大量死 ― 宮崎県延岡市


5月22日、宮崎県延岡市長浜町(地図)の海岸で、海鳥51羽の死骸が漂着しているのが見つかりました。最も長距離の渡りをするハシボソミズナギドリとみられています。「オーストラリアのタスマニア島付近で1月頃に孵化した後、アラスカ沖などに向かって北上するが、栄養状態が悪いと移動途中の海上で力尽き、国内の海岸に大量に漂着することがある」(山階鳥類研究所):

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2013年5月22日水曜日

長~い実験にまもなく決定的瞬間


オーストラリアのクイーンズランド大学で1927年に始められたピッチドロップ実験は、研究者の世代を超えて引き継がれ「世界最長の実験」と言われています。まもなく9滴目が落下するとみられています。一滴落ちるのに8年から9年、最近は12年以上かかっています:

ピッチドロップ実験のライブ映像を下記クイーンズランド大学のサイトで見ることができます。もしかしたら、決定的瞬間を目撃できるかも知れません。「現在に至るまでしずくが落下するのを目撃した者はいない」(Wikipedia)のだそうです。左手前に置いてある時計の秒針が動いているのでライブ映像だとわかりますが、ピッチは微動だにしていないように見えます。クイーンズランドとは時差が1時間しかないので、日本の昼間に見ると、ときどき人影が見えることがあります:

上掲記事の写真にあるように、実験に使われているピッチは室温では固体で、ハンマーで叩くと割れてしまいます。しかし、長い時間スケールでは液体のように振るまい、滴となってロートから落下します。固体であるマントルが、長い時間スケールでは液体のように対流するのによく似ています。

日本でも研究者の世代を超えて続けられている実験があります。京都大学で1954年に始められ、これまで半世紀以上、4代の教授によって継承されてきた「ショウジョウバエの暗黒飼育」実験です。暗黒の環境で世代交代を繰り返したショウジョウバエには、すでに感覚毛が普通より長くなる、求愛行動が極端に短くなるなどの変化が生じ、遺伝子にも多くの変異が蓄積されているとのことです:

実験ではありませんが、成蹊中学・高校で1963年から続けられている観測です:

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3惑星集合


5月下旬、夕方の西空に3つの肉眼で見える惑星が集合します。この期間、水星はマイナス1等級からマイナス0等級前後(毎日変化します)、木星はマイナス1.9等級、金星はマイナス3.9等級の明るさで輝いています。「3天体がもっともコンパクトに近づくのは27日で、3度の視野内にすべて収まってしまう」:

水星は太陽に最も近い軌道を回っているため、地球から見た場合、太陽から最大でも28度までしか離れません。そのため、日の出直前や日の入り直後の地平線近くという悪条件でしか見ることができず、地動説を唱えたコペルニクスですら、水星を一度も見ることなく生涯を終えたといわれています。今回は、近くに木星や金星が輝いているので、それらを目安にすれば水星を見つけやすいと思われます。

次にこの3惑星が今回と同じ程度まで接近するのは2026年になるそうです。また、2040年の9月には、夕空に5つの肉眼惑星(水星・金星・火星・木星・土星)が集合するとのことです。

以下は、日没後30分の3惑星の位置関係が、5月25日から6月5日の間にどのように変化するかを示した動画です:

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天竜川水系で魚の大量死 ― 長野県喬木村


また天竜川水系で魚の大量死です。見つかったのは5月19日。場所は長野県下伊那郡喬木村(地図)。「水の色もにおいも普段と変わりなかった」(発見者):

4月上旬に起きた大量死については、以下を参照してください:

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八重のリンゴに八重のツツジ ― 長野県長野市、飯田市


長野県長野市(地図)で栽培されているリンゴの木8本に、花びらが8~17枚ある「八重」の花がいくつもついているのが見つかりました。「父のリンゴ畑を継いで10年目だが、八重の花を見たのは初めて」(果樹農家)、「1本で複数咲いたり、近くにある複数の木で同じ時期に咲いたりするのは極めて珍しい」、「花芽ができる時に何らかの原因で栄養状態が通常と異なったり、ホルモンのバランスが崩れたりすると花びらが増えることがある。(中略)はっきりした原因は分かっていない」(長野県果樹試験場):

長野県飯田市(地図)の農家の庭に植えられている8本のツツジの木のうちの1本で、咲いている花がすべて、花びらが12~15枚ついている「八重」になっています。25年ほど前に植えて以来、去年までは花びらが5枚ある普通の花を咲かせていたとのことです。「枝の刈り込みや肥料のやり方などは変えておらず、八重咲きの理由は分からない」(農家)、「花芽が作られる時季に何らかの刺激を受けると、八重咲きになることがある」(長野県環境保全研究所):

「花芽ができる時に何らかの原因」、「花芽が作られる時季に何らかの刺激」とは何だったのでしょうか。


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2013年5月20日月曜日

増加する朝鮮半島の地震


朝鮮半島で発生する地震が長期的に増加傾向にあるとのことです。「地震の年平均発生回数は1980年代は15.7回だったが、90年代は25.5回、2000年代は43.6回に増え、ここ3年間(10-12年)は年平均50回に上っている」:

観測網の充実や観測機器の鋭敏化によって、観測にかかる地震が増えているだけ、ということではなさそうです。

歴史上は、朝鮮半島の陸域でもM7級と推定される大地震が発生しています:

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カムチャツカ半島沖で群発地震


5月16日ごろから、カムチャツカ半島のペトロパブロフスク・カムチャツキー(地図)の南東を中心とした海域で、多数の地震が発生しています。USGSのリストには、16日以降、M4級が22、M5級が14、合わせて36件の地震が記録されています。最大はM5.9です(震央地図)。震源の深さは40~60km台のものが多いですが、最も浅いものは15.1km、最も深いものは86.2kmです:

カムチャツカ半島では、シュベルチ(シベルチ)、キジメン、トルバチクなどの火山活動が活発になっています:

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定置網に入るイルカ急増 ― 石川県七尾市


3月中旬以降、石川県七尾市(地図)沿岸では、定置網にかかった魚などをねらって網に入り込むイルカが急増しています。七尾北湾(地図)に定住しているミナミハンドウイルカではなく、日本海を回遊しているカマイルカとのこと。「同市鵜浦町沖と能登島沖の二つの定置網には例年、年間3~5頭のイルカが入るが、今年はすでに20頭に達した」、「網にイルカが5、6頭に入っていた日が今年は10日もあった」、「今年はイワシが多いから、 イルカの群れが追ってきたのだろう」:

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特許「地震・火山噴火予知方法」


その方法とは、GPSデータを測定する「電子基準点のX、Y、Z三次元の座標軸の動きを測量。さらに3点の電子基準点を結んだ三角形の面積変動率を計測することで、地殻の微小な変動を解析」、「その時間的な傾向(トレンド)を把握、そこから大きく乖離した動きが10日以上続く場合には、地震の可能性が高い」と判断する。

「犠牲者を1人でも少なくするためにも、大地震には前兆現象があることをより多くの人に知ってもらいたいと思い、気象庁に『地震予測をやりたい』と連絡しました。そうしたら、『おおいにやって結構です』という思わぬ返事がありました。ただし、『民間人がやるのは“占い”だと思っています』ともいわれました」:

この方法による地震予測をおこなっているのは以下の民間会社です:

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2013年5月19日日曜日

小惑星〝1998 QE2〟が地球接近


日本時間6月1日午前5時59分、小惑星〝1998 QE2〟が地球に580万km(地球から月までの距離の約15倍)まで接近します。〝QE2〟の直径は2.7kmで、イギリスの豪華客船クイーン・エリザベス2世号の全長の約9倍あります:

少なくとも今後2世紀間は、この小惑星がここまで地球に近づくことはないとのことです。

NASAでは、この小惑星のサイズ、形状、表面の特徴、自転周期などを詳細に観測するために、カリフォルニア州ゴールドストーンにある直径70mのディープ・スペース・ネットワークのアンテナや、プエルトリコのアレシボ観測所の電波望遠鏡を活用して、5月30日から6月9日にかけて集中的な観測をおこなうことにしています。

この小惑星の名前は、国際的に承認されているルールによって、発見された時期にもとづいて割り当てられたもので、クイーン・エリザベス2世号とは無関係です。


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カモシカがトンネルに迷い込む ― 岩手県盛岡市


5月16日、岩手県盛岡市(地図)のJR山田線のトンネル内で、カモシカが快速列車に衝突し死亡しました:

盛岡市では、5月12日にもカモシカが住宅地にある野球場に現れ、捕獲されています:

盛岡市によると「例年、春先のニホンカモシカの目撃件数は5、6件。昨年度中に寄せられた報告例は計29件だったが、今年は16日現在、10件に上っている」とのこと(読売新聞)。

関連は不明ですが、5月16日、岩手県沖でマグニチュード5.1(震源の深さ約10km、最大震度4)の地震が発生しています。12日のカモシカ出現の4日後、16日のカモシカ衝突死の2時間半前のことです:

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事務所にカモシカ迷い込む ― 静岡県牧之原市


5月16日、静岡県牧之原市(地図)の事務所2階にニホンカモシカが迷い込んでいるのが見つかりました:

現場は、御前崎の北北西約20kmです。


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北朝鮮近海で群発地震 (続報)


5月19日付「北朝鮮近海で群発地震」の続報です。

18日に北朝鮮南西の海域で発生したM4.9の地震は、「韓国の地震観測史上で6番目に大きい地震」で、観測史上最も規模が大きい地震は「2004年5月に慶尚北道(キョンサンブクド)沖で発生したマグニチュード5.2」とのことです:

それにしても、M4.9(USGS発表ではM4.8)程度の地震が観測史上6番目の規模というのはうらやましいです。日本の気象庁震度で2前後の揺れで中央災害安全対策本部や消防防災庁が非常勤務体制に入ったのは、ちょっと慌てすぎ、騒ぎすぎではないでしょうか。

2番目の記事のタイトルに「日本で最多地震記録」とありますが、言っている意味がよく分かりません。

近代的な地震観測が始まる前の韓国では、M7クラスと推定される地震が発生しています:

韓国では、耐震性のある建物は全体の1~2割程度ということですから、陸上で強い地震が発生すれば甚大な被害が出る恐れがあります。


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北朝鮮近海で群発地震


北朝鮮の南西部近海(韓国領白翎島付近)で群発地震が起きています。18日朝には、これまでで最大のM4.8(震源の深さ13.5km、USGS発表、震央地図、韓国気象庁のリストではM4.9)が発生し、韓国各地でも震度2~4(改正メルカリ震度階級)の有感となりました:

韓国気象庁のリストによれば、同海域では5月14日以降、M2クラスが10回、M3クラスが3回、M4クラスが1回発生しています。


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2013年5月16日木曜日

Space Oddity


5月14日(日本時間)、3人の宇宙飛行士が144日間の国際宇宙ステーション(ISS)滞在を終えて地球に帰還しました:

3人のうち、ISSの司令官を務めたカナダ人の宇宙飛行士、クリス・ハドフィールド大佐が、ISS内で収録したギター弾き語りの歌が評判になっています。YouTube 上で5月12日から公開されていますが、現時点で再生回数が 1100万回を越えています。曲はデヴィッド・ボウイの「Space Oddity」。バンド活動をした経験があるらしく、素人離れした歌声です。ISSのキューポラ(半球天井)越しに見える地球を背景に歌う姿が実に印象的です。これがCGや特殊効果でなく、実写であるという点もすばらしいと思います:

ハドフィールド大佐の動画からもう二つ紹介します。無重力状態で湿ったタオルを絞るとどうなるか、涙を流すとどうなるか:

タオルを絞る実験では、いくつも水滴が漂って行きますが、周りにある電子機器をショートさせる危険はないのでしょうか。


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2013年5月15日水曜日

野球場にカモシカ迷い込む ― 岩手県盛岡市


5月12日、岩手県盛岡市にある岩手大学(地図)の野球場にニホンカモシカが迷い込みました。現場は盛岡市の住宅地にあります:

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2013年5月14日火曜日

月山で何かが起きている? ― 山形県


東北地方太平洋沖地震の前後で震央の分布を比較していると、震災前にはまったく地震が起きていなかった場所で、震災後に集中的に地震が発生しているケースが見つかります。以下は、山形県の震央分布を、東北地方太平洋沖地震の発生前792日間(2年2ヵ月)と、同地震以降の792日間で比較するGIF動画です:

この図の作成には気象庁地震カタログと以下のツールを使用しました:
TSEIS web version 0.1 DATABASE JMA
(クリックで拡大、転載不可)

震災後、地図中央部の月山(がっさん、地図)付近に震源の塊が現れています。断面図を見ると、震源の塊は深さ10km付近から地表近くまで伸びていることがわかります。

Wikipediaによると、月山が最後に噴火したのは約30万年前。気象庁が観測や監視をまったくしていないノーマークの火山です。


近畿圏中心領域大型地震 (続報-4)


5月4日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-3)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を5月13日付で出しています。先の情報では「第5ステージに突入した可能性が認識されます」となっていましたが、今回は「明らかに次ステップに移行したことが認識されます」となっています。その前提で地震発生時期を推定すると、早い場合は「7月2日±2」(6月16日前後に前兆が終息した場合)になるとのことです。ただし、「今後更に前兆極大が出現する等した場合は、終息時期等も変わります (中略) 過去例の無い初めての前兆出現形態のため、苦慮しておりますことをご理解ください」とも書かれています:

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2013年5月13日月曜日

広島県北部で地震増加


「10年度の同時期に県北部であった有感地震は5回。ことしは早くも、10年の年間16回に迫る頻度で地震が起こっている」、「ことし県内が震源地だった地震は計11回。うち6回は県北部に集中している。10年は年間で2回だった」:

参考までに、広島県と島根県を中心とした地域の震源分布図をGIF動画にしてみました。東北地方太平洋沖地震の発生前792日間(2年2ヵ月)と、同地震以降の792日間を比較しています。地図の範囲内では、東北地方太平洋沖地震以降に発生した地震の数が、前に比べて1.5倍に増えています。

この図の作成には気象庁地震カタログと以下のツールを使用しました:
TSEIS web version 0.1 DATABASE JMA
(クリックで拡大、転載不可)

地図の右上方、鳥取県米子市付近から南東に延びる地震多発帯は、2000年鳥取県西部地震(M7.3)の震源域です。

地図を見ていると、周りでは地震が起きているのにそこだけ取り残されたように地震が起きていない「空白域」がいくつかあるのに気づきます。顕著なのは、島根県飯南町(頓原町、地図)付近と浜田市(地図)付近です。前者の近くでは1978年島根県中部の地震(M6.1)、後者では1872年浜田地震(M7.1)が起きています。


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富士山噴火と琵琶湖地震


販売部数増を狙った煽り記事といえばそれまでですが、2ページ目の「富士山噴火の前兆」地図と、5ページ目の「串田法『前兆と発生時期のメカニズム』」の解説図は参考になります:

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十勝岳山麓の温泉成分に変化 ― 北海道 (続報)


3月20日付「十勝岳山麓の温泉成分に変化 ― 北海道」の続報です。

上記3月20日付の記事で既報ですので「なんで今?」という気がしますが、『読売新聞』が記事を掲載しています。「1988~89年噴火の約2年前と同じように、周辺の温泉成分が増加に転じ、気象庁も今後の変化を注視している」。詳しいグラフなどは、上記3月20日付の記事をご覧ください:

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2013年5月12日日曜日

日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報-2)


5月6日付「日暈、月暈、環天頂アーク、環水平アーク (続報)」の続報です。

その後も、環水平アークの出現が相次ぎました:

▼ 5月8日 秋田県秋田市 環水平アーク 「統計はないが、珍しい現象」(秋田地方気象台):

▼ 5月9日 広島県広島市 環水平アーク 「国内では春から夏にかけての正午前後に見られる。気象条件に左右される珍しい現象の一つ」(広島市江波山気象館):

▼ 5月10日 北海道帯広市 環水平アーク 「この地方では年に数回観測されるが、これだけ長時間、はっきりと見えるのは珍しい」「地震や大雨とは無関係」(帯広測候所):

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