2022年9月30日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-274)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 9月30日12:00 付けで更新情報を出しています。
 
9/28.3 PBF 完全終息認識 (55時間以上静穏) 9/29.6 直前特異出現認識 → 10/12 (±2) 対応地震発生の可能性濃厚 10/5-6 特異終息観測されれば確定
  
現状 —— 9月28日朝 06時に CH26観測装置(八ヶ岳)の PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)が終息。その後は静穏基線が続くも、9月29日朝 05時〜22時までの17時間だけ、今までには無い周期約7分の PBF変動が出現。中心時間帯には火山前兆変動も出現。その後は、火山前兆変動も含めて完全静穏基線が継続。特異変動は継続中。
 
 
今回の更新では、推定日に加えて、推定時間帯が若干変更されています。
 
推定日10月12日 ±2日
条件: 10月5日〜6日に前兆変動終息が確認できること
推定時間帯 09:00±3時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.339」所載の図5太線内
斜線の領域は可能性を考え易い参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
 

2022年9月29日木曜日

肋骨状の雲 — 北海道

 
9月28日昼ごろ、北海道苫小牧市、釧路市、札幌市、千歳市などで肋骨状の雲が目撃・撮影されました。気象衛星の写真にも写っているとのことです:
 
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小惑星 2022 SF19 が月と地球に接近・通過

 
9月25日に小惑星〝2022 SF19〟が月と地球の近くを通過して行ったことが、9月28日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2022 SF19
(2022年9月28日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月25日 02:29
 (地球)9月25日 08:56
接近日時 誤差
(月)±3 分未満
(地球)±2 分未満
接近距離 (月)1.02 LD
(地球)0.44 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
12.7 km/s ≅ 4万6000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近(日本時間)
公転周期1031 日 ≅ 2.82 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 

2022年9月28日水曜日

バルト海の海中で爆発と震動

 
バルト海を通ってロシアからドイツを経由して欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム 1」と「ノルドストリーム 2」の 3か所でガス漏れが起きています:

この件に関して、デンマーク・グリーンランド地質調査所(GEUS)が 2回の震動を観測しています。1回目は 9月26日午前2時3分、2回目はぴったり 17時間後の同日午後7時3分(日本時間 26日09時03分と27日02時03分)で、前者は M2.3、後者は M2.1 としています:

以下は、上記発表からの抜粋・テキトー訳です:
 
GEUSは、デンマーク夏時間 9月26日(月)早朝 02:03と、デンマーク夏時間 9月26日(月)19:03にバルト海で揺れを記録しています。両方の事象の時刻と場所は、ノルドストリーム 1 と 2 のガス漏れの時刻と場所と一致しています。

(図: ボルンホルムにある地震観測所の一つで記録された 02時03分の事象による波形)

最初の事象はリヒタースケールで 2.3、2番目の事象はリヒタースケールで 2.1でした。

この震動波形は、地震によるものとは似ていません。爆発現象で記録される典型的な波形によく似ています。

これらの震動は、ボルンホルムにある GEUS の2つの地震観測所、ステブンス観測所、およびスウェーデンとドイツの観測所で記録されています。
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-273)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 9月27日14:00 付けで更新情報を出しています。
 
10月11日±2 発生の可能性検討中 ひとつの可能性 CH20・21等特異・CH26-PBF = 10/5± 終息するか要確認
  
 今回の更新では、推定日に加えて、推定時間帯と参考推定領域(斜線域)が若干変更されています。
 
推定日10月11日±2日の可能性を検討中
条件: 10月5日前後までに前兆変動終息が確認できること
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.338」所載の図5太線内
斜線の領域は可能性を考え易い参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
 

小惑星衝突! (続報-3)

 
DART本体から分離され、DARTを追いかけるように飛行することから「DARTのパパラッチ」とも呼ばれる LICIACube(Light Italian CubeSat for Imaging of Asteroids)から撮影した衝突の様子です。右下の画像が最もはなばなしい感じです:
 
 
 
 LICIACube は衝突で飛び散ったデブリの情報や、衝突後にできたクレーターの画像なども送ってくることになっています。その後は、燃料の残量次第ですが、他の小惑星の探査もおこなうとされています。
 
 

小惑星衝突! (続報-2)

 
グーグルで「nasa dart」を検索すると、何かが衝突して画面が傾きます。お試しあれ。
 
 
 

小惑星衝突! (続報)

 
衝突の瞬間を ATRAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)が捉えた映像です。DARTが衝突したディモルフォスとディディモスは重なって見えているのか、それともディディモスは視野外にあって映っていないのか、よくわかりません:
 
 
 
DARTが衝突したのはディモルフォスですが、上のツイートで "impact at Didymos" とあるのは、ディディモス系(ディディモス+ディモルフォス)を指しているのだと思われます。
 
ATRAS はハワイ大学がNASAの資金適用を受けて運営している小惑星衝突早期警報システムで、ハワイ・チリ・南アフリカに4基の望遠鏡を設置して、毎晩数回、全天を自動的に走査し移動する天体を探しています。
 
 
 

2022年9月27日火曜日

木星大接近 59年ぶり

 
今夜 19時38分、木星がとなります。視直径 49.9秒、光度 −2.9等。
 
木星は約13ヶ月ごとに衝となりますが、今回は、木星が近日点近くにあるときに衝となるため、1963年以来59年ぶりの大接近となります。日没ごろに東の地平線から昇り、日の出ごろに西に沈むため、一晩中見ることができます。黄色味を帯びた落ち着いた光で輝いています。
 
 
 
70年ぶりの大接近とする記事もあります。どうしてこの差が生じるのか、よくわかりません:
 
ちなみに、前回木星が大接近した1963年には2つの大地震が発生しています:
  • 越前岬沖地震 M6.9
  • 択捉島付近 M8.1

神社の森から水が噴き上がる、高さ30〜40m — 北海道長万部町 (続報-5)

 
北海道長万部町にある飯生神社(いいなりじんじゃ、地図)の森で8月8日から続いていた水の噴出が、9月26日未明に止まりましたが、その理由について各メディアが専門家(道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所 高橋徹哉 専門研究主幹)の見解を乗せています。 

高橋氏は2つの可能性をあげています —— (1)ガスが自然に抜けて、噴出が止まった、(2)地層が崩壊して、井戸をふさいでしまった。後者の場合には再噴出の可能性があるとのことです。

「60年間たまったものが、この1か月で出たという状況だと思います。すぐにまた明日明後日に同じような30メートル吹き上げるような状態に復活するかというと、その可能性は私は低いんじゃないかなっていうふうには思っています」(高橋氏):

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小惑星衝突!

 
9月26日付「まもなく小惑星衝突」の続報です。
 
DART探査機が予定どおりに小惑星ディモルフォスに衝突しました。映像を見る限りでは、ディモルフォスは瓦礫の集合体のようです。瓦礫が衝突の衝撃を吸収してしまい、地球からの観測で検出できるほどには軌道が変化しないのではないかと心配になります。
 
 
 

小惑星 2022 SD9 が月と地球に接近・通過

 
9月24日に小惑星〝2022 SD9〟が月と地球の近くを通過して行ったことが、9月26日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2022 SD9
(2022年9月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月24日 00:45
 (地球)9月24日 06:36
接近日時 誤差
(月)±1 分未満
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.91 LD
(地球)0.64 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
13.5 km/s ≅ 4万9000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近(日本時間)2029年5月2日ごろ
公転周期834 日 ≅ 2.28 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 

2022年9月26日月曜日

神社の森から水が噴き上がる、高さ30〜40m — 北海道長万部町 (続報-4)

 
北海道長万部町にある飯生神社(いいなりじんじゃ、地図)の森で8月8日から続いていた水の噴出が、9月26日未明に止まりました。9月21日ごろから噴出の勢いが衰える兆候が現れていました(参照)。現在、現場では微量のメタンガスのみが検出されています。
 
噴出場所には、直径約5cm、深さ約1mの孔が開いており(写真から受ける印象では、もう少し大きく浅いように見えます)、その底には64年前に井戸を掘削したときの鉄管の頂部が見えているとのこと。長万部町では、その鉄管に圧力を調整するためのバルブを取り付けることにしています。孔の底に溜まっている水の表面には油膜が広がっているようです。

「2、3回どっどっと止まることがあって、2時に目が覚めた時にはすっかり止まっていた」(近隣住民):
 
[備考]9月26日06時55分、新月
 
 
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まもなく小惑星衝突

 
DART探査機の小惑星衝突まで24時間を切りました。衝突時刻は日本時間9月27日朝 8時14分です。 

Credit: NASA


以下はNASAのウェブサイトに掲載されているミッションの解説のテキトー訳です:
 
DART(Double Asteroid Redirection Test)は、力学的衝突によって小惑星の宇宙空間での運動を変化させ、小惑星の進路を変える方法の1つを調査・実証する世界初のミッションです。
 
この方法では、地球にとって脅威とはならない小惑星にDART探査機を意図的に衝突させ、その速度と進路を変化させます。DARTの標的は、地球近傍小惑星の連星系ディディモスで、直径約780mのディディモスと、その周りを回る直径約160mのディモルフォスからなっています。
 
DARTはディモルフォスに衝突して連星系内での軌道を変化させ、DART研究チームはDARTのディモルフォスへの力学的衝突の結果を、小惑星への力学的衝突の非常に詳細なコンピューター・シミュレーションと比較する予定です。これによって、このような(地球への)衝突回避方法の有効性を評価し、将来の惑星防衛シナリオにどのように適用するのが最善か、また、コンピューター・シミュレーションがどの程度正確で、実際の小惑星の挙動をどの程度反映しているかを評価します。
 
衝突の様子は、衝突前にDART探査機本体から分離された LICIACube(Light Italian CubeSat for Imaging of Asteroids)によって撮影されます。また、ディモルフォスの軌道の変化は地上から観測されます。
 
ディモルフォスは、人為的に軌道を変化させられた最初の天体となります。
 
 

2022年9月25日日曜日

南海トラフ掘削で予想外の結果

 
南海トラフをこれまでで最も深くまで掘削したところ、予想外の結果 —— 最後の大地震以来蓄積されているはずの水平応力はゼロに近く、まるで蓄積されたエネルギーをすでに解放してしまったかのようであった:

一部を抜粋・テキトー訳しました:
 
日本の南海トラフ沈み込み帯の海底地震断層をこれまでよりも深くまで掘削したテキサス大学オースティン校の科学者たちは、(蓄積されている)テクトニック・ストレスが予想より小さいことを発見した。
 
当該断層はほぼ100年ごとに大地震を発生させ、次の大地震を起こす歪みを蓄積中であると考えられているため、学術誌『Geology』に掲載されたこの研究成果は、難問を(学界に)突きつける。 
 
テキサス大学地球物理学研究所(UTIG)の所長で、この断層を掘削した研究・科学ミッションを共同で指揮したデミアン・サッファー氏は、「ここ(掘削地点)は沈み込み帯の中心で、断層が固着している場所の真上にあり、地震が起きるまでの間にシステムがエネルギーを蓄えていると予想されていたところです」、「今回の結果は、このようなシステムにおける応力について、私たちの考え方を変えるものです」と語る。
 
南海(トラフの)断層は何十年も動いていないが、蓄積されたテクトニック・ストレスの顕著な兆候をまだ見せていないことを、この研究は示している。サッファー氏によれば、このことは当該断層に対する長期的な見通しに変更を迫るものではない。当該断層が最後に破断したのは1946年で、津波を引き起こし数千人の犠牲者を出したが、今後50年の間に再び破断すると予想されている。
 
予想に反して、最後の大地震以来蓄積されたと思われる水平応力はゼロに近く、まるで蓄積されたエネルギーをすでに解放してしまったかのようであった。
 
研究者たちは、(予想外の結果に対する)いくつかの説明を提案している —— 断層が大地震で滑るために必要な蓄積エネルギーが、これまで考えられているより少ないだけかもしれないし、応力は掘削ドリルが到達したよりも断層に近いところに潜んでいるのかもしれない。あるいは、プレートによる押しが今後数年のうちに突然起こるという可能性もある。いずれにせよ、今回の掘削は、当該断層のさらなる調査と長期的なモニタリングの必要性を示していると研究者は述べている。


タウポ山の警戒レベル引き上げ — ニュージーランド

 
ニュージーランド北島の中央部に位置し、「ニュージーランドのイエローストーン」とも呼ばれるタウポ山(地図)の噴火警戒レベルが 、9月20日に "Volcanic Alert Level 1(minor volcanic unrest)" に引き上げられました。同山の警戒レベルが引き上げられたのは初めてのことです:
 
タウポ山では今年5月から、カルデラ湖である巨大なタウポ湖の湖底で地震が増加し、加えて地殻変動も観測されているため、警戒レベルの引き上げに至ったものです。地震は、タウポ湖中心部の深さ4~13kmを中心に発生しており、2つのクラスターを形成しているとのことです。
 
GeoNetの資料によれば、タウポ山が最後に噴火したのは西暦232年±10年。また、Wikipedia によれば、同山は西暦186年に火山爆発指数(VEI)7 の超巨大噴火を起こし、カルデラ湖であるタウポ湖を形成、また、2万6500年前には VEI 8 の破局的大噴火を起こしているとのことです。

 

アメリカ領サモアで群発地震続く (続報)

 
アメリカ領サモアのタウ島(地図)北方の海域で7月下旬から続いている群発地震は、発生頻度が低下し、火山活動の兆候も見られないため、米国地質調査所(USGS)ハワイ火山観測所(HVO)は、これまで毎日出していた更新情報を9月22日から週1回の発出に変更しました:
 
上記文書によると、地震はタウ島の北側で発生しており、震源は時間の経過とともに移動していないとみられています。また、地震観測機器はタウ島と同島の属するマヌア諸島に配置されているが、島の分布が東西方向に限られているため、震源の位置決定に大きな不確実性があるとのことです。
 
 
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アイスランド北部で激しい群発地震 (続報-2)

 

9月7日ごろからアイスランド北部の海域で続いていた激しい群発地震は、地震の発生回数が減り、終息に向かっているようです。9月11日付9月12日付の記事にあるグラフと比較してみてください。
 
 「ご覧のとおり、すべての地震の『危機』が噴火で終わるわけではないのです」(震央分布図の全体はこちらをクリックしてください): 

 
 
 

2022年9月24日土曜日

神社の森から水が噴き上がる、高さ30〜40m — 北海道長万部町 (続報-3)

 
北海道長万部町にある飯生神社(いいなりじんじゃ、地図)の森で8月8日から続いている水の噴出ですが、9月21日ごろから時折、勢いが衰える様子が見られるようになっています。高さ約 30m まで吹き上げていた水柱が23日午前には3分の1ほどの高さになり、午後には元に戻ったとのことです。
 
「1 キロほど離れた役場から見える水柱は、おととい(21日)から木の上まで噴き出す姿が時折見られなくなる時間が長くなってきた」、「きょう(23日)は特に音も半減していまして、勢いも半減しているように感じられます」、「けさ(23日)時点では水の噴出の勢いが弱まり、高さも木の下まで落ちてきているのが分かります」:
 
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2022年9月23日金曜日

サルの大群が住宅街を移動 — 三重県桑名市

 
三重県桑名市(地図)で、サルの大群が住宅街を移動していく様子が撮影されました。撮影日時は明記されていませんが、最近のことだと思われます。
 
「恐らく何かに驚いてパニックを起こしたりとか、町の方に何頭か出てきて、それに他のサルたちがついて歩いてきた」(動物研究家):
 
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2022年9月22日木曜日

空が割れた — 岩手県、宮城県

 
9月21日朝、岩手県や宮城県などで空が雲と青空に二分される現象が見られました。気象衛星からの画像でも確認できます。いわゆる「断層状の雲」というものだと思われます:

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2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
9月17日から20日にかけて、小惑星〝2022 SJ3〟と〝2022 SK4〟が地球と月のそばを通過して行きました。このうち、SK4 は地球に 0.039LD(地心距離約1万5000km)まで接近し、気象観測衛星「ひまわり」などの静止衛星よりも地表に近いところを掠めていきました。対地速度は時速4万7000kmで、この種の小惑星としては平均的でした。
 
2022 SJ3 (2022年9月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)9月17日 20:04
 (月)9月17日 21:31
接近日時 誤差
(地球)±1 分
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.364 LD
(月)1.334 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
15.8 km/s ≅ 5万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2029年3月23日ごろ
公転周期784 日 ≅ 2.15 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2022 SK4 (2022年9月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月19日 22:01
 (地球)9月20日 06:41
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.554 LD
(地球)0.039 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
13.0 km/s ≅ 4万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2023年3月3日
公転周期219 日 ≅ 0.60 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2022年9月20日火曜日

台湾で M7.2 (続報)

 
立っていられないほどの揺れだったようです(動画の最後の方で流れる脱力系の音楽は何なのでしょう?):
 
 
 
超高層ビル・台北101 の巨大な制振装置も揺れました。直径 5.4m、重さ 728トン:
 
 
 
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山口県北西沖で M4.4、海洋ガス田との関連は?

 
9月19日20時40分、山口県北西沖を震源とする M4.4、深さ26km の地震がありました(震央地図、速報値は M4.6、深さ 10km、最大震度 1 でした)。 

滅多に地震が起きない場所ですし、今年5月から試掘が始まっている海洋ガス田(略地図)にも近いので調べてみました。海洋ガス田の位置は島根県浜田市から130km、山口県萩市から150kmとしか発表されていません。一方、今回の地震の震央は「35°16.7'N 130°59.0'E」と気象庁の震源リストには記載されています。これは、浜田市から108km、萩市から103kmの距離になります。海洋ガス田の広がりがどの程度なのかわからないのではっきりしたことは言えませんが、今回の地震は海洋ガス田とは関係がなさそうです:
 

メキシコで M7.6

 
日本時間9月20日03時05分ごろ(現地時間19日13時05分ごろ)、メキシコ中西部の太平洋岸で M7.6、震源の深さ 15.1km の地震が発生しました(震央地図)。建造物の被害などとともに、死者も出ているもようです。また、津波も発生しています。
 
メキシコでは、過去に2回、同じ日付に大地震が起きており、それら教訓とする防災訓練が行われていました。その訓練が終わった後に今回の地震が襲ってきたということです。

以下は、米国地質調査所(USGS)による「テクトニック・サマリー」の抄訳です:
 
2022年9月19日にメキシコ太平洋岸付近で発生した M7.6 の地震は、浅いところにある衝上断層(低角逆断層)が原因で発生した。この地震の位置、深さ、発震機構は、沈み込むココス海洋プレートと北米プレートの境界界面上またはその近傍での滑りと大筋で一致している。メキシコ太平洋岸の広域テクトニクスは、ココス・プレートが年速約 70mm で北東に向かって北米プレートの下に沈み込むことに支配されている。

通常、(地震は)地図上では点として描かれるが、今回のような規模の地震は、より大きな断層領域での滑りとして表現するのが適切である。今回のような規模と発震機構の地震(の断層)は、通常は、約90 × 40km(長さ×幅)の大きさがある。
 
 
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2022年9月19日月曜日

台湾で M7.2

 
09月18日15時44分ごろ、台湾南東部で M7.2 の地震がありましたが、その時、建設中の建物の上で撮影された動画です。未完成の建物の上でこのような大きな揺れはさぞかし恐ろしかったことと思います:

なお、日本の気象庁は M7.2、震源の深さは「ごく浅い」、米国地質調査所は M6.9、深さ10.0kmと発表しています。
 

高層ホテルで横揺れときしみ音 — 宮城県仙台市

 
9月18日23時30分ごろ、宮城県仙台市の三井ガーデンホテル仙台(地図)で、横揺れときしみ音がすると宿泊客から通報があり、消防や警察が出動しました。深夜にもかかわらず、宿泊客は屋外に避難、1人が転んでけがをしました。

原因は制振装置の誤作動と発表されています。18階建ての同ホテルでは屋上に制振装置が設置されていますが、その制振装置が揺れを感知していないにもかかわらず作動し、逆に建物を揺らしてしまった、とのことです。同ホテルのホームページには「本件に関しては、強風による建物の揺れを低減し居住性を高める目的で屋上に設置された制振装置の誤作動により発生したことが判明しております」との説明が記載されています:

何がきっかけで制振装置の誤作動が起きたのでしょうか。気象庁の震源リストによると、23時28分ごろには石川県能登地方を震源とする M2.6、深さ12km、最大震度1の地震が発生していますが、規模が小さい上に遠すぎます。また、23時39分ごろには宮城県沖で M2.3、深さ33kmの地震が発生していますが、これも遠すぎます(震央は仙台市の東方約110km)。ということで、誤作動のきっかけはわかりません。
 
 

2022年9月17日土曜日

東京湾で M2.7 と M2.6

 
9月16日19時00分、東京湾を震源とする M2.7、震源の深さ 19km、最大震度 1 の地震がありました(震央地図、速報値は M2.5、深さ 20km でした)。

震央付近では、フィリピン海プレートの上面の深さは 25km 前後、太平洋プレートの上面の深さは 80km 前後ですので、今回の地震は陸側プレート内で起きたと思われます。

この地震に先立つ 18時20分、ほとんど同じ場所で M2.6、深さ 19km の無感地震が発生しています。
 
 

2022年9月16日金曜日

地震波と歌うクジラ

 
イギリスの地震学者のツイートから —— 海底地震計が捉えた地震波とクジラの鳴き声です(後者には "W" が付されています、拡大図):
 
 
 

広範囲に波状雲 — 北海道東部

 
9月14日、北海道東部や北方領土近海の広い範囲に波状雲が現れました。
 
「北寄りの強風が地形の影響で波打つような流れになり、こうした波状雲を作り出しています」:
 
 

肋骨状の雲 — 北海道札幌市

 
9月15日夕方、北海道の各地で肋骨状の雲が見られました。
 
「温暖前線や低気圧が接近中の時に波状雲が見られる時は、低気圧などが近づくにつれて波状雲の現れる高度が低くなるため、地上から見ると一つ一つが太くなっていくような変化が現れます」:

写真の撮影者は「空に長い横断歩道が見えてます」と表現しています。面白い例えだと思います。
 
 

2022年9月15日木曜日

大型の蛾「クスサン」大発生 — 北海道

 
大型の蛾・クスサンが、8月下旬から北海道の各地で大発生しています(写真1写真2)。クスサンは、羽を開くと全長10~13cmで、生息域は北海道から沖縄まで日本全国。

「ここ50年で、これだけのガが発生したのは2回しか記憶にない」(滝川市の飲食店主72歳)、「クスサンは決まった発生周期はなく、大量発生している理由も断言できない」(岩手大農学部講師)、「今年は街灯や路面を埋め尽くすほどの数が確認され、浜益区の住職白井宣道さん(68)は『今年の多さは異常。記憶にない』と驚く」:
 
上川、空知など、北海道の行政区分についてはこちらの地図を参照してください。
 
 
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古代の溶岩に残る謎の手形と足形

 
手や足を押しつけたら凹むような状態の溶岩というのは、まだかなり高温だと思うのですが、この手形と足形を残した女性(?)は無事だったのでしょうか ——
 
米国北西部ワシントン州の活火山・レーニア山の南に広がる広大なギフォード・ピンチョット国有林(地図)。西部には1980年に大噴火で山体崩壊を起こしたセント・ヘレンズ山もそびえています。
 
この国有林の南東部にグース湖(Goose Lake、地図)という小さな湖があり、その水面下にある約8100年前の溶岩(玄武岩)の表面に一組の手形と足形が確認されています: 
 
以下は、上掲記事からの抜粋・テキトー訳です:
 
かつては乾いた土地にあったこの手形と足形は、現在ではほとんどの期間、水中にある。この手形と足形は、ビッグ・ラバ・ベッド(Big Lava Bed)と呼ばれる地形の端にある融けた岩(現在は玄武岩)に手足を押しつけて残されたもので、人間の手形と足形が一組ずつ残っている。地質学者によると、この手形と足形は何千年も前からそこにあったとのこと。入植者が初めて気づいたのは1890年代のことと考えられている。
 
ギフォード・ピンチョット国有林の遺産プログラム・マネージャーである Matthew Mawhirter 氏は、グース湖の手形と足形を見ると、それがどのように作られたかを推測するのは容易だと言う。「まるで誰かがそこに立っていたかのように、2つの足形が並んでいます」、「岩から飛び降りて両足で着地したものの、勢い余って前に倒れそうになり、自分をささえるために両手を地面につき、それから、立ち上がろうとして手で地面を押したかのように、2つの手形は2つの足形の少し前にあるのです」
 
手形と足形は、その大きさから、女性か10代の少女のものと考えられている。
 
ビッグ・ラバ・ベッドは約8,100年前に溶けた岩石で形成されたので、これはまさに古代の歴史であり、今はエバー・グリーン州(ワシントン州のニックネーム)と呼ばれている場所に住んでいた人間の特別な(そしておそらくはトラウマになるような)瞬間を意図せずに記録しているのである。
 
「完璧な手形と足形があるのに、まわりには何もないのです」、「しかも、溶岩流の端にあるわけでもないんです」、「私は火山学者ではありませんが、岩がまだ柔軟であるためには、その上に立つことはおろか、素肌をつけたくないほど高温でなければならないと想像できます」と、Mawhirter 氏は語る。

森林局は長年にわたってこの手形と足形にまつわる先住民の物語を集めてきた。その中には、若い乙女が悪霊から逃れるために山の頂上から飛び降りたという話も含まれている。
 
 

温泉の温度低下、成分変化 — 福井県鯖江市

 
福井県鯖江市にある「神明苑」(地図)の温泉の源泉で、「温度が温泉法の基準を下回り、温泉成分も(前回調査の)2016年の結果を下回った」とのことです。また湯の量も減っているようです:
 
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大地震前夜にコウモリの大群 — 中国・四川省

 
 日本時間 9月5日午後に中国・四川省で発生した M6.8の地震(USGSの発表では M6.6、震源の深さ 10km、震央地図)では大きな被害がでました。現時点で、死者93人、行方不明者25人と報道されています。

この地震の前日(4日)夜、四川省綿竹市(地図、震央からの距離 260km)では大量のコウモリが飛んでいたことから、「地震の前兆」だったのではないかとの声が上がったとのことです。しかし、綿竹市の住民は「4日夜には確かに大量のコウモリが飛んでいた。ただ、ここ数年は毎年、夏の夕方に現れる」と語り、市当局も「例年発生しており、正常な自然現象」との見方を示しています:
 
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オーロラと銀河鉄道

 
9月2日にアラスカ・フェアバンクス郊外で撮影されたオーロラとスペースX社のスターリンク衛星群の動画です。オーロラよりも上に見えているのは北斗七星でしょう:
 
パキスタンでも撮影されています。こちらの「列車」はアラスカよりも長いです。UFO 騒ぎも起きました:
 
 
 
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ニュー・ヘブリデス海溝で M7.0

 
9月14日20時04分ごろ、バヌアツの南南東、ニューカレドニアのロイヤルティ諸島の東方のニュー・ヘブリデス海溝付近で M7.0 の地震が発生しました(震央地図)。震源の深さは、米国地質調査所(USGS)は 144.9 km、Geoscoppe は 139km としています。

以下は、USGSの資料にある「テクトニック・サマリー」の抄訳です:
 
 2022年9月14日に発生したロイヤリティ諸島地震は、地表から約145km下の急傾斜あるいは中程度の傾斜の断層で発生した斜めにずれる正断層によって発生した。このような深さでの正断層は、一般に沈み込むプレート内部の破断と解釈される。

この地震が発生した場所では、オーストラリアプレートが太平洋プレートに対しておおよそ北方向に年速 73mm で移動し、ニュー・ヘブリデス海溝からバヌアツ島弧の下に沈み込んでいる。今回の地震は、これら2つのプレートの境界付近で発生したもので、沈み込むオーストラリア・プレートのスラブがマントル深部に沈み込む際に発生する曲げによる応力によって、断層が形成されたものと推定される。

この規模の地震は、地図上では点として描かれることが一般的だが、より大きな断層領域での滑りとした方がより適切に記述できる。この規模の地震は、通常、約40×20km(長さ×幅)の大きさがある。
 
 
 

2022年9月12日月曜日

アイスランド北部で激しい群発地震 (続報)

 
9月11日付「アイスランド北部で激しい群発地震」の続報です。
 
「アイスランド北部の地震活動は、回数とエネルギーが減少しているものの、継続しています。繰り返しますが、これら(の地震)はすべて、監視が必要というよりは、むしろ通常の出来事であるということを心に留めておいてください。連続する地震が必ずしも差し迫った噴火を意味するわけではありません! 公式の情報源に留意してください!」(地図の上部が見えない場合はこちらを参照してください):
 
 
 

パプア・ニューギニアで M7.6

 
9月11日08時47分ごろ(日本時間)、ニューギニア島東部で M7.6 の地震がありました(震央地図)。震源の深さは研究機関によって大きく異なっていて、USGS は 90.0km、EMSC は 80km、Geoscope は 39km としています。発震機構解は、正断層の運動による地震であることを示しています。



震央は、ニューブリテン島南岸沿いに伸びるニューブリテン海溝の西端部がニューギニア島に上陸しているところで、インド・オーストラリア・プレートが北に向かって年速 72mm で南ビスマルク・プレートの下に沈み込んでいるとされています。沈み込み帯ですので、正断層の地震というのは奇異な感じがしますが、地下の構造が単純な沈み込み帯とは異なっているようです:
 
 
 

2022年9月11日日曜日

雷雨を撮影中に謎の物体が山に落下

 
8月上旬、カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州カムループス(地図)在住の女性が、新しく手に入れた携帯電話ギャラクシーをテストするために雷雨を動画撮影していたところ、奇妙なものが空から山に落ちてくる様子が映っていたとのこと。女性は撮影中には気づかず、あとで動画を再生して気づいたそうです。

記事を書いたジャーナリストは、専門家や山がある地域の先住民族にも動画を見せて尋ねていますが、明確な答は得られていません。
 
「(撮影した女性は)当時、ノース・トンプソン川を見下ろすハルストン橋沿いのベンチ付近で車の外にいたので、(車の)ガラスについた雨滴の可能性はない。一方、携帯電話のレンズについた雨粒も、最終的な画像ではもっと大きく写る可能性が高いと(女性は)言う」:

類似の事例は以下の関連記事をご覧下さい。
 
 
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アイスランド北部で激しい群発地震

 
アイスランド南西部・レイキャネス半島での噴火は止まり、地震発生も落ち着いていますが、今度はアイスランド北部・グリムジー島(Grímsey、地図)の東を中心とした領域で激しい群発地震が起きています。

群発地震が始まったのは9月7日ごろから(アイスランド気象局の記事では9月8日から)で、数千回の地震が観測されています。これまでで最大の地震は 9月8日04:01の M4.9 です。

「この地域で地震は珍しくはないが、(この群発の)発生頻度は実に異常である」(ツイート中の地図の上半分が見えない場合はこちらをご覧下さい):
 
 

ロール状の雲出現 — 北海道積丹半島沖

 
9月9日、北海道積丹半島(地図)の沖にロール状の長く伸びる雲が現れ、撮影されました。気象衛星の画像にもその様子が捉えられています。

「宗谷地方を通過した前線の雲の一部であると考えられます」:

動画で見ると、雲の長さと低さがよくわかります。撮影者は「モーニンググローリーでは?」と述べています。
 
 

レーニア山噴火切迫のデマ

 
米国北西部、ワシントン州シアトル市の南南東約97kmにあるレーニア山(Mount Rainier、地図)が噴火するのではないかという噂が広まり、米国地質調査所(USGS)やワシントン州危機管理局が否定する騒ぎがありました。

事の起こりは、9月7日午後、シアトルの地元放送局の気象学者が、レーニア山の火口から蒸気が噴出しているように見える動画をツイッターに投稿したこと。この動画はすぐに拡散され、翌朝までに81万2千ビューを記録しました。
 
 ワシントン州危機管理局のツイート ——「それは単に雲と言うべきではなく、『大気中の』雲というべきものです。この雲は火山の『内部』から発生したものではありません。それをネタにして騒ぎ立てようとするのはやめるように」:
 
 
 米国地質調査所のツイート ——「この一件は、動画を共有した人物が投稿したツイートに原因があるようで、その人物は『venting(放出)』という用語を使いました。これは正しくありませんし、その人物は火山学者ではありません。 私たちは数時間にわたってその誤った解釈の訂正に携わっています」:
 
 
 
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2022年9月10日土曜日

リヒテンシュタインで地震

 
9月1日20時57分(日本時間)ごろ、スイスとオーストリアに挟まれたリヒテンシュタイン公国を震源とする地震がありました。欧州・地中海地震学センター(EMSC: European-Mediterranean Seismological Centre)の発表によると、ML4.1、震源の深さは 0km(震央地図)。

この地震による人的・物的被害はなかったもようです。この地震が発生したとき、リヒテンシュタインの議会では地震保険についての討論が行われていました。震源が浅かったためか、M4クラスの割には揺れが大きかったようです:

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エリザベス女王崩御

 
NASAのツイートから ——「エリザベス 2 世女王の在位は宇宙飛行のすべてに及び、(ソビエト連邦最初の人工衛星)スプートニクと(アメリカ合衆国最初の人工衛星)エクスプローラー 1 号よりも前にさかのぼります。女王の崩御を哀しむこの惑星の人々に加わるとき、私たちはエリザベス女王陛下が長年にわたって私たちの宇宙飛行士たちに示された関心に心を動かされます」:
 
 
 写真は、女王とアポロ11号の乗員。左から、マイケル・コリンズ司令船操縦士(2021年4月28日死去)、ニール・アームストロング船長(2012年8月25日死去)、女王、バズ・オルドリン月着陸船操縦士(現在92歳)。
 
女王の国葬で安倍元首相の国葬は影が薄くなってしまった感がありますが、女王と元首相には誕生と死去の日付が同じ(21日生まれ、8日死去)という共通点があります。 

Apropos of nothing ですが、2人が死去する前1週間ほどの星の巡りを調べてみました。

安倍元首相:
  • 7月2日 金星がアルデバランの北4°10′に接近
  • 7月3日 アルゴルが極小光度、 月がレグルスの北4°55′に接近
  • 7月4日 てんびん座デルタ星が極小、地球が遠日点を通過
  • 7月6日 月が天の赤道を通過
  • 7月7日 くじら座のミラが極大光度
  • 7月8日 月がスピカの北4°51′に接近

エリザベス女王:
  • 9月3日 さそり座オミクロン星の掩蔽
  • 9月4日 月がアンタレスの北2°31′に接近、アルゴルが極小光度、てんびん座デルタ星が極小光度
  • 9月5日 金星がレグルスの北0°47′に接近、月の赤緯が最南
  • 9月6日 アルゴルが極小光度
  • 9月7日 月が冥王星の南2°38′に接近
  • 9月8日 月が近地点通過、月が土星の南3°56′に接近
 
レグルスはしし座の1等星。イギリスの国章やイングランド王室の紋章には獅子(ライオン)の図柄が描かれています。冥王星(プルートー)はローマ神話に登場する冥府の王の名に由来します。土星は老齢を象徴するとされています。
 
 
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