2014年9月30日火曜日

定置網にクジラ ― 神奈川県小田原市


9月28日、神奈川県小田原市米神(地図)沖の定置網に、クジラがかかっているのが見つかりました。体長約15mで、すでに死んでいました。「最初は船が転覆しているのではと思った」:

関連記事

漁港に衰弱したイルカ ― 福岡県福岡市


9月27日、福岡県福岡市の奈多漁港(地図)にイルカの一種、ユメゴンドウが衰弱した状態で現れ、保護されました。ユメゴンドウは、福岡県内では「2000年に北九州市沿岸で発見された例がある」とのこと:

関連記事

噴火の前兆雲?


「地震雲」ファンにはたまらない記事かも知れません。噴火の前日に御嶽山の方向に現れた雲:

以下がブログ記事です。下の方の2枚が問題の雲の写真です。「何かの合図のように思えてなりません 自然に畏敬を込めて 穏やかに!穏やかに!願います」:

関連記事

火星のヒトデ


火星探査車キュリオシティは当初からの目的地であるシャープ山(正式にはアイオリス山)の麓に到着していますが、この山に近づくにつれて〝変なもの〟が写る頻度が高くなっているように感じます。以下は、平板な岩石の上に露出している「ヒトデ」のようなものです:

キュリオシティはこれからシャープ山の山頂に向かって登っていくことになっています。シャープ山は20億年を越える沈殿物の地層でできており、火星の歴史を太古から現在にいたるまで順番に調査できると期待されています。

麓から山頂までの高度差は5500mほどあります。心配なのは、キュリオシティの車輪の劣化です。摩耗が進み、穴があいたりひびが入ったりしており、登坂にどの程度まで耐えられるか危惧されています。


関連記事

2014年9月29日月曜日

御嶽山の噴火後に発生した被害地震


「地震の後に噴火あり、噴火の後に地震あり」と言われます。そこで、御嶽山(地図)の過去3回の噴火の後に、関東甲信越・東海地方で発生した主な被害地震を拾い出してみました。使用した資料は、気象庁の「日本付近で発生した主な被害地震(平成8年以降)」とWikipediaの「地震の年表 (日本)」です。太字は地震名、灰色の文字は対象地域外の大地震を示しています。

▼ 1979年10月28日 中規模水蒸気噴火

年月日 震央/地震名 M 最大震度
80-06-29 伊豆半島東方沖 6.7 5
80-09-25 千葉県北西部 6.1 4
82-07-23 茨城県沖 7.0 4
83-05-26 日本海中部地震 7.7 5
83-08-08 山梨県東部 6.0 4
84-09-14 長野県西部地震
御嶽山山体崩壊(「御嶽崩れ」)
6.8 6
(王滝村)


▼ 1991年5月13日~16日 ごく小規模な水蒸気噴火

年月日 震央/地震名 M 最大震度
93-10-12 東海道南方沖 6.9 4
95-01-17 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) 7.3 7


▼ 2007年1月~3月 水蒸気噴火

年月日 震央/地震名 M 最大震度
07-03-25 能登半島地震 6.9 6強
07-04-15 三重県中部 5.4 5強
07-07-16 新潟県中越地震 6.8 6強
07-08-18 千葉県南部 4.8 5弱
07-10-01 神奈川県西部 4.9 5強
08-05-08 茨城県沖 7.0 5弱
08-06-13 長野県南部 4.7 4
08-06-14 岩手・宮城内陸地震 7.2 6強
09-08-11 駿河湾 6.5 6弱
09-12-17 伊豆半島東方沖 5.0 5弱
09-12-18 伊豆半島東方沖 5.1 5弱
10-05-01 新潟県中越地方 4.9 4
11-03-11 東北地方太平洋沖地震 9.0 7


関連記事

2014年9月28日日曜日

火星の「信号機」


もう一つ、火星探査車キュリオシティが撮影した〝変なもの〟を紹介します。火星の信号機の化石だという人もいます。画面の左上、砂から突き出ています(比較: 地球の信号機の画像):

こういう形の岩石がどのようにしてできるのか、非常に不思議です。


関連記事

火星の「ボール」


Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS

以前、火星探査車キュリオシティが撮影した「卵」を紹介しましたが(記事)、またキュリオシティが〝変なもの〟を撮影しました。今度はほぼ完全な球体です:

まるで火星人が地球人をからかうために、色々なものを置いているようです。次は正4面体とか立方体が岩の上に鎮座しているかも知れません(笑)。


関連記事

神は存在せず


キリスト教が蔓延する西欧社会で「自分は無神論者である」と表明することはかなり勇気のいることのようですが、『ホーキング、宇宙を語る』などの著書で有名な英国の理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士がスペインの大手新聞『El Mundo』のインタビューに答えて、自分は無神論者であると表明したことが話題になっています。

「この世界は超越的な存在によってではなく、科学的に説明可能な現象によって作られた」、「われわれが科学を理解する前は、神が世界を作ったと信じるのは自然なことであった。しかし、今や科学はもっと説得力のある説明を提示している」、「宗教は奇跡の存在を信じるが、それらは科学とは両立し得ない」、「私は無神論者である」:

少し気になるのは、名のある報道機関、たとえばアメリカの『Wasington Post』、『CNN』、イギリスの『The Daily Telegraph』、『BBC』などのサイトにはこの件に関する記事が見当たらないことです(私の見落としかも知れませんが)。世界最高の英知とも評される人物が無神論者であっては都合が悪いからでしょうか。無神論についての報道には読者の強い反発が予想されるため、自主規制のようなものがあるのかも知れません。

ホーキング博士は、2010年の『ABC News』のインタビューでは次のように答えています ―― 「この世界で起こる現象の背後にある科学を知る以前、人間は世界を理解するために神を作り出した」。

科学の立場から宗教を批判した書籍に、リチャード・ドーキンス博士の『神は妄想である 宗教との決別』(早川書房)があります。分厚い本ですが一読をお勧めします。以下は、同書カバーの折り返しに書かれた概要からの引用です:
人はなぜ神という、ありそうもないものを信じるのか? 物事は、宗教が絡むとフリーパスになることがままあるが、なぜ宗教だけが特別扱いをされるのか? (中略) ドーキンスは科学者の立場から、あくまで論理的に考察を重ねながら、神を信仰することについてあらゆる方向から鋭い批判を加えていく。宗教が社会へ及ぼす実害のあることを訴えるために。神の存在という「仮説」を粉砕するために。

神の存在ということで思い出すのは、ずいぶん昔に読んだフレドリック・ブラウンの短編小説です。うろ覚えですがこんな内容でした ―― 人類が銀河系の数百億の惑星に植民した遠い未来。全ての惑星のコンピューターを超光速通信で結んだネットワークが完成します。人類が蓄えてきた全ての知識にアクセスできる巨大人工頭脳の誕生です。完成を祝う式典で、人類の代表者が人工頭脳に対して最初の質問をします。それは人類誕生以来答えの得られていない問いでした。「神は存在しますか?」 それに対する人工頭脳の予想外の答えは、これからこの短編を読まれる方もおられると思いますので、ここには書かないでおきます。


関連記事

2014年9月27日土曜日

御嶽山が噴火 ― 長野県・岐阜県


9月12日付「御嶽山で火山性地震増加 ― 長野県・岐阜県」の続報です。

すでに報道でご存じと思いますが、本日(9月27日)11時53分に御嶽山(地図)が噴火し始めました。噴火警戒レベルは「1(平常)」から「3(入山規制)」に引きあげられました(「火山名  御嶽山  噴火警報(火口周辺)」)。

以下は、21時00分に気象庁が発表した「解説情報 第7号」からの引用です:
御嶽山では、本日(27日)11時53分頃に噴火が発生しました。

山頂火口の状況は視界不良のため噴煙の高度は不明ですが、中部地方整備局が設置している滝越カメラでは南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロメートルを超えるのを観測しています。11時41分頃から連続した火山性微動が発生し、現在も噴火が継続していると推測されます。

11時台から19時台までに火山性地震は358回(速報値合計)発生しています。

以下は、防災科学技術研究所の Hi-net 高感度地震観測網で観測された本日11時台の連続波形画像です。11時51分あたりから揺れが記録されています:

今回の噴火は不意打ちでした。9月10日から火山性地震の増加があったものの、すぐに減少に転じたので、そのまま終息に向かうだろうと思われました(グラフ)。また、山体膨張は観測されていませんでした。これまで観測されていなかった火山性微動が噴火の10分ほど前に始まったのが前兆といえるかも知れませんが、これとてその後に噴火が始まったから前兆だったと判断できるものです。「平成26年 No.39 週間火山概況 (平成26年9月19日~9月25日)」には、御嶽山の直近の状況について次のように書かれています:
御嶽山では、9月10日、11日に火山性地震が多くなりましたが、次第に減少し、今期間はやや少ない状態で経過しました。地震の振幅はいずれも小さく、火山性微動は発生していません。

噴煙及び地殻変動の状況には特段の変化はありませんでした。


関連記事

小惑星 2014 SU223 が地球接近


9月26日午後7時23分(日本時間)、小惑星〝2014 SU223〟が地球に2.03LD(1LD=地球から月までの平均距離)まで接近しました。

この小惑星は9月24日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は10~23mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速12.81km(時速約4万6000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2014 SU223 10~23 9月26日 19:23 2.03
(LD: 地球から月までの平均距離=1) 


関連記事

小惑星 2014 SB224 が地球接近


9月22日午後10時46分(日本時間)、小惑星〝2014 SB224〟が地球に2.01LD(1LD=地球から月までの平均距離)まで接近しました。

この小惑星は9月24日に発見されたもので、遡って軌道を計算した結果、22日に地球に接近していたことが判明したものです。アポロ群に属し、直径は15~33mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速12.22km(時速約4万4000km)と計算されています。

この小惑星は、地球に接近する前に月にも接近しています。22日午後4時8分(日本時間)のことで、接近距離は1.21LDでした。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2014 SB224 15~33 (月)  9月22日 16:08
(地球) 9月22日 22:46
1.21
2.01
(LD: 地球から月までの平均距離=1) 


関連記事

2014年9月26日金曜日

インドの探査機が火星到着


9月24日、インドの火星探査機〝マンガルヤーン〟(Mangalyaan)が約300日の飛行を終えて火星の周回軌道に入りました:

以下は、マンガルヤーン(重さ1.35トン)の大きさや軌道がわかる図です:

ISRO(Indian Space Research Organisation、インド宇宙研究機関)のウェブサイトに載っている情報を見る限りでは、マンガルヤーンは、今後おこなわれる本格的な火星探査に向けた技術試験の色彩が強いようです:

マンガルヤーンが火星に到着する2日前の9月22日には、アメリカの火星探査機〝メイブン〟(Mars Atmosphere and Volatile Evolution Mission、火星大気および揮発進化ミッション)が火星を周回する軌道に入っています。

火星周回軌道への投入や表面への着陸に成功したのは、アメリカ、旧ソ連、ヨーロッパに次いでインドが4番目です。日本や中国は、試みたものの失敗しています。

特に、日本の火星探査機「のぞみ」は故障続きで、所期の目的を果たせないまま宇宙のゴミとなっています。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還の印象が強いため、日本の宇宙探査技術はスゴイと思っている方が多いと思いますが、そんな「はやぶさ」ですら故障続きで、ごく微量の小惑星物質を持ち帰れたのはマグレと言ってよいと思います。金星探査機「あかつき」も、減速のための逆噴射中に燃料系に障害が発生し、金星周回軌道への投入に失敗しています。


関連記事

小惑星 2014 SN142 が地球接近


9月23日午後2時27分(日本時間)、小惑星〝2014 SN142〟が地球に43万7700km(地球から月までの平均距離の114%)まで接近しました。

この小惑星は9月20日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は6~13mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速13.30km(時速約4万8000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2014 SN142 6~13 9月23日 14:27 1.14
(LD: 地球から月までの平均距離=1) 


関連記事

2014年9月25日木曜日

支笏湖が変色 ― 北海道千歳市


9月11日以降、北海道千歳市の支笏湖(地図)が「支笏湖ブルー」からエメラルド・グリーンに変色しています。11日、12日に降った大雨によって土砂が流入したためと考えられていますが、「極めて珍しい現象」、「こんなに緑色が濃くなり、長期間続くのは珍しい」とのことです:

支笏湖の南には樽前山がありますが、周辺では様々な異変(?)が起きています:

東北地方太平洋沖地震の2週間前には、釧路市の温泉で水色が突然変化するという現象がありました:

関連記事

2014年9月24日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-38)


8月9日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-37)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を9月22日付で出しています(実際にサイトに掲載されたのは23日夜間):

以下に内容をまとめます:
  • 前兆は、まだ完全終息していない。2014年中に対応する地震が発生する可能性は完全否定できる。

  • 9月29日に前兆が終息した場合、地震発生は2015年1月19日前後。完全終息を確認した段階で再計算の上、報告予定。

  • 前兆は6年以上継続。最盛期には30台の観測装置に顕著な前兆が出現したが、現在は4台の観測装置に残るのみ。4台の観測装置のうち、1台は8月に静穏化。残りの3台に現れている前兆も極めて微弱。

  • 今夏以降では、7月7日北海道樽前山M5.6他、7月24日以降伊豆大島群発、9月4日栃木日光M5.1他は、すべて火山性前兆として、9月16日茨城県南部M5.6は通常の地震前兆として観測されていた。

  • この近畿圏中心領域大型地震以外に、もう一つ大型地震の前兆が継続中。

各観測装置の現状は以下のとおりです。[]内は前回の更新情報のものです:

観測装置 前兆の現状
CH16 [特異状態継続中]→ ほぼ静穏状態だが、弱い特異あり
CH17 [特異状態継続中]→ 静穏状態であることが多いが、ときおり断続的に特異あり
CH20 [終息]→ ほぼ静穏状態
CH21 [特異状態継続中]→ 9月17日に静穏化したが、再び弱い特異出現中。この観測装置が静穏化すれば、全前兆終息と判断。
CH23 [特異状態継続中]→ 記載なし。すでに完全終息?


関連記事

2014年9月23日火曜日

川にイルカが迷い込む ― 兵庫県姫路市


9月中旬ごろから、兵庫県姫路市を流れる野田川の河口(地図)付近にイルカが迷い込んでいます。ハンドウイルカとみられ、体長2~3m。「昨年以降、赤穂や相生市の沿岸でも群れを離れたバンドウイルカが確認されており(中略)赤穂や相生の個体と同じ可能性がある」(神戸市立須磨海浜水族園):

関連記事

2014年9月21日日曜日

小惑星 2014 SG1 が地球接近


9月20日午後11時48分、小惑星〝2014 SG1〟が地球に7万9600km(地球から月までの平均距離の20.7%)まで接近しました。

この小惑星は9月20日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は4~9mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速13.88km(時速約5万km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2014 SG1 4~9 9月20日 23:48 0.21
(LD: 地球から月までの平均距離=1) 


関連記事

ラブカ捕獲 ― 静岡県沼津市


9月20日、静岡県沼津市大瀬崎(地図)の沖で、体長1.6mのラブカが生きたまま捕獲されました:

もともと深海生物を捕獲しようとして仕掛けた底引き網に入ったもので、宏観異常とは言えないとは思いますが、いちおう記載しておきます。


関連記事

NHK「メガディザスター」はメガディザスター


昨晩(9月20日21:00~21:49)放映されたNHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 第3集 巨大地震 見えてきた脅威のメカニズム」について、ロバート・ゲラー東京大学教授が辛口というよりは辛辣にツイートしています:
  1. 内部構造推定は地震の予知(予測?)に役立つとヒントするが ・・・
  2. 結局地震学の研究が進むと ・・・
  3. 某国営放送の女子アナは ・・・
  4. 御用学者は「地震後知」できると ・・・
  5. 某国営法の地震特番はもう話題にならないね ・・・
  6. 某国営放送はひずみは断層付近にたまっているようと報道しているが ・・・
  7. 某国営放送は、あいかわらず、”南海トラフ地震”となるものは近づいている、と誤報 ・・・
  8. 某番組そのものはメガディザスター ・・・

関連記事

2014年9月19日金曜日

コムクドリの大群 ― 神奈川県秦野市


9月11日、神奈川県秦野市(地図)でコムクドリの大群が目撃されました。これまで秦野市内ではコムクドリが観察された記録はないとのことです。「会員が35年観察しても見ていなかったのは、それだけ限られた条件でしか飛来していなかったのだろうと思います」(はだの野鳥の会会長):

関連記事

「桶屋」っていう社名の風力発電会社


ネットを逍遙中に遭遇した言葉をいくつか ・・・
  • 「どんなに精密な理論を作ろうと、どんなに素晴らしい計算をしようと、自然に従わなくてはいけない」 (9月18日に原子力規制委員会・委員長代理を退任した島崎邦彦氏、引用元

  • 「日本の政党の分裂は素粒子物理といい勝負できるね。半減期は短いし ・・・」 (ロバート・ゲラー東京大学教授、引用元

  • 「Googleで調べるとき、Googleもまたこちらを調べているのだ」 (神楽坂つむり氏、引用元

  • 「『桶屋』っていう社名の風力発電会社を設立したい」 (石川初氏、引用元解説

カゲロウ大量発生 ― 宮城県仙台市


9月14日付「カゲロウ大量発生 ― 山梨県甲府市、茨城県筑西市」の続報です。

9月17日、宮城県仙台市の広瀬川にかかる愛宕橋(地図)付近で、体長3cmほどのカゲロウが大量発生しました。「橋を通る人はカゲロウを手で払ったりして通り過ぎていた」:

関連記事

Holuhraun溶岩原で噴火 ― アイスランド (続報-2)


9月15日付「Holuhraun溶岩原で噴火 ― アイスランド (続報)」の続報です。

オーロラとHoluhraun溶岩原の噴火。9月12日に撮影されました:

関連記事

2014年9月17日水曜日

茨城県南部の地震 (続報)


9月16日付「茨城県南部の地震」の続報です。

昨日昼過ぎに茨城県南部で発生した最大震度5弱の地震を、村井俊治・東大名誉教授が「事前に『的中』させていた」とのことです:

地震予知の3要素をどこまで絞り込んで予報していたのかはわかりません。上の記事を読んだ限りでは「(北関東は)引き続き警戒を怠ってはならない」というレベルの予報だったと受け取れます。そうだとしたら、「的中」という言葉を使うのは、私ならためらいます。


関連記事

異形の彗星 ― ロゼッタ探査機が撮影 (続報-6)


9月16日付「異形の彗星 ― ロゼッタ探査機が撮影 (続報-5)」の続報です。

「ロゼッタの彗星」こと〝67P/チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星〟の大きさを示す図を2つ紹介します。1つ目は、ロゼッタを打ち上げた欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)が作成したもので、モンブランや富士山と比較しています。2つ目は、ロサンゼルスに同彗星が降りてきたことを想定した図です:

関連記事

2014年9月16日火曜日

茨城県南部の地震


先ほど12時28分ごろ、茨城県南部を震源とする最大震度5弱の地震(M5.6、深さ約50km、震央地図)がありました。

以下は、先月末に『日刊ゲンダイ』に掲載されていた記事です。「茨城、埼玉の大地震には要注意なのだ」、「首都直下地震の引き金になる可能性も指摘されている」:

異形の彗星 ― ロゼッタ探査機が撮影 (続報-5)


8月11日付「異形の彗星 ― ロゼッタ探査機が撮影 (続報-4)」の続報です。

ヒマラヤ山脈かヨーロッパ・アルプスの絶壁を写したような画像です。9月5日に、ロゼッタ探査機が撮影しました。撮影時、67P/チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星までの距離は62kmでした。解像度は1画素あたり1.1mです:

関連記事

2014年9月15日月曜日

エウロパにプレートテクトニクス


エウロパ
木星の第2衛星・エウロパの表面を覆っている氷の地殻で、地球のプレートに見られるような沈み込みが起きている証拠が見つかりました。

エウロパの表面の氷には無数の亀裂が走っており、そこに深部から上昇してきた水または表面より温度の高い氷がわき出して亀裂を埋めていることがわかっています。地球の中央海嶺にマグマが上昇してきて、プレートが作られているのとよく似ています。エウロパの亀裂で新たにできた氷は既存のプレートに付加されるのですが、それに見合う分の氷がどのように消費されてプレートの面積が保たれているのかは、はっきりしていませんでした。

9月7日付で〝Nature Geoscience〟に発表された論文によると、氷のプレートの余剰部分は、地球のプレートと同じように他のプレートの下に沈み込んでいることを示す証拠が見つかったということです:

エウロパは、地球以外の太陽系内天体では生命が存在する可能性が最も高いと考えられていますが、プレート運動の証拠が見つかったことで一層その期待が高まっています:

火星や金星にもプレート・テクトニクスの存在を示唆する地形や地磁気の縞模様などが見つかっています。火星のプレート運動は太古に停止している一方で、金星では地球とはやや異なった形で現在も続いている可能性があるようです:

関連記事

Holuhraun溶岩原で噴火 ― アイスランド (続報)


9月7日付「Holuhraun溶岩原で噴火 ― アイスランド」と「Holuhraun溶岩原で噴火 ― アイスランド (補足)」の続報です。

Holuhraun溶岩原(地図)での割れ目噴火は弱まることなく続いています。流出した溶岩は2億m3に達したと見積もられており、24.5km2に広がっています。

この噴火によって放出された火山ガスの雲がアイスランド東部や北部に危険な濃度のまま到達するようになったため、当局は当該地域の住民に対して、窓を閉め、換気を止めて屋内にとどまるように呼びかけています。

バゥルザルブンガ・カルデラ(地図)を覆う氷河の沈降は23mに達しています。

以下は、Holuhraun溶岩原の割れ目噴火によって流れ出した溶岩の上に発生した竜巻の動画です。空気中の火山灰を捉えることができる特殊な赤外線カメラで9月3日に撮影されました:

参考までに。以下の記事には、火砕流(あるいは火砕サージ)の後に発生した竜巻群を撮影した動画があります。竜巻のシーンは58秒目あたりからです:

以下は、アイスランド気象庁のサイトに掲載されている割れ目噴火の写真です:

関連記事