2023年4月26日水曜日

吾妻山で低周波地震増加

 
3月17日付「吾妻山で火山性地震増加」の続報です。

吾妻山(地図)で低周波地震が増加しています。
 
「大穴火口付近が震源と推定される低周波地震の発生頻度が2月頃からやや上がり、4月12日からさらに上がっています。3月26日から本日(25日)15時までの30日間の低周波地震の総数は39回となっています」、「火山性微動は観測されていません」、「浄土平観測点(大穴火口から東南東約1km)に設置している傾斜計では、3月中旬以降、西(大穴火口)方向の隆起を示す緩やかな変化がみられています」: 

火山における低周波地震については以下を参照してください。「火口周辺の比較的浅い場所で発生するものは、火道内のガスの移動やマグマの発泡などにより発生すると考えられているものもあります。火山によっては、過去の事例から、火山活動が活発化すると多発する傾向がある事が知られています」:
 
関連記事
 

2023年4月24日月曜日

飛行する正体不明の球体

 
イギリスの『Mirror』紙の記事を紹介します:
 
4月19日、アメリカ国防総省・全領域異常解明局(AARO:All-domain Anomaly Resolution Office)の局長であるショーン・カークパトリック博士が、上院軍事委員会の「新たな脅威と能力に関する小委員会」で開かれた公聴会に出席した際に公開した動画が掲載されています。
 
動画は、昨年、中東で米軍の無人機 MQ-9 Reaper から撮影されたもので、上空から人々を監視している映像で始まります。しかし、この映像のわずか数秒後に無人機に向かって、飛行する球体が高速で近づいてきて、無人機の下を通過します。その動きを無人機の映像センサーがとらえ、ターゲットを切り替えて謎の球体を追いかけ始めます。
 
米軍当局者は、それが何なのか、どこから来たのか見当もつかないと認めており、映像がどこで撮影されたのかについては詳細を明らかにしていません。球体は金属光沢をしており、2016年にイラク北部の都市モスル(地図)で撮影された球体「モスル・オーブ」に極めてよく似ているとのことです。カークパトリック博士は、彼のチームが現在 650件の事例を追跡しており、UFOの 52% が球体であることを確認していると明らかにしています。
 

小惑星 2023 HW3 が地球と月に接近・通過

 
4月23日、小惑星〝2023 HW3〟が 地球と月の近くを通過しました。
 
2023 HW3 (2023年4月23日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月23日 16:33
 (月)4月23日 18:11
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.544 LD
(月)0.803 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
15.1 km/s ≅ 5万4000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2031年4月2日ごろ
公転周期973 日 ≅ 2.66 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年4月23日日曜日

一瞬で形を変える雲

 
クラウン・フラッシュ現象の動画です。撮影日時、場所などは不詳です(2020年フィリピンか):


クラウン・フラッシュ現象については過去にも記事にしたことがありますので、ご覧下さい:
 

関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災

 
内閣府防災情報のページです。 関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災の比較表が掲載されています。死者・行方不明者数、全壊・全焼住家数、経済的被害の対GDP比はいずれも関東大震災が最大です:
 
今年は 100年目ということで、これから9月にかけて関東大震災についての報道や TV番組が増えていくのでしょうね。
 

市街地に野生動物の出現相次ぐ — 静岡県浜松市、藤枝市

 
4月、静岡県内の市街地にカモシカやシカが相次いで出没しています。 

▼ ニホンカモシカ 浜松市(地図)、4月10日、17日、19日
▼ シカ 藤枝市(地図)、4月20日
 
「若い青草、おいしい青草が生えてくる時期は、いろいろな場所に食べに出てくることが考えられる」(静岡県志太榛原農林事務所):
 
 

ヘビが原因の停電 — 長崎県西海市

 
4月20日夜、長崎県西海市大瀬戸町雪浦小松郷(地図)の電柱にヘビが上り、電線に接触して感電したことによって停電が発生しました。停電したのは、長崎、西海両市の一部地域の約7200戸:
 
関連記事

2023年4月19日水曜日

小惑星 2023 HK が地球と月に接近

 
4月20日、チェリャビンスク級の大きさの小惑星〝2023 HK〟が地球と月に接近します。

2023 HK (2023年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月20日 14:07
 (月)4月20日 20:01
接近日時 誤差
(地球)±3 分
(月)±4 分
接近距離 (地球)0.887 LD
(月)0.797 LD
推定直径
10 ~ 23 m
対地球相対速度
15.9 km/s ≅ 5万7000 km/h
初観測から地球接近まで4 日
次の地球接近
公転周期1184 日 ≅ 3.24 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
4月15日に小惑星〝2023 HZ〟、4月19日に小惑星〝2023 HT〟が月と地球の近くを通り過ぎたことが、4月18日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 HZ
(2023年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)4月15日 11:37
 (地球)4月15日 14:58
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.441 LD
(地球)0.747 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
13.0 km/s ≅ 4万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2028年1月8日ごろ
公転周期440 日 ≅ 1.21 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2023 HT
(2023年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月19日 01:17
 (月)4月19日 09:55
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.463 LD
(月)0.759 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
10.7 km/s ≅ 3万9000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2031年3月19日ごろ
公転周期1036 日 ≅ 2.84 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年4月18日火曜日

小惑星 2023 HH が地球と月に接近

 
4月18日夜から19日朝にかけて、小惑星〝2023 HH〟が地球と月に接近します。

2023 HH (2023年4月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月18日 21:49
 (月)4月19日 06:55
接近日時 誤差
(地球)±2 分
(月)±3 分
接近距離 (地球)0.374 LD
(月)0.472 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2028年9月17日ごろ
公転周期678 日 ≅ 1.86 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
4月15日に小惑星〝2023 HE〟、4月17日に小惑星〝2023 HB〟が月と地球の近くを通過して行きました。
 
2023 HE
(2023年4月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)4月15日 03:31
 (地球)4月15日 03:42
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)1.230 LD
(地球)0.799 LD
推定直径
8 ~ 18 m
対地球相対速度
13.9 km/s ≅ 5万 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2028年11月25日ごろ
公転周期1065 日 ≅ 2.91 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2023 HB
(2023年4月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月17日 15:58
 (月)4月17日 23:58
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±3 分
接近距離 (地球)0.508 LD
(月)0.519 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
12.3 km/s ≅ 4万4000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期1502 日 ≅ 4.11 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年4月16日日曜日

地震電磁気観測衛星を打ち上げ ― 中国 (続報)

 
18年3月7日付「地震電磁気観測衛星を打ち上げ ― 中国」の続報です。
 
中国の国営通信社『新華社』の記事です。同国が 2018年2月に打ち上げた地震電磁気観測衛星「張衡 1号」(Zhangheng 1)について、同衛星を担当するチーフ・サイエンティストがシンポジウムで発表した内容を伝えています。

「過去5年間で、『張衡 1号』は、M7.0以上の地震を約60回、M6.0以上の地震を約600回、世界中で観測した」、「M6.0以上の地震のうち、最大80%が発生半月前に前兆信号を示すことがわかった」、「衛星が検知する前兆信号は、震源地から数百km離れた場所に現れることが多い」、「地震発生後にデータをさかのぼって特定した前兆信号は多数あるが、事前に検出できた前兆信号はごく少数である。これは、データ処理が複雑で、限られた人的・計算能力で全球データをリアルタイムに追跡できないことが原因だ」、「時間、場所、規模の精確な予測はまだ不可能である」、「衛星からのデータだけでは到底足りない。地震予知には、地震学、電磁気学、測地学、地球化学などの学際的な研究が必要」、「あと10年から20年もすれば、地震予知のブレークスルーが期待できると思っている」、「近い将来、『張衡 1-02』衛星を打ち上げる予定である」:
 
以下の記事も参照してください:
 
関連記事
 

2023年4月12日水曜日

小惑星 2023 GQ が月と地球に接近・通過

 
非常に高速な小惑星〝2023 GQ〟が 4月11日に月と地球のそばを通り過ぎていたことが、4月11日付のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が発見されたのは最接近の当日でした。
 
2023 GQ (2023年4月11日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)4月11日 18:33
 (地球)4月11日 20:35
接近日時 誤差
(月)±1 分未満
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.087 LD
(地球)0.348 LD
推定直径
6 ~ 12 m
対地球相対速度
20.6 km/s ≅ 7万4000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2030年10月29日ごろ
公転周期881 日 ≅ 2.41 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年4月5日水曜日

イルカが集団座礁 — 千葉県一宮町、いすみ市

 
[備考: 2023年5月11日 04:16 千葉県南部(35°10.2'N 140°11.1'E、震央地図)  深さ 40km、M5.2、最大震度 5強、震央距離 26.5km]
 
4月3日早朝、千葉県一宮町の釣ケ崎海岸(地図)からいすみ市の太東海岸(地図)にかけての約 500m にわたって、32頭のイルカが打ち上げられているのが見つかりました。イルカガズハゴンドウで、体長は 2m 前後。
 
冷水の塊に入り込み、一時的に体がまひし、強風で海岸に押し流されたのではないか」(銚子海洋研究所): 
 
翌日の 4日にもイルカが漂着しています。前日に沖に戻されたイルカが打ち上げられた可能性もあります:
 
今回の集団座礁の原因についてはわかっていません。「餌の深追い、方向感覚の崩れ。もしくは、感染症や衰弱、サメに追われているなどがある。今回のケースがどれに当てはまるかは今のところ言えない」(国立科学博物館):

今回と同じ場所では、関東大震災の前に同様の集団座礁が起きています:
 
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の 1週間前の 3月4日には、茨城県鹿島市の海岸で 52頭のカズハゴンドウが座礁しました:

2015年4月10日には、茨城県鉾田市の海岸に 130頭以上のカズハゴンドウが座礁しました。この時は、5月3日に鳥島近海で M5.9 の津波をともなう地震、5月13日に宮城県沖でM6.8、最大震度5強の地震が発生しました:

イルカやクジラの集団座礁が起きたからといって、必ず大きな地震が起きるというわけではありません。むしろ、地震が起きなかった場合の方が圧倒的に多いのです。下の関連記事リストで、このブログの過去記事をご覧になればおわかりいただけると思います。

今回の集団座礁に関しては以下のような記事もあります:

関連記事

2023年4月2日日曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-148)

 
米国イエローストーン国立公園内にあるスティームボート間欠泉(地図)の 3月の噴出は 0回でした。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23