「2011 CQ1」と名付けられた小惑星が、日本時間 2月 5日午前 4時 39分、太平洋中部の上空 5480km (地球の半径の 0.85 倍)のところを通過しました。地球に衝突しなかった小惑星としては、これまででもっとも地球に近づいた記録となります。発見されてからわずか 14時間後に地球を掠めるように通り過ぎていきました:
- Very Small Asteroid Makes Close Earth Approach on February 4, 2011
- Tiny Asteroid Zips Close By Earth
- Small Asteroid Just Buzzed Earth
「2011 CQ1」の直径は 1m と推定されています。この小惑星 (というよりは岩塊) は、これまで地球の公転軌道の外側をまわるアポロ族というグループに属していましたが、質量が小さいため地球の重力によって大きく軌道が変わり、今後は地球の公転軌道の内側をまわるようになるとのことです。
「2011 CQ1」と同じ程度の大きさの小惑星は、平均して数週間に 1度の頻度で地球大気圏に突入し火球となっていますが、その破片が地表に到達することはめったにないのだそうです。
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