- 吾妻山の火山活動解説資料 (PDF形式)
今のところ 「今回の火山性微動の活動に伴う新たな噴気や地熱によると思われる融雪域等の変化は確認されませんでした」 、「吾妻山の噴火警戒レベルは1(平常)が継続しています」 とのことです。
宏観前兆による地震予知を中心に地球や宇宙の話題 私が見聞きして「面白い!」と感じたこと
好奇心のみちびくところ、どこへでも
結果として壊滅的な災害となることがわかっていながら、世界で最も人口密度の高い国の一つで、火山がその山頂を吹き飛ばすほどの噴火をおこすことに 3:1 のオッズを付与することに対しては、後味の悪いものを感じる人もいるだろう。同じブックメーカーが、UFO についての賭けもおこなっています:
▼ ジョニー・デップは生きていた: ジョニーが死んだという噂が、先週末あたりからネット上を駆けめぐっていましたが、最終的にデマであることが判明。良かった。ツイッターは、地震などの情報を迅速に伝えるのに絶大な力を発揮しますが、デマを広めるのも早い。
▼ アップルの新しいタブレットが 27日に発表されるとのこと。名前は “iSlate” か “iPad” か。大型の iPhone のようなマシンを想定する向きも。今や斜陽産業となってしまった書籍や雑誌の出版、新聞、音楽などの業界の救世主となるか?
▼ 日本では子どもを虐待死させた夫婦が逮捕されましたが、アメリカ・ジョージア州では、学校の成績が悪かったことの罰として、子ども(12歳)にハンマーをわたし、その子がかわいがっているペットのハムスターを殴り殺すよう強制した母親(38歳)を逮捕。動物虐待、児童虐待、および暴行容疑。子どもが学校の教師に話したことから発覚。母親の顔写真あり。子どもの心に消しがたいトラウマを残すと思います。
私はハイチに対してほとんど同情していない。彼らは数十年にわたって続けられてきた海外からの支援を浪費してきた。その数十年の間に、教育、人口抑制、政治の改革、環境の修復、産業の育成、観光の振興によって、より良い社会基盤と強く安全な建物を作り上げる資金を調達し、彼らの国を強固にするべきだったのだ。Evidence of pact with the devil: The Dominican Republic (悪魔との契約の証拠: ドミニカ共和国)
聖書に載っている「善きサマリア人」は道ばたに倒れている傷ついた人を助けたが、その人の面倒を一生見続けたわけではない。ハイチの今回の危機が終わったとき、ハイチ人たちはもとの安穏な状態にもどり、各国政府や慈善団体はイネイブラー(助けてあげるつもりでやったことがかえって相手のためにならないようなことをする人。身近な人が悪癖や犯罪などに染まっていくのを黙認ないしは放置している人)であり続けようとするのだろう。
Pat Robertson 師が「ハイチは呪われている」と語ったことは間違っていると私も思うが、Rush Limbaugh 氏が「(ハイチに対して)寄付をするな」とコメントしたことには同意したい気持ちだ。
災厄について Pat Robertson 師が霊的蓋然性を云々するのはかまわないが、霊的必然性を語るのはいかがなものか。キリスト教の説く天地創造のストーリーでは、このすばらしい世界は、人間の犯した原罪のゆえに衰退し壊れていくことになっている。それゆえ、神とか悪魔とかが、個々の困難の発生に介在する必要はもはやないのである。地震後のハイチの惨状を伝える報道では、多数の死体が写った写真が掲載されました。今回のハイチの報道に限らず、アメリカの災害報道や戦争報道では、一般にアフリカ系、アラブ系、アジア系の死体の写真は掲載されるのに、アメリカの白人のそのような写真が掲載されることはまれです。この点に暗黙の人種差別を感じる向きもあるようです。以下の文の投稿者は、名前から判断して中国系のようです:
そうは言うものの、ハイチとドミニカ共和国の格差は示唆に富んでいる。この二つの国は、ともにイスパニョーラ島という島の上にある。ハイチはフランスから独立し、ドミニカ共和国はそのハイチから 1844年に分離独立した。ハイチの宗教はブードゥー教であるのに対して、ドミニカ共和国のそれはカトリックである。ハイチでは伝統的に独裁政権の悪政が続いたのに対して、ドミニカ共和国は民主主義の共和国である。ドミニカ共和国の GDP は順調に成長して 781.9億ドルに達し、一人あたりの国民所得は 8200ドルである。一方、ハイチの GDP は 69.5億ドルで、一人あたりの国民所得は 1300ドルである。
伝統的なキリスト教の考えでは、人間の暮らしは自分たちの選択の結果であって、神がその選択を覆すことはないとされている。フランスからの独立と引き替えに悪魔と契約を結んだことによって、ハイチ人たちは悔い改めない限り、悪魔がありとあらゆる無理難題な要求をし続けることだろう。キリスト教徒の視点では、ドミニカ共和国の住民はこの罪を悔い改めたので、繁栄しているということになる。
(ハイチの地震報道で、多数の死体が写った写真が掲載されることについて)アメリカ人以外の損傷した死体の写真が掲載されることはあっても、アメリカ人のそれが決して載せられることがない点に、隠れた人種差別を見て取り、私はいつも困惑しています。囚人、少数民族、貧困層の遺体を医学実習の解剖に供し、また、引き取り手のない中国人の遺体を営利目的の人体展示会で陳列物として扱ってきた合衆国の暗い歴史を考えると、わが国のような進歩的な国家にも、依然として人種差別主義とエリート主義が残っていることは明らかです。ハイチからのショッキングな報道写真については、本当に必要なのか否か、論争が起きています:
私が他者の災難を積極的に見たいと望んでいるわけではないことは言うまでもありませんが、もし貴紙(シアトル・タイムズ)がアメリカ人以外の遺体の写真を掲載するという選択をするのであれば、わが国の軍隊の戦死者や災害や災難の犠牲者の遺体も等しく掲載するべきです。そうでないのであれば、死体の写真は一切掲載すべきではありません。人によって、その死が尊厳を保って報道される場合と、単なるエンターテインメントとして伝えられる場合があり、ダブル・スタンダード(二重規準)があると言わざるをえません。
北米プレートの異変を示す行徳稲毛などのデータが昨年11月から異常な高揚を続けていて、北米大陸に巨大地震が迫っている可能性を何度も書いている。ハイチM7.3以降もまったく収まっていない。イエローストーン公園における群発地震が激化していて、地球上最大級の巨大噴火を起こす可能性があり、またカリフォルニア・サンアンドレアス断層の巨大活動に関連している可能性がある。やはり北米にスーパークラスの地震か噴火が迫っていると考えるしかない。上記のような憶測や妄想よりは、毎日間近でイエローストーンを観測している人たちの見解に目を通すべきでしょう。以下は 1月 19日付でイエローストーン火山観測所が出した最新のステートメントです:
(http://www1.odn.ne.jp/cam22440/yoti01.htm 「2010年01月20日水曜日 7時半更新」の記事から引用)
現在の火山警戒レベル: ノーマル
現在の航空カラー・コード: グリーン
イエローストーン・カルデラ北西縁の群発地震は継続中
イエローストーン国立公園で山岳部標準時 2010年 1月 17日 午後 1時から始まり、現在も継続中の群発地震について、ユタ大学地震観測所(複数)が報告する。当該群発地震はワイオミング州オールド・フェイスフルの北西 10マイル(16km)、モンタナ州ウェスト・イエローストーンの南東 9マイル(約 14km)で起きている。山岳部標準時 2010年 1月 19日午後 3時までに発生した最大の地震は、同 19日午後 2時 31分に発生した M3.7 のイベントである。469回の地震が観測されており、規模は M0.5 から M3.7 の範囲である。このうち、M3 を上まわる地震は 5回、M2 から M3 の地震は 34回、M2 未満の地震は 430回観測されている。比較的規模の大きな地震については、イエローストーン国立公園内や隣接するモンタナ州やアイダホ州で有感地震として報告されている。今回のような性質の群発地震は、イエローストーン国立公園内では比較的よく起こる。
現時点でイエローストーン火山観測所は、今回の群発地震を異常だとは考えていない。これらの地震は、地質構造上の断層を起源とするものであると推定される。また、火山活動や熱水活動の兆候はないが、継続中の分析ではそれらの可能性も評価する予定である。
2010年 1月 12日(現地時間)のハイチ地震は、カリブ・プレートと北米プレートを隔てる境界域で発生した。このプレート境界は左横ずれの動きと圧縮に支配されており、年間約 20mm の速さでカリブ・プレートが北米プレートに対して東方向に動いている。カリブ・プレートは、白亜紀に太平洋にあったファラロン・プレート上の海台が、北米大陸と南米大陸の間にめり込んで形成されたという説が有力視されています。カリブ・プレートの東縁は小アンチル海溝となっており、大西洋の海洋プレートがカリブ・プレートの下に沈み込んでいます。
ハイチは、大アンチル諸島内でプエルト・リコとキューバの間にあるイスパニョーラ島の西部を占めている(東側はドミニカ共和国)。今回の地震の震源付近では、カリブ・プレートと北米プレートの間の動きは、東西方向に伸びる 2つの横ずれ断層系 ―― ハイチ北部の Septentrional 断層系と、南部の Enriquillo-Plaintain Garden 断層系によって分担されている。
今回の地震の震源の位置と発震メカニズムは、Enriquillo-Plaintain Garden 断層系で発生した左横ずれ断層の運動と整合的である。この断層系は、1年に約 7mm の速さでずれており、カリブ・プレートと北米プレートの間の動きのおおよそ半分を担っている。
Enriquillo-Plaintain Garden 断層系は、最近数十年間は大きな地震を起こしていない。1860年、1770年、1761年、1751年、1684年、1673年、1618年に発生した歴史上の大地震はこの断層系でおきた可能性が高いが、実地調査で確認されているわけではない。
赤外線(モノクロ) 9:30 11:00どうでしょうか。赤外線(カラー)の 9:30 の画像では、グワーハーティー市の辺りに雲塊があり、北北東-南南西に伸びる構造がぼんやりと見えていますが、「線状の雲」とは言い難いと思います。また、赤外線(モノクロ)の 11:00 の画像では、雲がグワーハーティー市の辺りに収束している、あるいは逆にそこから発散しているように見える部分がありますが、微妙です。各画像の解像度は 1830m とされていますので、これらの衛星写真では解像度不足で判別できないということでしょう。
赤外線(カラー) 9:30 11:00
可視光線 9:30 11:00
水蒸気チャネル 9:30 11:00
当地アッサムでは、「地震雲」とみられる線状の雲(複数)がグワーハーティー市(Guwahati 地図)の上空に現れた。12月 30日に発生したマグニチュード 5.5 の地震の 1日前のことだった。上記記事には写真が掲載されておらず、また他紙はまったく報道していないので、現時点ではこれ以上のことはわかりません。
I. R. Bhattacharjee 博士がそれらの雲を携帯電話のカメラで撮影したのは、12月 29日午後 3時 50分ごろのことで、撮影場所はクリスチャン・バスティン地区(Christian Basti 地図)であった。Bhattacharjee 博士は、空で奇妙なことがおきていると妹から知らされて、撮影した。
51次隊は、昭和基地に南極で初めて地表近くから高度 500キロまでの大気を精密に観測できる大型大気レーダー「PANSY」の建設を始める。高さ約 3メートルのアンテナを約 1千本建て、大気の流れる方向や速度を精密に観測する計画だ。世界各地にあるレーダーと連携、気候変動システムの解明につなげる。上空のオゾンやオーロラ、太陽活動の状況も探る。以下は PANSY (南極昭和基地大型大気レーダー計画)のホームページです:
スマトラ島沖の断層帯(記事では「ユーラシア・プレートがオーストラリア・プレートの下に潜り込む場所」と書かれていますが逆だと思います)で発生した 1126件の地震を分析。潮汐が原因と見られる地震の増加を監視していれば、その付近で発生する巨大地震を予知できる可能性があるということです。
2004年末の巨大地震(インド洋大津波を引きおこした地震)が発生する前の数年間、潮汐によって引きおこされる規模の小さな地震が徐々に増加した。2004年の震源より南で発生した 2005年の M8.6 と 2007年の M8.5 でも同じパターンが見られた。
「震源域のひずみが、巨大地震が発生する臨界状態に近づいたとき限って、潮汐トリガーが現れるようになることを、解析結果は示している」と Tanaka 氏は “Geophysical Research Letters” に掲載される予定の研究報告に書いている。
別の言い方をすると、断層帯にひずみが蓄積され、いつ弾けてもおかしくない状態になったとき、潮汐力が小規模な地震を次々に発生させ始めるということである。
シアトルにあるワシントン大学の John Vidale 氏は、「実に勇気づけられる研究だ」、「彼女の見いだしたパターンはかなり明瞭だ」と語っている。
しかし、同氏は次のようにも指摘している。Tanaka 氏の発見は、ここ数年の間になされた他の研究者たちのものと同様に、多くの点で議論の余地がある。たとえば、これらの発見はスマトラや日本、台湾などの沖合にある沈み込み帯の断層にしか適用できず、他の多くの危険な断層 ― たとえばサンアンドレアス断層 ― は取り残され、以前として藪の中にある状態である。
潮汐トリガーによる地震は、将来、人びとを災害から避難させ数千の命を救うための強力なツールとなる可能性を秘めている。しかし、過去の地震をふり返って分析することと、地震を予知することは別物である。
… tidal triggering may appear only when the stress in the focal region is close to a critical condition to release a large rupture …
1月 1日: 満月 ― 「満月トリガー」と称する危険日(?)です。地球との距離が近い月、金星、太陽の方が、はるか遠方にある木星などの巨大惑星より大きな重力的影響を地球に及ぼします。遠方の惑星が直線上に並んだときに、地震などの大災害が起きるぞと大騒ぎする人たちも、わりと頻繁に起きる身近な天体の配列には無頓着なようです。
1月 2日: 午前 5時 33分、月が地球に最も近づきました。
1月 3日: 午前 9時、地球が近日点を通過。地球が太陽に最も近づきました。
1月 4日:
1月 5日: 午前 1時、水星が内合。午後 5時、金星と水星が天球上で接近。つまり、地球―水星―太陽―金星がほぼ直線状に並びます。