6月 15日付「芙蓉山(松輪富士)が噴火」の続報です。同山(ロシア名:サリチェフ峰)の噴火の様子が宇宙から捉えられています。
以下は、国際宇宙ステーションの乗員が撮影した噴煙の写真です。キノコ雲を上から見下ろしています。キノコ雲の頂上部が白いのは、噴煙に押し上げられた空気が膨張・冷却して水分が凝結したためです。低層の雲が広がっていますが、火山の周りだけ円形に晴れています。これは噴火に伴う衝撃波によって低層の雲が押しのけられたためとのことです。噴火口から写真の右下に向かって火砕流が流れ下っている様子も写っています:
以下は、NASA のテラとアクアという衛星に搭載されている MODIS(Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer)センサーが捉えた噴煙の変化です: