日本時間の9月23日午後11時45分にNASAが発表した情報によると、UARSの大気圏突入はこれまでの予測より遅れて、〝late Friday, Sept. 23, or early Saturday, Sept. 24, Eastern Daylight Time〟になる見込みだとのことです。曖昧な表現なので、〝late Friday〟を金曜日の午後9時以降、〝 early Saturday〟を土曜日の午前3時ごろまでとして日本時間に換算すると、UARSの大気圏突入は24日(土曜日)の午前10時ごろから午後4時ごろの間ということになります。
UARSの大気圏突入がこれまでの予測より遅くなった理由を、NASAは次のように説明しています:
もはや、太陽活動がUARSの降下率の主要な要因ではなくなった。UARSの姿勢や形状が明らかに変化し、それがUARSの降下を遅らせている。
NASAはこれまで「UARSの燃え残りが北米に落下することはない」と発表してきました。しかしここにきて、「UARSの降下率が変化したため、アメリカに落下する確率も無視できない」と見解を変えています。
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