2010年7月10日土曜日

白頭山は噴火しない (その 1)

中国の専門家が、白頭山(中国名は長白山、天池火山)が今後数十年以内に噴火することはない、との見解を発表しました:

以下は記事からの抜粋・テキトー訳です:
中国と北朝鮮の国境地帯に位置する長白山にある天池火山は今後数十年間は噴火しない、と中国の地震専門家が金曜日に述べた。

総合的な観測データは、天池火山にいかなる異常もなく安定した状態にあることを示している、と中国北東部の吉林省地震局と地震・火山分析予報センターの長を兼ねる Yang Qingfu 氏は語った。

Yang 氏の見解表明は、韓国釜山国立大学の地質学教授が 「2014年から 2015年の間に天池火山が噴火する可能性がある」 と発表したことを受けておこなわれたものである。

この韓国の教授 Yun Sung-whyo 氏は、6月18日にひらかれたセミナーで次のように公表した ―― 「中国のさまざまな専門家の科学論文に記載されているデータにもとづくと、天池火山は数年以内に噴火するかも知れない」。

Yang 氏は、2002年から 2005年にかけての観測データが天池火山が活発化したことを示していることは認めている。しかし、2005年以降は沈静化し、現在は 2002年に近いレベルまで低下しているとのことである。

天池火山は潜在的に噴火の可能性があり、中国本土で最も危険な火山と見なされている。山頂部には 20億立方メートルの水をたたえた湖があり、噴火した場合にはこの大量の水が被害を大きくすると懸念されている。

中国は天池火山の研究と監視を 1985年以来継続している。


(続く)