- 「庄内浜の観天望気」の発行について (酒田海上保安部)
- 庄内浜の観天望気を冊子に 酒田海保などが作成 (河北新報)
以下は、新聞記事に引用されている「観天望気」の例です:
- 鳥海山の東側に雲がなくなり、南西に雲がかかれば(しけへの)油断はできない (由良)
- 温海岳に雲がかかると、北風が吹く (鼠ケ関)
- フナムシがはい上がるとしけになる (飛島)
観天望気による天気予報には私も昔から興味を持っています。いま座右に置いている書籍には以下のようなものがあります:
- 「観天望気入門」 藤井幸雄 (青春出版)
- 「ズバリ! 天気予報」 (テレビ朝日)
- 「天気予知ことわざ辞典」 大後美保 (東京堂出版)
観天望気による天気予報では、前兆とされる現象とその結果としての天候の変化の関係を科学的に説明することが可能なものがかなりあり、宏観異常による地震予知に比べて全般的に信頼度が 高いと言えます。
上記の書籍に掲載されている伝承やことわざなどから、地震前兆と紛らわしいものや地震予知系の掲示板によく報告される「異常」に関わるものをいくつか紹介します:
- 天気が崩れる前にウナギは暴れる
- ヘビが木に登ったら大雨
- 雨が近づくと天然ガスの出がよくなる
- 大涌谷の煙がたくさんでたら天気は下り坂
- 日でり続きにミミズがでると日でりは続く
- カラスが夜鳴きすると翌日はくもりがち
- 北西-南東の帯雲は雨、南西-北東の帯雲は天気悪化なし(ともに確率 83%)
- 月色きわめて赤きは干天の兆し
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