2019年1月31日木曜日

メガマウス漂着 ― 静岡県沼津市


1月28日、静岡県沼津市下香貫の牛臥海岸(地図)にメガマウスが打ち上げられているのが見つかりました。体長約 4m で、すでに死んでいました:

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ダイオウイカ水揚げ ― 島根半島沖


1月30日、島根半島(地図)沖の日本海で、ダイオウイカが巻き網にかかりました。網を引き上げる際に損傷したためか、胴体と腕が分離していますが、生きていたときの体長は 7~8m と推定されています。「周辺でダイオウイカが捕獲されたのは3年ぶり」、「ダイオウイカは、日本列島周辺では主に小笠原諸島沖などの太平洋に生息していて、日本海側では珍しい。何故山陰沖にやってきたのか?何らかの理由で海流に乗って山陰沖にたどり着いたとみられるが、詳しいことは分かっていない」:

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リュウグウノツカイ漂着 ― 富山県魚津市


1月30日、富山県魚津市経田(地図)の海岸にリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかりました。体長 3.23m で、すでに死んでいました。「対馬海峡から日本海に入ってくる数が増えている可能性がある。何らかの変化が起こっているのは確かだが、理由は分からない」(魚津水族館):

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定置網にリュウグウノツカイ ― 富山県射水市


1月28日、富山県射水市新湊(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかりました。体長 3.95m で、すでに死んでいました。「地震の前触れとか、海水温が影響しているとか言われるが、詳しい研究はなく原因は分からない」(魚津水族館)、「富山湾は今月、表面の水温が例年より数度高く、水深200~300メートル付近の水温がやや低い傾向にある」(富山県水産研究所):

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リュウグウノツカイ漂着 ― 富山県魚津市


1月23日、富山県魚津市(地図)の海岸にリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかりました。体長 3.23m(尾びれなどが欠損)。「年度最多5例目」、「これまでは〇九年度、一五年度の四例が最多だった」(魚津水族館):

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定置網にリュウグウノツカイ ― 神奈川県藤沢市


昨年12月13日、神奈川県藤沢市の江の島(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかり、生きたまま捕獲されました。体の後部が失われているため体長は 55cm。もとは 80cm 程度あったと推定されています。「江の島周辺で採取されたのは初めて」(新江ノ島水族館):

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定置網にリュウグウノツカイ 2匹 ― 沖縄県読谷村


1月28日、沖縄県読谷村の都屋漁港(地図)沖に設けられた定置網にリュウグウノツカイ 2匹が入っているのが見つかり、生きたまま水揚げされました。体長約 4m と 約3.6m。「(美ら海水族館が把握する)リュウグウノツカイの県内水揚げ事例は約20年前の伊江島周辺でのみ」、「2011年に久米島沖で水揚げされた例がある」(沖縄タイムス):

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大阪湾にイルカの群れ ― 大阪府大阪市


1月31日、大阪市住之江区の人工島・咲洲(地図)の南西約1km沖合で、約30頭のイルカの群れが泳いでいるのが見つかりました。「昨年から数件、大阪湾でのイルカの目撃情報が寄せられているが、群れで見つかるのは珍しい」(水族館「海遊館」)、「この辺りは毎日巡視しているが、イルカの群れに遭遇したのは今回が初めてだ」(大阪海上保安監部):

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小惑星 2019 BR3 が地球と月に接近へ


小惑星〝2019 BR3〟が 2月2日から3日にかけて地球と月に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 7~16m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは1月28日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BR37~16 (地球)2月2日 21:00
 (月)2月3日 08:06
1.59
1.55
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速10.2km(時速約3万7000km)と予報されています。

接近時刻には、地球に対して ±10分、月に対して ±34分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2つの小惑星が月と地球に接近・通過


2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BX1
アポロ群
6~14  (月)1月8日 05:39
(地球)1月9日 01:47
1.84
1.39
2019 BZ3
アポロ群
5~11 (地球)1月28日 08:29
 (月)1月28日 14:08
0.13
0.91
(1LD=地球から月までの平均距離) 

BX1 は1月16日に、BZ3 は1月28日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

最接近時の地球との相対速度は、BX1 が秒速 4.1km(時速約 1万5000km)、BZ3 が秒速 11.4km(時速約 4万1000km)です。

BX1 の接近時刻には、月に対して ±8時間36分、地球に対し ±8時間50分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2019年1月28日月曜日

小惑星 2019 BR2 が地球と月に接近へ


小惑星〝2019 BR2〟が1月28日に地球と月に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 6~14m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは1月25日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BR26~14 (地球)1月28日 14:27
 (月)1月28日 16:07
1.71
1.10
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速13.1km(時速約4万7000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2019年1月27日日曜日

小惑星 2019 BV1 が地球と月に接近・通過


小惑星〝2019 BV1〟が1月25日に地球と月のそばを通過していったことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 5~11m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは1月25日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BV15~11 (地球)1月25日 05:53
 (月)1月25日 10:37
0.35
0.52
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の地球との相対速度は秒速14.4km(時速約5万2000km)でした。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2019年1月26日土曜日

カイパーベルト天体 Ultima Thule (続報-4)


"Ultima Thule" という名称に政治的なクレームがついていたとは知りませんでした。日本の旭日旗や類似のデザインに対する隣国からの言いがかりと似ています:

"Ultima Thule" という名前は、ハッブル宇宙望遠鏡によって 2014年に発見されたカイパーベルト天体 486958(2014 MU69)に与えられた愛称です。NASA が公募し、冥王星探査機 New Horizons の第2の探査目標にふさわしい名前として選ばれたものです。

"Thule" は古代ギリシャやローマの文献に登場する地名で、最も北にある土地を指しており、イギリスの北にあるオークニー諸島やシェトランド諸島などに比定されています。"Ultima Thule" はさらに遠く、既知の世界の外側にある場所を指す言葉です。"Thule" をアイスランド、"Ultima Thule" をグリーンランドと解釈することもあるようです。

一方、ナチスが喧伝した「神話」では、"Ultima Thule" はアーリア人発祥の地とされ、現在もネオナチなどが使用することがあり、これらの点がクレームの根拠となっているようです。

NASA は使用をやめる気はないようです。「"Ultima Thule" は非常に古く、過去何世紀、たぶん何千年にもわたって使われてきた名称で、(カイパーベルト天体の)探査にふさわしい素晴らしい名前です」、「過去に悪い人たちがその言葉を好んで使ったことがあったとしても、その言葉をその人たちに乗っ取られたままにしておくつもりは私たちにはありません」。New Horizons ミッションの研究主任が記者会見でこう述べると、会場の記者たちから拍手が起きたとのことです。


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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-32)


米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉(地図)が、1月25日12時32分(日本時間26日04時32分)ごろから熱水や水蒸気を噴出し始めました。今年3回目の噴出です(昨年の噴出記録はこちらを参照してください):

日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月4日 10
2 1月16日 12
3 1月25日 9


以下は最寄りの地震計の記録です。今回の噴出は、前回よりもさらに振幅が小さく、弱々しい噴出だったようです。間欠泉の勢いが衰えて来ているようです:

過去の噴出の振幅と比べてみてください:

正確な記録が残っている範囲では、昨年(2018年)のスティームボート間欠泉の年間噴出回数はこれまでで最多でした:

順位 噴出回数
1 2018 32
2 1964 29
3 1963 26
4 1982 23
5 1965 22


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2019年1月25日金曜日

地震で地震を抑制する


「毒を以て毒を制する」ような話です。50年前にはこのようなことがまじめに検討されていました:

上記は『Science News』誌の記事ですが、1969年2月8日付の同誌記事の引用と、それに対する現在の知見による評価からなっています:
連邦科学技術評議会は、地震がいつどこで発生するのかを予測し、地震の原因を取り除いて発生を防止し、あるいは少なくとも地震(の規模など)を(人為的に)変更する方法を見つけるための国家地震研究10カ年計画を策定した。基本的なアイデアは単純である: 地下の岩盤に液体を注入して歪みを解放し、1回の激しい揺れの代わりに小規模な地震の穏やかな連鎖を作り出すのである。

これに対する現在の知見からの評価は次のようになっています:
大地震を防ぐために小さな地震の連鎖を作り出す方法はうまくいかない。大地震と同じエネルギーを解放するには、数千回ではないとしても数十回の小規模地震がが必要になる。地下に液体を注入する方法(石油、天然ガス、地熱エネルギーの生産や廃水の処分では一般的な方法)は、実際には地震のリスクを増大させる。2017年に韓国で発生した M5.5 の地震は、地熱を取り出すために液体を注入した結果である可能性がある。オクラホマ州での最近の地震の増加は、廃水の注入と関連がある。

カイパーベルト天体 Ultima Thule (続報-3)


冥王星探査機 New Horizons が撮影した Ultima Thule の新たな画像が公開されました(拡大画像)。1月1日14時26分(日本時間)に Ultima Thule まで 6700km のところから撮影されたもので、解像度はピクセル当たり 135m です:

Ultima Thule の上縁には明暗境界線(昼と夜の境界泉)があり、複数の小さな凹みが写っています。また、小さな方の塊(雪だるまの頭)にはもっと大きな凹みがみられます。前者は直径 700m ほど、後者は直径 7km ほどです。これらの凹みについては、隕石の衝突によるクレーター、陥没孔、過去に揮発成分が吹き出した痕などの説がありますが、よくわかっていません。

現在、New Horizons は地球から 66億4000万km はなれたところを時速 5万700km で太陽系の外に向かって飛行中で、同探査機から地球に電波が届くには 6時間9分を要するとのことです。今後、さらに近いところから撮影した画像が届くはずです。


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2019年1月24日木曜日

御神渡りと断層のアナロジー


諏訪湖の御神渡りが形成される瞬間を捉えた動画です。地震前後の地下の様子はおおよそこんなものかも知れません。

冒頭から聞こえるコトコト、コツコツという音は、断層付近で地震の前に発生するといわれるアコースティック・エミッションに相当するものでしょうか。徐々に白い亀裂が増えていきます。前震とはこんなものかも知れません。そして、突然、氷が盛り上がります。逆断層の運動、すなわち本震の発生に相当すると考えられます:

御神渡りの形成直後に陥没も生じています。氷にかかる力が変化した証拠です。ある場所で御神渡りができると、氷の内部の応力分布が変化して別の場所に力がかかり始めます。その繰り返しで湖を横断するような長い御神渡りができるのでしょうが、それは地震後の余震発生のメカニズムに似ています。


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定置網にリュウグウノツカイ ― 兵庫県豊岡市


1月23日、兵庫県豊岡市竹野町(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかりました。体長 4.42m、体重 32kg。豊岡市での確認は 5年ぶり:

今回の発見場所は丹後半島の西側ですが、東側の京都府宮津市では 12月25日に、舞鶴市では 1月14日にリュウグウノツカイが定置網に入っています:

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アイスランド Heimaey 島の噴火


1973年1月23日、アイスランド南部の Heimaey 島(地図)で、それまで知られていなかった亀裂から割れ目噴火が始まり、全島民約5000人が島外に避難しました。その間も、海水をポンプでくみ上げて溶岩流に散布しその速度や方向を制御する試みなどが続けられました。噴火は6ヶ月にわたって続き、Eldfell 山と名付けられた新しい火山が誕生しました。島民の帰還は噴火終息から1年以内に始まり、現在の島の人口は約4500人とのことです:

割れ目噴火や全島避難という点では1986年の伊豆大島三原山の噴火、居住地域のすぐそばでの噴火という点では1977年と2000年の有珠山の噴火が思い起こされます。


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2019年1月23日水曜日

北海道沖の超巨大地震 切迫?


朝日新聞』の記事です。北海道沖で起きる超巨大地震(M8・8以上)が切迫している可能性が高いそうです。震源域付近の地震活動が変化しているとのこと。「1965年以降のM5・7以上の地震を分析すると、08年10月ごろからこれまでにないレベルで静穏化。15年後半から回復傾向にある」:

宇宙に長期滞在した宇宙飛行士の挙動


宇宙に長期間滞在した宇宙飛行士が、地球帰還後に自力では歩けなくなっている様子は、報道で目にしたことが何度もありますが、こういう「後遺症」もあるのですね。特に、物を落とした後の視線の方向に注目してください:

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蔵王山: 火口湖の底に隆起を確認


蔵王山の火口湖「御釜」(地図)の湖底に隆起が確認されました。火山ガスの噴気孔の可能性があるとみられています:

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亥年と大災害 (補足)


1月5日付「亥年と大災害」の補足です。

前回紹介した記事の表では空欄になっていた1947年と2007年の災害への言及があります:

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2019年1月22日火曜日

橋杭岩にボラの大群 ― 和歌山県串本町


1月19日、和歌山県串本町の橋杭岩地図)近くにボラの大群が現れました。「普段は沖にいるが、満潮時に餌を求めて入って来たのだろう」(元串本海中公園水族館長):

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2019年1月21日月曜日

間欠泉の移動で非常事態宣言 ― 米国カリフォルニア州 (続報-5)


以下は、インペリアル郡の消防署長兼緊急事態調整官が、郡の管理委員会に対して緊急事態宣言の30日間の延長を承認するように求める1月8日付の文書です。緊急事態宣言はこれまでに少なくとも5回延長されているようです。問題の間欠泉(熱泥泉)は1953年前後から南西に向かって移動しており、現在は同郡ナイランド(ニランド、地図)の市街地の北西約5マイル(約8km)にあるとのこと:

上記文書によると現状は以下のとおりです ――
  • 間欠泉(熱泥泉)は西に向かって移動している。

  • キンダー・モルガン社(北米最大級のエネルギー・インフラ企業、石油や天然ガスのパイプラインを保有)は、(現場付近にある)パイプラインの移設許可を申請している。

  • カリフォルニア州運輸局の緊急対策には以下の事項が含まれる:

    • (ソルトン湖西岸を通る)州道86号線への迂回を直ちに実施。交通制御機器はすでに配置済み。
    • (ソルトン湖東岸を通る)州道111号線に鋼矢板の壁を設置。111号線の地下と壁の両側に排水路を設ける。
    • 現在の州道111号線の西側に迂回路を建設する。間欠泉(熱泥泉)が通過できるようにし、通過後に州道111号線を再建する。

間欠泉(熱泥泉)が移動する理由の解明に繋がる情報も載っています:
(現場付近を通っている)ユニオン・パシフィック鉄道の地質学者が巨大な圧力ドーム(large pressure dome)を発見した。ドームはカルデラから州道111号線を通り越して広がっており、間欠泉(熱泥泉)の水を押している。

カルデラがどこにあるのか上記文書からはわかりませんが、定冠詞付きで "the caldera" と書かれているので、インペリアル郡の住民(少なくとも管理委員会のメンバー)にとっては周知の事柄のようです。また圧力ドームのイメージもはっきりしません。


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リュウグウノツカイ漂着 ― 富山県滑川市


1月19日、富山県滑川市(地図)の海岸にリュウグウノツカイが漂着しているのが見つかりました。体長約 4.4m で、すでに死んでいました。「富山湾では2009年から捕獲されるようになり、今回が19例目」、「富山湾で昨年10月から今回を含めて3匹が見つかっており、例年より多い」(魚津水族館):

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2019年1月20日日曜日

瀬切れや河口閉塞 ― 静岡県、和歌山県


静岡県の安倍川(地図)が干上がっています。河口閉塞も起きています。少雨が原因とのことです:

和歌山県の富田川(地図)も干上がっています。こちらも少雨が原因とのことです:

少雨だけが原因ならいいのですが、川床が隆起や沈降していることはないのでしょうか。安倍川は東海地震の震源域ですし、富田川は南海地震の震源域に近いところを流れています。


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小惑星 2019 BO が月と地球に接近・通過


小惑星〝2019 BO〟が 1月16日に月と地球の近くを通過していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 7~15m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは最接近後の 1月17日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BO8~18  (月)1月16日 06:12
(地球)1月16日 10:13
0.86
0.18
(1LD=地球から月までの平均距離) 

接近時刻には、月に対して ±3分、地球に対して ±2分の誤差が見込まれています。

この小惑星の地球との相対速度は秒速 8.1km(時速約2万9000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2019年1月19日土曜日

安倍首相 国外脱出?


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が出している東海・東南海地震の予報によると、推定発生時期は 1月23日±1日 だそうです(以上伝聞情報)。つまり 1月22日~1月24日が危険期間ということです。

偶然とは思いますが、安倍首相は上記危険期間の前日の 1月21日に羽田を発ち、ロシアとスイスを訪問、24日にスイスを発って日本帰国は危険期間が明けた 25日になります:

間欠泉の移動で非常事態宣言 ― 米国カリフォルニア州 (続報-4)


米国カリフォルニア州南部のインペリアル郡ナイランド(ニランド、Niland、地図)近郊で、おおよそ西に向かって移動している「間欠泉」(熱泥泉)についてはこれまでもこのブログに書いてきましたが、その移動方向であるソルトン湖(Salton Sea)南端部で群発地震が起き始めました:

現場近くにはサンアンドレアス断層が通っています。


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2019年1月18日金曜日

霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルを引き下げ


1月18日11時00分付で、新燃岳(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」から「1(活火山であることに留意)」に引き下げられました。噴火は昨年6月28日以降発生なし、火山性地震は11月中旬ごろから減少、山体膨張は認められず、火山ガスの放出は少ない状態が継続、熱異常域にも変化なし:

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2019年1月17日木曜日

小惑星 2019 AK12 が月と地球に接近・通過


小惑星〝2019 AK12〟が1月13日に月と地球の近くを通過していったことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 8~18m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは1月14日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 AK128~18  (月)1月13日 14:19
(地球)1月13日 16:34
1.89
1.95
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の地球との相対速度は秒速15.3km(時速約5万5000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-31)


米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉(地図)が、1月16日07時12分(日本時間16日23時12分)に熱水や水蒸気を噴出し始めました。今年2回目の噴出です(昨年の噴出記録はこちらを参照してください):

日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月4日 10
2 1月16日 12


以下は最寄りの地震計の記録です。今回の噴出は、前回同様に振幅があまり大きくありません。前回の噴出では途中で10数分間の休止もありました。噴出の間隔も長くなっており、間欠泉の勢いが衰えて来ている可能性があります:

正確な記録が残っている範囲では、昨年(2018年)のスティームボート間欠泉の年間噴出回数はこれまでで最多でした:

順位 噴出回数
1 2018 32
2 1964 29
3 1963 26
4 1982 23
5 1965 22


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2019年1月16日水曜日

彗星のように尾を引く小惑星


火星と木星の間にある小惑星帯(main asteroid belt)の中を公転している小惑星〝6478 Gault〟が、突然、彗星のような尾を引き始めたことが話題になっています。尾が伸び始めたのは昨年11月の初めごろとみられ、現在の尾の長さは 40万km を超えているとのことです(地球から月までの平均距離は約38万km)。

小惑星同士の衝突によって生じた破片が小惑星の軌道上に残され、彗星の尾のように見えていると考えられています。

小惑星〝6478 Gault〟は 1988年にシューメーカー夫妻によって発見され、直径は 3.7km と推定されています。

小惑星に尾が生じた事例はこれまでにもいくつか報告されています:

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クジラが浅瀬に迷い込む ― 沖縄県竹富町


1月15日、西表島(沖縄県竹富町)南風見田(地図)の海岸の浅瀬に、小形のクジラがいるのが見つかりました。沖に誘導したところ、自力で泳ぎだしたとのことです。コマッコウクジラの子どもとみられています。「西表島の東部にクジラが迷い込むのはこれまでに聞いたことはない。珍しい」(イルカ&クジラ救援プロジェクト):

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地震が「聞こえる」わけ


米国アラスカ州のテレビ局 KTVA の記事です。昨年11月30日にアラスカ州で発生した M7.0(深さ 47km)の地震(USGS資料)とその余震では、多くの住民が、揺れを感じる前に大型トラックがそばを通り過ぎるような大きな音を聞いたそうです。なぜそのようなことが起きるのかをアラスカ地震情報センターの地震学者が説明しています:

地震学者によると、地震によって発生するP波とS波のうち、伝播速度が速いP波が先に到達し、その可聴周波数成分が直接的に、あるいは物体を揺らして間接的に聞こえるとのこと。全ての地震でこのような現象が起きるわけではないそうです。


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今年は富士山と箱根に警戒?


週刊朝日』の記事です。なぜ富士山と箱根山なのかはっきりしませんが、要するに火山の大噴火に注意しろという記事です。理由は2つ ―― (1)マグニチュード 9 クラスの地震は、その発生から数年以内に 1000km 以内で火山噴火が発生するが、2011年の東北地方太平洋沖地震だけはまだ噴火が起きていない。(2)「日本ではこの大噴火が17~19世紀は100年ごとに4~6回起きており、20世紀に入ると1914年の桜島と、1929年の北海道駒ケ岳の大噴火があった。ところが、以来90年間もぱったりと止まっている」:

シマリス冬眠せず ― 北海道札幌市


冬には穴を掘って冬眠しているはずのシマリスが、北海道札幌市(地図)で相次いで目撃されています。ペットとして輸入されたチョウセンシマリスとチュウゴクシマリス(両者とも冬眠しない)が野生化した可能性がある、と考えられています:

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2019年1月15日火曜日

イルカの大群が現れる ― 高知県土佐市


高知新聞』の記事です。高知県土佐市宇佐(地図)の沖合で、イルカの大群が目撃・撮影されました。日時は書かれていませんが、動画が YouTube に投稿されたのは1月8日です。「100や200尾ではきかないほどの数の群れ」、「仁淀川河口の近く、陸地からわずか数キロの近場に、びっくりするような数のイルカが群れなして・・・」、「土佐湾でイルカの群れは珍しくないものの、これだけの数が近場に集まっているのはあまり見たことがない」:

ここのところ、四国の周囲の海でイルカやクジラの報道が目立ちます:

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定置網にリュウグウノツカイ ― 京都府舞鶴市


1月14日朝、京都府舞鶴市(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかりました。体長は 3.5m。「今年、多いんです。2~3日に1回くらいの割合で網に入ってるようです(中略)もしかしたら海流の流れが少し変化があったとか、水温の変化とかですね、その影響じゃないかなと思ってます」(京都水族館):

12月25日には、隣接する宮津市沖の定置網にリュウグウノツカイがかかっています:

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2019年1月14日月曜日

MEGA地震予測の実績と今年の予測


村井俊治・東京大学名誉教授が主宰する JESEA による MEGA地震予測。毎年1月に「今年の要警戒地域」を『NEWSポストセブン』が記事にしていますが、その実績はどうなのでしょうか。以下は上川瀬名氏のツイートから:

そして今年は ・・・ そろそろ当たりそうな気もしますが:


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阪神大震災の前、「胸騒ぎ」を感じて井戸を掘った人


1944年の東南海地震(M7.9)と1946年の南海地震(M8.0)を経験した方の逸話です。1995年1月17日の兵庫県南部地震(M7.3)の前の「94年夏、何か大きなことが迫っている予感がして、井戸の掘削を始めた。確信はなかったが、地震が起きれば水道管が壊れ、命をつなぐためには水が必要になると考えた」:

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2019年1月13日日曜日

不気味な巨大雲 ― アルゼンチン


1月9日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス近郊に現れた巨大な雲。不気味ですがミルフィーユのようとも形容されています。棚雲の類いではないでしょうか。「前線の通過に伴って方向が異なる風同士がぶつかり合い、発生した可能性が高い」:

今、アルゼンチンは夏です。


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蔵王山で火山性微動と傾斜変動


蔵王山(地図)で、1月3日に2回、7日に1回、火山性微動が観測されました。継続時間は34分、24分、28分。火山性微動が観測されたのは昨年9月2日以来です。火山性微動の発生に先行して、12月31日ごろから傾斜変動も観測されています:

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小惑星 2019 AE9 が地球と月に接近・通過


小惑星〝2019 AE9〟が1月12日に地球と月のそばを通過していったことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 10~22m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは1月11日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 AE910~22 (地球)1月12日 20:09
 (月)1月12日 20:55
0.26
1.21
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の地球との相対速度は非常に速く、秒速19.2km(時速約6万9000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2019年1月12日土曜日

富士山に集束する雲


1月10日午前に東京のサンシャイン60ビルから富士山の方向を撮影した写真です。富士山に向かって雲の畝が集まって行っているように見えます。遠近法の効果による見かけ上の「集束」だと思われます。より細かな波状(さざ波状)のパターンも見えています:

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巨大 ELF 送受信施設が完成 ― 中国


ニューヨーク市のサイズ(報道によってはその5倍)の巨大な ELF(極超長波、超低周波)送受信施設を中国が13年かけて完成させた、とのことです。建設場所は明らかになっていません。公式の目的は民生用で、地震予知や地中の鉱物探知とされていますが、主目的は潜航中の潜水艦との通信とみられています:

電磁波が地中や水中を伝播するためには非常に低い周波数、したがって非常に長い波長である必要があります。そして、電磁波を効率的に送受信するためには、その波長と同じ長さのアンテナが必要になります。ELF の送受信施設が大きくなる所以です。

以下は、地震に伴って発生する ELF帯電磁波の研究の一例です:

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武庫川河口にイルカの群れ ― 兵庫県尼崎市、西宮市 (補足)


1月11日付「武庫川河口にイルカの群れ ― 兵庫県尼崎市、西宮市」の補足です。

昨年の夏以降、和歌山県和歌山市(地図)や大阪府阪南市(地図)の沖でイルカの群れが頻繁に目撃されているとのことです。また、昨年9月や12月下旬には大阪府泉佐野市(地図)の沖でイルカの群れが目撃・撮影されています。ハセイルカという種類とみられており、1月10日に武庫川河口付近に現れた群れとは異なるようです:

上掲記事によると、通常は太平洋にいるイルカの群れが紀伊水道を北上し大阪湾に入ってきているようです。餌となるイワシを求めての行動と推定されていますが、イワシはなぜ大阪湾沿岸に来ているのでしょうか。


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2019年1月11日金曜日

リュウグウノツカイ、サケガシラ、ボラの大群 ― 韓国東海岸


韓国の日本海側で異変(?)が続いています。巨大ヤリイカ(体長50cm、1月5日)、リュウグウノツカイ(体長4.2m、1月8日)、ボラの大群(1月8日)、スケトウダラ、サケガシラ(体長1.5m以上)。「深海魚が群れで出現するわけでもなく、1匹ずつ海岸で発見されるのを地震と関連付けるのは難しい」(韓国地質資源研究院地震研究センター):

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武庫川河口にイルカの群れ ― 兵庫県尼崎市、西宮市


1月10日、兵庫県尼崎市と西宮市の間を流れ大阪湾に注いでいる武庫川の河口(地図)付近で、イルカの群れが目撃・撮影されました。群れの規模は、記事によって「大群」、「20頭ほど」、「約10頭」と異なっています。太平洋に多いハンドウイルカミナミハンドウイルカとみられています。「これだけの群れが、陸に近い場所で目撃されるのは非常に珍しい」(須磨海浜水族園)、「ふだんこの付近で、1、2頭を見たことはあるが、10頭も群れているのは過去数十年間で初めて」(渡船業者スタッフ):

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2019年1月9日水曜日

2つの小惑星が月と地球に接近・通過


2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 AS3
アポロ群
7~15  (月)1月2日 11:12
(地球)1月2日 13:23
2.30
1.64
2019 AS5
アポロ群
1~2  (月)1月7日 23:53
(地球)1月8日 09:37
0.41
0.04
(1LD=地球から月までの平均距離) 

AS3 は1月4日に、AS5 は1月8日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

最接近時の地球との相対速度は、AS3 が秒速 14.4km(時速約 5万2000km)、AS5 が秒速 12.5km(時速約 4万5000km)です。

AS3 の接近時刻には、地球に対して ±2分、月に対しても ±2分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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