2017年6月29日木曜日

元号クイズ (その1)


私は元号が嫌いです。本来連続している時間をお上の都合で不規則に区切るなど、不合理の極みでまったく受け入れられません。旧来の陋習です。元号の使用が皇室の儀式関係や官公庁内部の文書の範囲にとどまるなら、「勝手に使ってろ」ですませられるかもしれませんが、民間にまでその使用が広がるのは不便極まりありません。

たとえ官公庁の文書であっても、少なくとも理工系の分野に関わるものは西暦に統一されるべきだと思うのですが、実際には逆の現象がおきています。たとえば大きな地震の名称です。従来、「1968年十勝沖地震」、「1972年12月4日八丈島東方沖地震」、「1978年宮城県沖地震」のように西暦が用いられていたにもかかわらず、1979年に元号法が公布・施行された後は、「昭和57年浦川沖地震」とか「昭和58年日本海中部地震」、「平成16年新潟県中越地震」などのように元号が使われるようになってしまいました。

元号法には元号の使用を強制するような規定はないはずです。気象庁やその上の国土交通省の官僚が、官邸のご意向を「忖度」したのでしょうか。

官庁であっても防衛省は自衛隊の装備の名称に西暦を使っています。「64式小銃」とか「10式戦車」、「12式地対艦誘導弾」など、その装備が制式化された西暦年度の下2桁を名称に取り入れています。

コンピューター・システムが社会の隅々にまで普及している今日、元号が変更されれば多くのプログラムの改修やテストが必要になり、多大な時間と人材が浪費されます。本来、もっと有益なことに使えたかも知れないのに。元号の使用は、凋落する日本の足をさらに引っ張るハンディキャップです。

前置きが長くなってしまいました。矛盾するようですが、私は歴史好きなこともあって元号に興味はあります。平成の次の元号を予想しようと過去の元号を調べているうちに、面白いクイズを思いついたので紹介します:

問題1 次の文字の組み合わせのうち、日本で元号として使われたことがあるものには「○」、そうでないものには「×」をつけなさい:
  1. [ ] 文部科学省・前事務次官の前川喜平さんの「喜平」
  2. [ ] ロック歌手・大友康平さんの「康平」
  3. [ ] 小説家・立松和平さんの「和平」
  4. [ ] 小説家・藤沢周平さんの「周平」
  5. [ ] お笑いタレント・間寛平さんの「寛平」
  6. [ ] 俳優・火野正平さんの「正平」
  7. [ ] 俳優・田村正和さんの「正和」
  8. [ ] 声優・佐藤正治さんの「正治」
  9. [ ] 俳優・津田寛治さんの「寛治」
  10. [ ] 落語家・桂文治さんの「文治」
  11. [ ] 映画評論家・淀川長治さんの「長治」
  12. [ ] 元プロ野球選手・王貞治さんの「貞治」
  13. [ ] 日本指圧協会元会長・浪越徳治郎さんの「徳治」
  14. [ ] 作詞家・秋元康さんの「元康」

(続く)


蛾が大量発生 ― 新潟県魚沼市


新潟県魚沼市(地図)で6月17日ごろから蛾が大量に発生しています。蛾は無毒のオビカレハとみられています。大量発生の原因について柏崎市立博物館は「例年は野鳥の繁殖期に幼虫がほとんど食べられ発生しないが、ことしは繁殖期がずれたのではないか」と推測しています:

野鳥の繁殖期がずれた原因については記事は触れていません。


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白山 ― そろそろ噴火してもおかしくない


平松良浩・金沢大教授(地震学)が防災講座(6月17日、石川県白山市内)で、白山(地図)について語った内容を伝える記事です。「最後の噴火は約三百五十年前(一六五九年)」、「二〇〇五年には、山頂直下を震源とする地震が頻繁に発生。特に十月三日にはマグニチュード4・5と白山の観測史上最大の地震を記録」、「今年三、四月にも一日四十回を超える地震が観測されている」:

白山の最後の噴火は1659年ですが、1935年には山頂南西に新たな噴気孔が開き、地鳴り音をともなって噴気が吹き上がっています:

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2017年6月27日火曜日

人工知能で地震予知 (続報-2)


17年2月16日付「人工知能で地震予知 (続報)」の続報です。

日本語の記事があったので紹介します。以前の私のテキトー訳よりはわかりやすいかも知れません。「最近になって、地震の短期予測に役立つ新手法が相次いで発表されている」、「実験用の地震で音による予測に成功した」:

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渡島大島の大噴火と大津波


日本海に浮かぶ活火山の島は2つしかありません。北海道沖の利尻島(地図)と渡島大島(おしまおおしま、地図)です。

渡島大島は1741年(8代将軍・徳川吉宗の時代)に大噴火しました。山体が崩壊して海に流れ込んだため大津波が発生し、北海道南西部をはじめ日本海側の各地に大きな被害をもたらしました。

「丘陵の頂上の高さを調べてみると、海抜19・4メートル。渡島大島の噴火による津波は、この高さの丘陵をやすやすと乗り越えるほど巨大だった」:

気象庁の資料によると、渡島大島の1741年の噴火の経緯は以下のとおりです:
8月18日、西山から噴火。火砕物降下→岩屑なだれ→火砕物降下・溶岩流。25日からは降灰のため江差で昼も暗くなる。29日に大津波が発生し、死者1467名(北海道・津軽)、流出家屋791棟。

渡島大島は翌1742年にも大規模なマグマ噴火(VEI4)を起こし、再び山体が崩壊しています。1759年には中規模のマグマ噴火、1786年ごろと1790年には噴煙が記録されています。

渡島大島は気象庁が認定する111の活火山に含まれていますが、24時間体制で監視する常時観測火山には含まれていません。


中央構造線周辺グラリ


昨年4月の熊本地震、今月20日の豊後水道の地震、そして25日の長野県南部の地震。強い揺れをともなう地震が中央構造線地図)の周辺で続いています。以下はこの点についての記事ですが、どちらも武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)の発言を中心に据えています。「この(長野県南部の)地震の震源の近くに活火山である焼岳がある」、「しばらく、『中央構造線』の延長にある埼玉は要注意だ」:

長野県南部の地震の震央から焼岳(地図)まではかなり距離があります。御嶽山ではなく焼岳を取り上げる理由がよくわかりません。


2017年6月26日月曜日

イワシが大量に打ち上げられる ― 福井県坂井市


6月23日、福井県坂井市の三国サンセットビーチ(地図)で、約20mの範囲に体長10cmほどの魚が大量に打ち上げられました。イワシの稚魚とみられています。「大量に打ち上げられるのは、年に数回程度見られるが、全くない年もあり、詳しいことは分からない」(漁協組合長):

イワシの大量漂着については何度も記事にしていますが、最近では6月1日に山口県で発生しています:

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2017年6月25日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-164)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月24日16:00付けで更新情報を出しています ―― CH17特異のみ継続:

今朝、長野県南部で発生している一連の地震(M5.6、深さ7km、最大震度5強など)は、串田氏の大枠推定領域の東縁付近で発生しています。

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定
現状で可能性があるのは 7月5日~8日
(条件: 7月1日までに前兆が終息)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり。前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH17(八ヶ岳) 完全糸状状態ではなく若干の変化がある基線。6月21日から22日にかけて約19時間、正常基線を記録。顕著状態からは脱したように見える。

  • CH21(八ヶ岳) 終息。若干の変化が見える。

  • CH29(八ヶ岳) 終息。

  • K10(高知観測点) 終息。

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。CH17(八ヶ岳)の特異前兆のみが継続。

  • CH21(八ヶ岳)に若干の変化が見られる。直前特異が出現する可能性もある。

  • 第24ステージの前兆関係を見直し。各前兆の出現状況から 7月5日± が算出される(地震発生または次の極大)。前提条件となる前兆終息時期は以下のとおり:

    • 6月28.6日終息 → 7月4日発生
    • 6月29.3日終息 → 7月5日発生
    • 6月30.1日終息 → 7月6日発生
    • 6月30.8日終息 → 7月7日発生
    • 7月01.6日終息 → 7月8日発生

  • 今後の前兆の変化を注視し、現在の認識が正しいかを判断して続報する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年6月24日土曜日

リュウグウノヒメが浅瀬に ― 長崎県五島市


6月22日、長崎県五島市岐宿町(地図)の浅瀬で、深海性の稀種であるリュウグウノヒメが弱々しく泳いでいるのが見つかりました。体長25~30cm。「日本海沿岸や太平洋沖など各地の水深数百メートルに生息するが報告例は少なく」(九十九島水族館)、「捕獲を試みたが、最後は想像以上に元気に海中へ潜り、その後は姿を見せなかった」:

これまで、五島市の海岸や沖合では以下のようなできごとがありました:

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2017年6月23日金曜日

ササが開花 ― 北海道苫小牧市


北海道苫小牧市の「イコロの森」(植苗の屋外庭園施設、地図)で、6月上旬からササの花が咲いています。ササの花が咲くのは「60年に1度」とも「120年に1度」とも言われるとのこと。「2008年の開設以来、継続して庭を管理してきたがササの花が咲いたのは初めて。実物を見るのも初めてのことでとても驚いている」(同施設のガーデナー):

開花前の5月下旬には、ササの葉が落ち、茎の先の部分に紫色の花穂が付いていたそうです。「落葉」が、ササの開花を見つける手がかりになるのではないでしょうか。


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チシマザサが開花 ― 北海道渡島管内・大千軒岳


北海道渡島管内にある大千軒岳(地図)の標高850m付近で、チシマザサ(ネマガリダケ)が開花しています。チシマザサは数十年に一度だけ花を咲かせるとのこと。「草丈1メートルほどのチシマザサの群落が広がる中、一角で小豆色の細長い花がいくつもついているのが確認できる」:

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ハチクが開花 ― 高知県高知市


6月5日、高知県高知市高須(地図)の民家で、ハチクの変種である黒竹が開花しているのが見つかり、16日に専門家によって確認されました。「ハチクについては過去の文献などから、約120年ごとに一斉開花することが分かっている」、「数年前からハチクの開花が各地で報告されている」:

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超高空の赤いクラゲ!


6月20日(現地時間)、オーストリアで雷鳴を響かせている雷雲のさらに上空、高度80kmに現れたクラゲ状のレッドスプライト。雷雲から500km以上離れたチェコ共和国のNýdek(地図)にある個人の観測所から撮影されたものです:

レッドスプライトを撮影するには、雷雲から100km以上離れている必要があるようです(説明図)。撮影機材は Watec 910HX security camera(防犯カメラ?)と UFOCapture という日本製のソフトウェアの組み合わせ。後者の説明が以下にあります:

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2017年6月22日木曜日

東海地震説 「間違いだったというべきだ」


歴史地震学の専門家・都司嘉宣(つじよしのぶ)氏の講演内容を伝える記事です。「(東海地震説について)提唱から40年たって起きていないのだから、間違いだったというべきだ」、「(南海トラフ地震について)2035年ごろに起きるのではないか」:

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2017年6月21日水曜日

みごとな地層 ― 和歌山県串本町


和歌山県串本町の和深海岸(地図)に見られるみごとな砂岩泥岩互層。これは実際に見てみたいです:

「砂岩と泥岩が交互に積み重なった砂岩泥岩互層は、海溝の扇状地に堆積した地層で『タービダイト』と呼ばれています」、「和深の海岸は、紀伊半島の土台をなす付加体の地層観察に絶好の地点です」:

イエローストーンで群発地震


6月16日付「イエローストーンで群発地震、最大M4.5」の続報です。

イエローストーン国立公園北西部で6月12日に始まった群発地震はその後も続いています。現地時間(山岳部夏時間)6月19日13時30分(日本時間6月20日04時30分)までに観測された地震数は464。内訳はM4級が1、M3級が5、M2級が57、M1級が238、M0級が157、M0未満が6となっています。震源の深さは海水面を基準として0.0kmから14.5kmです:

現地時間6月15日(日本時間16日)に発生したこれまでで最大規模の地震は、当初M4.5とされていましたが、その後の精査でM4.4に更新されています。


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グリーンランドで地震と津波 (続報)


6月19日付「グリーンランドで地震と津波」の続報です。

海に流された住宅が無数の氷塊とともに写っています:

津波の原因は地滑りが海に流れ込んだためとみられていますが、以下の記事の末尾には、原因となった巨大な地滑り(複数)を空中から撮影した写真と動画があります:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-163)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月20日16:00付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、6月23日の地震発生を否定:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期実際の前兆終息を観測した後に計算予定
現状で可能性があるのは 6月30日±3日
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH17(八ヶ岳) 6月19日夜から20日朝まで11時間近く静穏基線を記録、その後は糸状特異状態。20日午前11時ごろからわずかな幅がある基線を記録中。完全糸状状態ではないが、完全静穏化でもない。

  • CH21(八ヶ岳) 静穏化。

  • CH29(八ヶ岳) 静穏化。

  • K10(高知観測点) 静穏化。

▼ 考察
  • CH17の特異が6月20日午前中に終息することが6月23日地震発生の前提条件であったが、CH17は終息しなかった → 6月23日の地震発生は否定。

  • 各前兆の出現状況(6月11.6日を極大と認識)から、次に考えられる可能性(地震発生または次の極大)は 6月30日±3日。前提条件となる前兆終息時期は以下のとおり:

    • 6月23.4日終息 → 6月27日発生
    • 6月24.1日終息 → 6月28日発生
    • 6月24.9日終息 → 6月29日発生
    • 6月25.6日終息 → 6月30日発生
    • 6月26.4日終息 → 7月1日発生
    • 6月27.1日終息 → 7月2日発生
    • 6月27.8日終息 → 7月3日発生

  • 実際の前兆終息を観測し続報する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年6月19日月曜日

グリーンランドで地震と津波


6月17日夜(現地時間)、デンマーク領グリーンランドの西岸、ウマナック(Uummannaq)島(地図)の沖合でM4.1(報道によっては4.0)の地震が発生しました。震央付近の沿岸部に津波が押し寄せ、少なくとも4人が行方不明になっています。「グリーンランドでこれほど大きい地震が起きるのは珍しい」(気象学者):

動画を見るかぎりでは大した津波ではなかったように思えますが、行方不明者の出た集落では建物の屋根を超える大波に襲われ、10軒以上の住宅が海に流されたと報じられています。

津波の原因は、地震にともなって発生した地滑りが海に流れ込んだためではないか、との推測が出ています(“tsunami” ではなく “flood” という言葉を使っている報道もあります)。

グリーンランドでは温暖化の進行にともなって氷河や氷床が溶け、重しを失った大地が隆起するために地震が増えると予測されています:

ちなみに、以下はグリーンランド現地の放送局が今回の地震と津波を伝えているニュース記事です。イヌイット系の言語だと思われますが、翻訳不能です:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-162)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月18日17:30付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期実際の前兆終息を観測した後に計算予定
CH17が6月20日に静穏化した場合 → 6月23日
6月21日以降も前兆継続の場合は再考
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH17(八ヶ岳) 5月30日昼から6月2日01時まで糸状特異が出現。その後は正常基線に復帰。6月4日から糸状特異が継続。6月11.5日に正常基線を短時間記録。

  • CH21(八ヶ岳) 5月30日昼ごろから約10時間にわたって正常基線を記録。同日深夜から特異状態が継続。ここ数日間、正常基線を記録中。

  • CH29(八ヶ岳) 静穏化。

  • K10(高知観測点) 静穏化。

▼ 考察
  • [以下は6月16日に「地震前兆検知公開実験」参加者限定で配信した観測情報。ウェブでは非公開]

    • 前兆変化を見直した結果、第25ステージが始まったとの判断は誤り。第24ステージが継続中。
    • 6月23日、6月26日の可能性あり。

  • 現時点でCH29とK10は静穏化。CH21も数日間、静穏基線を記録中。残るはCH17の糸状特異のみ。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直した結果、6月22日±、6月23日± が算出される。

    • CH17は糸状特異が継続中だが、6月11.5日に正常基線が短時間出現。これを最終極大とみなすと6月23日± が算出される。

  • 唯一の残存前兆であるCH17が6月20日に静穏化し、他の前兆の再出現がなければ、対応地震が6月23日に発生する可能性が示唆される。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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小惑星 2017 MF が地球に接近


6月20日朝、アポロ型小惑星〝2017 MF〟が地球に接近します。

この小惑星は6月18日に発見されたもので、直径は13~29m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 MF13~29 6月20日 07:33 1.02
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速6.5km(時速約2万3000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年6月18日日曜日

ギンザメ漂着 ― 神奈川県二宮町


6月13日、神奈川県二宮町の梅沢海岸(地図)に深海性のギンザメが漂着しているのが見つかりました。体長約1m。「小規模の地震の場合は数日後、より大規模な地震(M7超)の場合は約2カ月後(8月13日ごろ)まで、特に神奈川県周辺では地震に警戒が必要かもしれない」:

以下は、このブログで過去に取り上げたギンザメ関連記事です。4年前のちょうど今ごろ、ギンザメ2匹が神奈川県小田原市沖の刺し網にかかったのですが、この時は神奈川県やその周辺で被害地震の発生はありませんでした:

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2017年6月17日土曜日

乳房雲出現 ― 東京都、埼玉県


6月16日、東京都心や埼玉県熊谷市などで乳房雲(ちぶさぐも)が見られたそうです。海外のブログやインスタグラムなどでは写真を見かけることがありますが、日本では稀なのではないでしょうか:

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V字形の虹 ― 秋田県横手市


6月16日夕方、秋田県横手市(地図)で見られた「V字形」の虹です。反射虹というのだそうです:

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トランプ政権、風前の灯火?


ペンス副大統領にもロシア疑惑? ペンス氏の弁護士が所属する事務所はロシアとズブズブの関係。ペンス氏自身は弁護のための基金を準備:

長年、トランプ大統領の弁護をしてきた弁護士が自分自身のために弁護士を雇った:

大統領と副大統領が共倒れになった場合は、下院議長が大統領権限を継承します。現在は与党・共和党のポール・ライアン議員です:

アメリカだけの問題でしょうか。日本の選挙に外国政府が秘密裏に干渉していないとは言い切れないでしょう。外国政府の日本に対する政治工作を手助けしている政治家(特に大物)がいないとも限りません。外国資本や外国人が日本の土地を買い占めることを規制する法律がなかなか実現しない裏には、そんなこともあるのではないでしょうか。

2017年6月16日金曜日

サンショウウオが学校のプールで大量繁殖 ― 佐賀県唐津市、和歌山県田辺市


絶滅が危惧される両生類・カスミサンショウウオが、小学校のプールで大量に見つかっています。

▼ 5月24日、佐賀県唐津市の名護屋小学校(地図) 「先生たちは『なぜこんなところに』と不思議がっている」、「近くの沼などのメスが移動してプールに集まり、産卵したのではないか」(日本両生類研究会):

▼ 6月13日、和歌山県田辺市の芳養小学校 (地図) 「プール周辺の溝などでカスミサンショウウオを見掛けることはあったが、これほど大量に見つかったのは初めて」:

サンショウウオと同じく両生類に属するヒキガエルが、2009年にイタリアの内陸で発生したラクイラ地震(Mw6.3、深さ8.8km)の前に従来の繁殖地を放棄して移動したことが報告されています:

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イエローストーンで群発地震、最大M4.5


米国北西部のイエローストーン国立公園で現地時間6月15日18時48分(日本時間16日09時48分)、M4.5の地震が発生しました。震源の深さは約10km。震央はウェスト・イエローストーン町(地図)の北北東約13km。同地域では6月12日から地震が続いており、M2以上が約30回、M3以上が4回(今回のM4.5を含む)発生しています。今回の地震は、2014年3月30日に M4.8が発生して以来最大:

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2017年6月15日木曜日

雷の発生に周期性、太陽磁場が影響?


「夏季に観測される雷で、15県以上の広い範囲にまたがる広域雷は、27日ごとに繰り返し発生する傾向がある」、「27日という日数は太陽の自転周期」。太陽磁場の強弱(黒点の多寡)が地球に到達する宇宙線の量に影響、ひいては雲の発達や雷の発生に影響するのではないか、と考えられているようです:

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二股の竹見つかる ― 佐賀県唐津市


佐賀県唐津市重河内(地図)で、二股に分かれたモウソウチクが見つかりました。取材時点で竹は高さ約5m。地上から1m付近で2本に分岐しています。「茎を伸ばす先端部の成長点が何らかの支障で分かれたとみられる」(福岡市植物園):

希少な物や、あり得ないことのたとえとして「竹の二股」という言葉があるようです:

二股の竹にまつわる伝承:

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音をともなって浮遊する青い発光体


米国オハイオ州デイトン(地図)で6月5日に撮影された動画です。激しい雨の中、民家の庭先に突然出現した青い光を発する球体。出現と同時にブーンという低いハム音も聞こえ始めます。約7秒間、画面右から左方向に木立の背後を移動した後、突然消滅。同時にハム音も消えます:

球電現象でしょうか。近くに送電線があることが、動画のタイトルからうかがえます。カメラ(スマートフォン)を向けたところに都合よく球体が現れる点など、疑問なところもあります。


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お付き合い断層


国土地理院地理地殻活動研究センターのツイートから:

人工衛星に搭載した SAR(合成開口レーダー)で地表の観測がおこなわれるようになって以降、お付き合い断層がよく見つかるようになっているそうです。「『お付き合い断層』が地震に伴って普遍的に発生する性質のものだとすれば、地表地震断層の見方を再整理する必要があるかもしれない」とのこと。

「お付き合い断層」という言葉を検索すると、「プレート境界の断層活動に伴う巨大地震に際して副次的に活動する断層」という説明が見つかります。また、原子力発電所の耐震設計や安全性に関わる文書中でもよく使われています:

詳しく読んだわけではないですが、電力会社側が「断層であることは否定できないけれど、地震を起こす活断層ではありません」というときに「お付き合い断層」という言葉で説明しているように受け取れます。

2017年6月14日水曜日

ヘビで地震を予知した元国会議員 ― トルコ


6月12日、トルコ西部沖の深さ約10kmで M6.3 の地震があり、死者1人、建物の倒壊などの被害が出ました(震央地図USGS資料)。報道では「ギリシャ東部」としているものが多いですが、これは震央近くにギリシャ領の島があり、同島を起点としたギリシャの領海内に震央があったためで、全体的に見れば発生場所はトルコの西海岸沖です:

上記地震発生の2時間前、トルコの元国会議員 Melda Onur 氏が地震を警告するツイートをしていたそうです:

ツイートの内容は以下のとおりです(原文はトルコ語):
There are reports of people seeing snakes two days ago in central areas of some cities, which is similar to what happened before the 1999 earthquake. Don’t tell me later that I didn’t warn you.”

2日前、複数の都市の中心部でヘビが目撃されたとの報告がある。1999年の大地震の時にも同じことが起きた。なぜ教えてくれなかったんだと後で言わないでくれ。

上記記事には、「ヘビは全ての生き物のなかで地震予知に最も適している」との中国・南京地震局のトップ  Jiang Weisong 氏のコメントも載っています。

1999年の大地震とはイズミット地震(M7.3)のことで、1万7000人余りが亡くなっています。

日本では、5月19日に岩手県遠野市(地図)の中心部で、体長2m超のアオダイショウが民家に侵入するという事件がありましたが、これまでのところ東北地方で大きな地震は発生していません:

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避難場所と避難所の違い


違いを意識したことはありませんでした。避難場所は「迅速に逃げる場所」「鍵などは普段かかっていないところ」、避難所は「居住の場所を確保することが困難な住民に、その場所を提供する施設」「いつもは鍵がかかっていて、誰かが開けるというイメージ」:

私の近所では「広域避難場所」と「避難生活施設」と呼んでいるようです。


祭礼中に環水平アーク ― 三重県伊勢市


6月9日、三重県伊勢市二見町の二見興玉神社地図)の境内社「竜宮社」で、例大祭と津波の教訓を後世に伝える「郷中施」がおこなわれているとき、上空に環水平アークが現れました。「虹は竜の一種、化身だと言われるので、祭典中に虹が出るとは…」(宮司):

6月9日は梅雨の晴れ間ということで、各地で環水平アークや日暈などの大気光学現象が見られました:

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2017年6月13日火曜日

温泉の湧出量減少 ― 愛知県豊田市


愛知県豊田市武節町にある温泉施設「稲武温泉 どんぐりの湯」(地図)で源泉湧出量が減少しています。単なる温泉資源の枯渇や季節変動、汲み上げ設備の老朽化などによるものか、あるいは何か他に原因があるのか。湧出量の減少を補うための加水を始めたのは昨年の8月からとのこと。「当館の源泉湧出量がやや減少傾向にあることから、環境や源泉保護のため揚水量を抑制してまいります」:

豊田市に隣接する設楽町の段戸湖(地図)周辺約5000ヘクタールでは、昨年6月にササが一斉開花しています。場所は上記温泉から10kmほど南で、時期は加水が始まる2ヵ月前です:

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小惑星「岡垣町」


また一つ、日本にちなんだ名前が小惑星につけられました:

岡垣町は九州北部にあり、玄界灘に面しています(地図)。

この小惑星〝15316 Okagakimachi (1993 HH1 = 1996 CT1)〟は、火星と木星の間にある小惑星帯(メインベルト)を 3.47年かけて公転しています。

NASAの小天体データベースには次のように書かれています:
15316 Okagakimachi
Discovered 1993 Apr. 20 by K. Endate and K. Watanabe at Kitami.
Okagakimachi is a small town in Fukuoka Prefecture, west Japan, where the Hokuto Sichisei (the Big Dipper) appears to dip into the Sea of Genkai at lower culmination in the early morning during the summer and autumn.

日本にちなんだ名前がついた小惑星は意外にたくさんあります:

上記のリスト以外にも、海外で発見された小惑星に日本人の名前や地名などがついた例があります。以下はその一例です:
8271 Imai
Discovered 1989 July 2 by E. F. Helin at Palomar.
Yasushi Imai (b. 1949) was the president of a planetarium manufacturing company from 1998 to 2009. His tireless and distinguished efforts encouraged wide-ranging product development in this field.

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西之島の火山活動続く (続報)


国土地理院応用地理部のツイートから。西之島の火山活動のアニメーション(GIF動画)は4月上旬から6月上旬までの衛星画像をまとめたものです。これまでは主に島の南西方向に向かって熔岩が流れていたのですが、西の方向にも溶岩が流れて陸地が拡大しています。島の西にあった砂浜(?)は溶岩に覆われて面積が縮小しています:



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村井氏 vs. 「足を引っ張る人」


GPSデータによる地震予知に取り組んでいる村井俊治・東大名誉教授(JESEA、『MEGA地震予測』)と「足を引っ張る人」のツイートから:

「当たらなくて名誉を失っても構いません」とキッパリ:

警戒ゾーンが日本のほとんどの地域をカバーしているので、どこで地震が発生しても「当たり」となるのではという批判に対して:

地震は地下数キロメートルから数十キロメートルで起きるのに、なぜ地表のGPSに大きな変化が現れるのかという疑問。さまざまな要因が複合して大きな変化となるのはわかるのですが、その中に本当に地震の前兆が入っているのでしょうか:

「足を引っ張る人」は成長がないと批判、自分は「本物」であると示唆:

「足を引っ張る人」登場:




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2017年6月12日月曜日

メガマウスと大地震と正統派の考え方


 『デイリー新潮』の記事です:

この種の雑誌記事では常連の島村英紀氏(武蔵野学院大学特任教授)や濱島良吉氏(元前橋工科大学教授)が相変わらずのコメントをするなかで、古村孝志氏(東京大学地震研究所教授)がオーソドックスな考え方を述べています:
仮に地震の前にサメが深海から上がってくるとしても、他の生物の増減や大型船の動きなど、地震以外の理由で沖合に来ることは十分考えられる。謎だらけの生物に頼るより、地殻変動などを測定する機器の精度をもっと上げて、地震の前兆を調べる方が効果的だと思います

この記事の発端となった2件のメガマウス捕獲については、以下をご覧ください:

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なぜ日本人は大都市にとどまり続けるのか


自分が生きているうちに、大災害だけでなく戦争の心配もしなくてはならなくなるとは思ってもいませんでした。どこまで本気かはわかりませんが、近所でも防空壕を掘るならあそこの斜面がよいのではないか、いやあそこは都心や米軍基地の方向に向いているから(核兵器が使われたら)ダメだ、などといった話が出るようになりました。大災害で自宅に住めなくなった時の避難所や戦時の疎開先として、小さくとも自前の別荘を地方に準備しようかと考えています。

以下は『現代ビジネス』の記事です。長いです。都市の持つ「拘束力」について書かれています。「ミサイルが降り注ぐ危険性を意識し生活しなければならなくなったという意味で、その日以後、私たちは突如として『戦後』ではなく、『戦時下』を生き始めることになったのである」、「そこでの暮らしが魅力的だからだけではない。そこでくり広げられる激しい競争に取り残されないためにも、私たちは大都市を容易に離れることができないのではないか」、「健康や美容、子供の教育などに私たちは強い関心を払うにもかかわらず、そのすべてを台無しにするかもしれない命の危険に関しては早々に諦め、大都市に留まり続けているのである」:

マダケが開花 ― 東京都江戸川区


東京都江戸川区のウェッブサイトから。6月5日、同区篠崎町の「竹と親しむ広場」(地図)で、マダケが開花しているのが確認されました。ただし、この開花は「部分開花」という珍しい現象で、このところ各地で起きている「一斉開花」(約120年のサイクルで一斉に開花し、開花後に一斉に枯死する)とは異なります。部分開花では竹が枯死することはないとのこと。

非常に興味深いのは「同広場で初めて『マダケ』の開花が確認されたのは、東日本大震災から3カ月後の平成23年6月」で、「23年以降毎年この時期に花をつけて」いるという点です。「7年連続で部分開花がみられる竹は全国的にみても珍しい」(京都大学大学院教授):

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2017年6月11日日曜日

爆発音は地震だった ― 英国・リンカンシャー州


6月5日昼過ぎ(現地時間)、英国東部リンカンシャー州(地図)で大きな爆発音が響きわたりました。英国地質調査所(BGS)は同州で M2.1、震源の深さ2kmの地震が発生したとしています(BGS資料震央地図)。被害はなかったようです。注目すべきは住民の証言が揺れではなく大きな音に集中していることです。「初めは風でドアがバタンと閉まったのかと思った」、「Bunsfield の水上送油装置で爆発事故が起きたとき、そこから数マイル離れたところに住んでいたのだが、その時とちょうど同じぐらいに聞こえた」:

リンカンシャー州では3月と5月にも爆発音が発生していましたが、この時は原因不明となっていました。

▼ 3月13日午後7時前後に揺れと大きな爆発音。空軍は、爆発音発生時にはジェット機は当該地域外に出ていたとしています。強い硫黄のような臭いがして青い閃光が見えたとの通報があり、花火も疑われたようです。「犬の散歩で道を歩いているときにものすごく大きな音がして心臓が飛び出るかと思うほど驚いた」、「爆発のような音がして車が衝突したのかと思った」、「(窓から外を見ても)特に変わったことは見えなかったけれど、たくさんの住民が外に出てきていた」:

▼ 5月16日から17日にかけての深夜1時過ぎとその約20分後の2回、大きな爆発音が発生。その数日前から数回発生していたもよう。「ものすごい轟音で、銃の発砲音のようだった」、「大きな音でほとんどの人が目を覚ました」、「6歳の娘がおびえて眠れなくなり、翌日の学校がつらかったようだ」:

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伊勢神宮大鳥居に月柱 ― 三重県伊勢市


6月9日の満月の夜、伊勢神宮内宮へ通じる宇治橋(地図)の前にある大鳥居の後方に、月の光が柱となって真っ直ぐ空に伸びる月柱が現れました(写真写真)。太陽柱と同じ原因で起こる現象です。「この日の伊勢志摩地域では早朝から、『太陽柱(サンピラー)』『幻日』『環水平アーク』『日暈(ハロ)』など珍しい大気光学現象が各地で観測された」:

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クジラ 7頭漂着 ― 宮崎県宮崎市


6月10日、宮崎県宮崎市田吉の赤江浜(地図)の約1kmの範囲に、クジラ7頭が衰弱した状態で漂着しているのが見つかりました。小型のクジラ・ユメゴンドウで体長は2~2.5m。「ユメゴンドウの集団漂着は全国で3例目で珍しい」(宮崎大教育文化学部・西田伸准教授):

ユメゴンドウという和名は優しそうな印象を与えますが、英語名は〝Pygmy Killer Whale〟で、Wikipediaには「人間が接近することを好まず、人懐こいとは言えない」、「マイルカなど他のイルカなどを襲って食べる様子も観察されている」、「ユメゴンドウの群が捕獲された際、ユメゴンドウ同士が互いに殺し合ったことが報告されている」とあります。主食はイカ・タコ類や小型の魚らしいですが。

今年になって九州で発生したイルカやクジラの座礁/漂着には以下のようなものがあります:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-161)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月9日16:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期実際の前兆終息を観測後に計算予定
現時点で可能性があるのは6月27日±2日
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH17(八ヶ岳) 5月30日昼から6月2日01時まで糸状特異が出現。その後は正常基線に復帰。6月4日から糸状特異が継続するようになった。

  • CH21(八ヶ岳) 5月30日昼ごろから約10時間にわたって正常基線を記録。同日深夜から特異状態。継続中。

  • CH29(八ヶ岳) 散発的に特異が短時間出現。

▼ 考察
  • 現在、第25ステージ。

  • 前回の更新情報では「6月8日± までに前兆が終息した場合、6月10日± に対応地震発生の可能性がある」としたが、6月9日現在、上記「現状」のとおり前兆が継続出現中 → 第25ステージの前兆動向の認識が誤っていた。

  • 現在までの前兆出現状況からは、早い場合の地震発生日(または次の極大出現日)として、6月26日± や6月28日± が算出される。

  • 今後の変化を観測して検討する必要がある。全前兆が終息した場合は対応地震発生が推定されるので、その時点で計算して報告する。また、今月末以前を示す可能性が出来した場合は即刻検討の上、報告する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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