2012年12月19日水曜日

お知らせ


すごぉ~~く寒いところに1ヵ月ほど滞在しなければならなくなりました。通信事情も悪いようで、このブログの更新もできそうにありません。自宅に戻ってくる1月末ごろには更新を再開できる見込みです。

いつもこのブログを訪れてくださっている方々には大変感謝しております。

2012年12月7日金曜日

十勝岳で火山性地震増加 ― 北海道 (続報-2)


12月3日付「十勝岳で火山性地震増加 ― 北海道 (続報)」の続報です。

気象庁が12月7日に発表した「週間火山概況(平成24年49号:2012年11月30日~12月6日)」によると、十勝岳(地図)の火山性地震は12月2日の20時以降は通常の状態にもどったとのことです:
2日11時30分頃から火山性地震が一時的に増加しました。地震回数は16時台をピークに低下し、20時以降は通常の状態に戻りました。2日13時37分頃に発生した地震(マグニチュード4)2.8(暫定値))では、山麓の白金温泉地区と十勝岳温泉地区で震度1程度の揺れを感じました(美瑛町からの通報及び聞き取り調査による)。十勝岳で揺れを感じる地震が発生したのは2000年6月25日以来です。火山性微動は観測されず、空振計や地殻変動のデータにも変化はありませんでした。 
現在のところ、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められないため、防災対応の必要はありません。しかし、2006年からみられている62-2火口直下浅部の膨張は継続しているため、今後の火山活動の推移に注意してください。

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2012年12月4日火曜日

地球危機一髪 (補足)


11月29日付「地球危機一髪」の補足です。

地球直近で分裂した大彗星の破片群ではないかと疑われる「各々が霧のようなものに包まれた450個ほどの物体」が次々に太陽面を横切っていく現象を、メキシコの天文学者が観測したのは1883年8月12日と13日のことでした。この現象とほぼ時を同じくして、インドネシアのクラカタウ(地図)が史上最大級の大噴火を起こしています。

以下は、Wikipedia 「クラカタウ」の項からの引用です:
8月11日、同島の3つの火山が噴火した。そして8月27日月曜日バタヴィア時間午前10時02分(現地時間9時58分)に大噴火を起こした。噴火で発生した火砕流は海上40kmを越え、スマトラ島ランプン湾東部の Ketimbang で人間を殺傷した。また、噴火により発生した津波が周辺の島を洗い流し、航海中の船を激しく揺さ振った。死者は36,417人に及び、2004年にスマトラ島沖地震が起こるまではインド洋における最大の津波災害であった。 
噴煙の高さは38,000m(48,800m説有り)。爆発音は4,776km先(インド洋のロドリゲス島)まで届き、人間が遠く離れた場所で発生した音を直接耳で聞いた最長距離記録となる。衝撃波は15日かけて地球を7周した。5,863km離れた東京で1.45hPaの気圧上昇が記録されている。津波は、日本では鹿児島市の甲突川にも押し寄せ、17,000km離れたフランスのビスケー湾の検潮儀にも記録された。成層圏にまで達した噴煙の影響で、北半球全体の平均気温が0.5~0.8℃降下し、その後数年にわたって異様な色の夕焼けが観測された。

「3つの火山が噴火」したのが8月11日で、メキシコの天文学者が「現象」を観測したのが8月12日と13日(時差があるので、クラカタウ周辺の日付に直すと8月13日と14日)。偶然なのでしょうけれども、あまりにも接近しすぎています。可能性は非常に低いとは思いますが ―― 火山の噴出物(火山弾や火山ガス)が成層圏を突破して宇宙空間に出てしまった、それが「各々が霧のようなものに包まれた450個ほどの物体」の正体で、それをメキシコの天文学者が観測した ―― と想像してみたくなります。クラカタウのある赤道地帯は、地球の自転速度を最大限に利用できるので人工衛星の打ち上げに最適な場所とされています。

あるいは、大彗星の接近・分裂によってクラカタウの大噴火が誘発されたということがあるのでしょうか。


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2012年12月3日月曜日

十勝岳で火山性地震増加 ― 北海道 (続報)


12月3日付「十勝岳で火山性地震増加 ― 北海道」の続報です。

気象庁が12月3日10時30分に発表した「十勝岳の火山活動解説資料」(PDF形式)によると、2日11時30分ごろから十勝岳(地図)で増加した火山性地震は同日16時台にピークになり、その後は低下傾向にあるとのことです:
十勝岳では、2日11時30分頃から火山性地震が増加し、3日10時までの地震回数(避難小屋東:62-2火口近傍の観測点)は、114回(暫定値)となっています。1時間あたりの地震回数は、2日16時台をピークに、地震活動は低下しています。

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十勝岳で火山性地震増加 ― 北海道


気象庁が12月2日18時30分に発表した「十勝岳の火山活動解説資料」(PDF形式)によると、2日11時30分ごろから十勝岳(地図)で火山性地震が増加しているとのことです。また、有感地震は12年半ぶりとのことです:
十勝岳では、2日11時30分頃から火山性地震が増加しており、2日18時までの地震回数(避難小屋東:山腹の観測点)は、107回(暫定)となっています。震源はグラウンド火口の東側の深さ1km程度と推定されます。なお、13時30分頃の地震(マグニチュード2.8(暫定値))では、山麓の白金温泉地区と十勝岳温泉地区で震度1程度の揺れを感じたとのことです。十勝岳で揺れを感じる地震を観測したのは、平成12年6月25日以来です。火山性微動は発生していません。

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2012年12月2日日曜日

ギザの3大ピラミッドと3惑星整列 (補足)


8月30日付「ギザの3大ピラミッドと3惑星整列」で紹介したピラミッド上に並ぶ3惑星の画像は現実にはありえない光景ですが、明日、12月3日の日の出前には水星-金星-土星がほぼ直線上に等間隔で並ぶ様子を日本でも見ることができます。

以下の画像は、その様子を Stellarium で再現したものです:

12月3日午前5時30分 東京の東の夜空
Stellarium 0.11.4 で作成 (クリックで拡大)


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