まだネット上には掲載されていないようですが、今朝の『朝日新聞』第 2神奈川面に 「極彩色の炎」 というタイトルのカラー写真が掲載され、「灰色の雲と水平線との間にまっすぐ上る極彩色の炎のようだった」との感想がつけられています。1月 6日夕方に真鶴半島から相模湾を撮影した写真で、水平線から虹色の炎のようなものが立ちのぼっているように見えます。
横浜地方気象台は 「実物を見ていないので断定できないが、虹は条件によって変形する。立ち上がって見えることもある」 と解説しているとのこと。空気中の雨滴の分布や雲の配置によっては、本来半円形あるいは円弧状であるはずの虹の一部分しか見えないことがあります。この写真は、そのようなケースを捉えたものだろうと思います。
過去の関連記事
- ミネソタ上空の異常に赤い輝き (09年2月17日)
- 北朝鮮の月の暈 (09年2月18日)
- 北米と欧州でラベンダー色の夕焼け (09年7月24日)
- 昇る 3つの太陽 (09年8月9日)
- 室蘭の空にオーロラのような光 (10年4月1日)
- 燃え上がる“虹の兄弟” ― 浜松市 (10年5月8日)
- ロサンゼルス上空に彩雲 (10年5月16日)
- 日暈と環水平アーク ― 山形県・新潟県 (10年5月17日)
- 燃えるように赤い朝焼け ― 新潟県三条市 (10年7月13日)
- オレンジ色に染まる空 ― 福岡県久留米市 (10年8月20日)
- 「光芒」現象 ― 山口県岩国市 (10年9月4日)