小惑星〝2018 YL2〟が12月28日に地球と月に接近していたことがわかりました。
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 4~8m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは12月28日です。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 YL2 | 4~8 | (地球)12月28日 02:33 (月)12月28日 08:40 |
0.15 0.51 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
地球と月に対する接近時刻には、それぞれ ±1分、±2分の誤差が見込まれています。
この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速11.9km(時速約4万3000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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