あまり報道されませんが、オランダのハーグにある国際司法裁判所でおこなわれている日本の調査捕鯨に対する裁判。オーストラリアが調査捕鯨の差し止めを求めたもので、早ければ今年11月、遅くとも来年1~2月には判決が出る見込みです。
判事16人中10人が反捕鯨国出身。「(原告の)オーストラリアにとって(捕獲するクジラの)数が問題なのではありません。あくまで捕鯨の伝統と文化を根絶やしにすることが狙いなのです」(ワシントン条約の元事務局長、ユージン・ラポワント国際野生生物管理連盟会長)。口頭弁論で、「裁判所長、異なる文化の間に優劣を決めなければならないとすれば、世界は平和ではいられないであろうことを私ははっきりと申し上げたいと思います」と発言したのは外務省の切り札、鶴岡公二外務審議官。鶴岡氏は現在、TPP(環太平洋連携協定)の首席交渉官を務めています。
長い記事ですが、お時間のある方は是非お読みください:
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