2010年2月26日金曜日

湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖

琵琶湖の底で、土砂などが吹き上げられているのが確認されました:

吹き上げが確認されたのは、高島市沖約 5km の地点で長さ 900m、安曇川河口付近で長さ 400m にわたる範囲。水深は 90~100m。

原因としては:
  1. 湖底の地殻変動
  2. 地下水の噴出
  3. メタンガスの噴出
  4. 強い水流
が考えられるが、「地殻変動は、湖底のプレートとともに沈み込んだ土砂が活断層でぶつかり、土砂や土砂に含まれる水が圧迫されて舞い上がったとする。地下水やメタンガスの噴出も想定できるが、この場合は土煙より気泡が出る可能性が高い。強い水の流れが土砂を吹き飛ばした可能性もあるが、範囲(全長 900m + 400m = 1.3km)が広すぎる」とのことで、地殻変動が原因である可能性が高いようです。

高島市と安曇川の位置は以下のグーグル・マップで確認できます: