2016年2月29日月曜日

「その他の火山」の地殻変動


以下は、2月17日に開催された第134回火山噴火予知連絡会のために用意された資料ですが、ふだんあまり注目されない「その他の火山」の地殻変動が国土地理院によってまとめられています:

北は北方領土の火山から南は沖縄県の硫黄鳥島まで、79の火山や火山群の地殻変動情報が記載されています。各々についてGNSS連続観測のデータとSAR干渉解析の結果が示されているのですが、火山や火山群によってはSAR干渉解析のみとなっているものもあります(例えば北方領土の火山)。

ほとんどの火山や火山群では「GNSS連続観測結果には特段の変化は見られません」、「(SAR干渉解析の結果)ノイズレベルを超える変動は見られない」となっているのですが、以下の火山については変化が記載されています:

▼ 知床硫黄山・羅臼岳・天頂山(地図
2015年6月頃から天頂山をはさむ基線でわずかな伸びが見られています。(「天頂山をはさむ基線」は羅臼-天頂山-斜里を結んでいます。)
▼ アトサヌプリ(地図
アトサヌプリ周辺の基線で縮みの傾向が見られていましたが、2015年2月頃から停滞しています。
▼ 安達太良山(地図
2014年12月頃から一部の基線で山体の膨張を示す地殻変動が見られていましたが、2015年7月頃から停滞し、10月頃から収縮に転じています。
▼ 雲仙岳(地図
平成新山で衛星から遠ざかる変動が見られる。
▼ 薩摩硫黄島(地図
硫黄岳火口周辺では、衛星から遠ざかる変動が見られる。


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雌阿寒岳の熱消磁源が北に拡大、東麓の地殻変動も


2月17日に開催された第134回火山噴火予知連絡会の席上で使われた資料には、あまり報道されていない情報も載っています:

23ページ目からの「雌阿寒岳(地図)における地磁気全磁力変化」(気象庁磁気観測所)には次のように書かれています:
96-1火口南側で実施している全磁力連続観測によると、全磁力は2014年3月以降は概ね横ばいで推移していたが、2015年3月中旬以降は減少傾向を示しており、2016年1月中旬以降は火口に近い観測点ほど減少傾向がやや大きくなっている。この結果から、96-1火口南側の地下では2015年3月中旬以降は温度が上昇しており、2016年1月中旬以降はこれまでより熱消磁源が北側にやや拡大している可能性がある。

全磁力観測の原理については以下を参照してください:

26ページからの「雌阿寒岳・雄阿寒岳」(国土地理院)には次のように書かれています:
「阿寒2」では、2015年6月頃からわずかな北西向きの変動が見られています。

「阿寒2」は阿寒湖のほとりにある観測点で、雌阿寒岳の北東、雄阿寒岳の西南西に位置しています。

さらに28ページに掲載されている「雌阿寒岳・雄阿寒岳周辺の地殻変動(水平:1年)」の地図を見ると、雌阿寒岳の東麓あたりを中心に各観測点が放射状に遠ざかる動きをしていることがわかります。この地図で見ると「阿寒2」の動きは、北西方向に年間2cmを上まわっています。

29ページからの「雌阿寒岳のSAR干渉解析結果について」(国土地理院)でも上記の動きは裏付けられます:
雌阿寒岳山頂から東南東約3kmの地点(白水沢ボッケ)では衛星に近づく変動が見られる。

この時の衛星(ALOS-2)は雌阿寒岳の東側上空を通過しており、「衛星に近づく変動」は、上記「雌阿寒岳・雄阿寒岳周辺の地殻変動(水平:1年)」と同じ傾向を示していることになると考えられます。

SAR干渉については以下の説明を参照してください:


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乳牛で地震予知


「特定の地域内で乳量の減少が起きてから約2~3週間以内にM5・5以上の規模の地震が起こる可能性は示され、的中率は実に約86%にのぼる」:

わずか6回の事例()で得られた結果ですので、今後さらにデータを増やしていく必要があると思われます。

以下の記事では、「中国・精華大学のヒロユキ・ヤマウチ氏のチーム」の調査で「地震の6日前から牛乳の生産量が低下し、それが地震後も4日ほど継続した」とあります。上の記事に登場する「麻布大学獣医学研究科の山内寛之研究員」と同一人物のようです:


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2016年2月28日日曜日

危険な小惑星が3月に地球接近 (続報-2)


NASAは依然として小惑星〝2013 TX68〟を見失ったままのようです。

これまでは2013年9月から10月にかけての10日間に観測されたデータしかなかったのですが、それらに加えて過去に撮影された写真に偶然写り込んでいた〝2013 TX68〟の位置情報も用いて軌道を再計算した結果、地球最接近の日付が3月5日から3月8日に改められたとのことです(接近時刻や距離の詳細は「続報」を参照してください):

上掲のNASAの発表の要旨は以下のとおりです:
  • 〝2013 TX68〟は地球から約500万kmのところを通過する。

  • もっと近いところを通過する可能性もわずかながら残っているが、その場合でも地球の表面までの距離が2万4000kmを下回ることはない。

  • 今世紀および来世紀中に〝2013 TX68〟が地球に衝突することはない。


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えびの高原硫黄山に噴火警報


2月28日、えびの高原硫黄山(地図)周辺で浅い震源の火山性地震が増加し、これまでの「噴火予報(活火山であることに留意)」にかえて「火口周辺警報(火口周辺危険)」が発表されました。「硫黄山から概ね1kmの範囲では小規模な噴火の可能性があります」:

硫黄山から約5km離れたところにある新燃岳でも5日前の2月23日に火山性地震が急増したばかりです:


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2016年2月27日土曜日

三宅島で火山性微動多発


これまでほぼ順調に火山活動が低下してきている三宅島(地図)で、2月22日と23日に火山性微動が4回観測されました。1回目は22日から23日にかけて継続時間約5時間35分。23日には3回観測され各継続時間は5~8分。「火山性微動発生後の23日に実施した現地調査では、火口内に噴出物の痕跡等の異常は認められませんでした」:

2月23日は満月でしたが関係があるのでしょうか。


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2016年2月25日木曜日

精神分裂病者の地震予知


心理学者の宮城音弥・東京工業大学名誉教授(故人)に『神秘の世界 ―超心理学入門―』(岩波新書 435、1961)という著書があります。この中に「未来の予知」という章があり、未来を予知することについて「ふつうは、それが不可能だと考えられている」が「未来を予知したという人がいないわけではない」として、その原因を3つの類型に分けています。

第1は、記憶の錯誤や既視感。第2は、予想が偶然に的中するケース。ふだん、人間は様々なことを予想して行動する。たとえば交通事故に遭いはしないかなど。「このうちに偶然的中するものが出てくるのは当然であろうし、われわれは的中したものだけを取り上げて、的中しなかったものを忘れてしまいやすい。」

第3は、予知のように見えるが、実際は現実の認知であるケース。以下に引用します(精神分裂病は現在は統合失調症と呼ばれています):
精神分裂病者と思われるある青年が、伊豆の大地震を予知したことがあった。彼は、前日に、電報でそれを気象台か大学の研究室に知らせた。これは、ナマズなどある種の動物が地震を予知するような行為をするのと同様なもので、すでに出現している地震の前兆(地殻の微かな変動とか地電流の変化とか)を認知したと解釈できるであろう。

この「精神分裂病者と思われるある青年」がどのようにして地殻の変動や地電流の変化を認知したと考えているのか、宮城氏は何も書いていません。ナマズを引き合いに出していることから、この青年が精神分裂病者であるがゆえに、何らかの前兆を体で感じ取った(いわゆる体感)ということなのでしょうか。


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ザトウクジラ漂着 ― 和歌山県新宮市


2月21日、和歌山県新宮市三輪崎(地図)の海岸にザトウクジラの死骸が漂着しているのが見つかりました。体長7.6m、重さ5~6トン:

南海トラフに面した地域では今年に入ってから、クジラやイルカの漂着や迷い込みが続いています:

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2016年2月23日火曜日

霧島山・新燃岳で火山性地震急増


しばらく音沙汰のなかった霧島山の新燃岳(地図)ですが、2月23日に火山性地震が急増し、午後5時までに109回を数えました。1日の火山性地震数が100を越えたのは2011年以来です。地殻変動や火山性微動は観測されていません:

このところ火山活動の高まりが報じられているえびの高原の硫黄山(地図)は、新燃岳の北西約5kmに位置しています。


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リュウグウノツカイ捕獲 ― 長崎県対馬市


2月22日、長崎県対馬市美津島町(地図)沖の定置網に、体長約2.8mのリュウグウノツカイが入り、生きたまま捕獲されました:

対馬では2008年12月にもリュウグウノツカイが水揚げされています。海面を漂っているところを発見されたもので、体長は約4mでした。「年に何度か定置網にかかるが、1~2メートルほどのものが多く、この大きさは珍しい」:


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九重山で火山性地震増加


九重山(地図)では、2月21日午後6時から8時にかけて火山性地震が増加し、2時間で22回を記録しました。同山で1日あたり20回以上の火山性地震を観測したのは2004年3月26日以来とのことです。「噴火警戒レベル1(活火山であることに注意)」は変更されていません:

以下の気象庁資料によると、火山性地震の月回数は昨年12月が5回、今年1月は4回でした。最後の火山性微動は2006年10月です。地殻変動の連続観測では、2012年ごろから3本の基線に伸びの傾向が現れています:


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2016年2月22日月曜日

小惑星破壊を準備 ― ロシア


ロシアが、地球に危害をもたらす小惑星を破壊するために、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルの改造を計画していることが明らかになりました。

「ロシアのミサイルは直径20~50メートルの小規模の小惑星に使用される見通し」、「(地球に衝突する直前に発見された小惑星に対しても)ICBMは戦争での使用を念頭に開発されており、即座に発射することができる」、「2036年には直径約325メートルの小惑星アポフィスが地球近傍を通過する見込みで、これに対し新ミサイルの性能を試したい考えだ」:

一方のアメリカは小惑星の軌道をそらして地球への衝突を防ぐことを目指していますが、そのためには地球に衝突するかなり前に小惑星を発見する必要があります。3年前にロシアのチェリャビンスクに落下し1000人以上を負傷させた隕石(推定直径20m前後)は、大気圏内で大きな爆発を起こすまでまったく探知されていませんでした。

核ミサイルで小惑星を破壊する方法はリスクを伴いますが、ロシアはこのような直截的なアプローチを好むようです。シリアの反政府組織への軍事力行使の仕方にもそのような傾向が現れていると思います。


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ドブネズミ大移動?


今年から来年にかけて、都内でネズミの目撃が増えて「大地震の前兆?」と騒がれるかも知れません。11月に予定されている東京・築地市場の豊洲移転に備えて、5月と8月にネズミ駆除がおこなわれますが、生き残ったネズミが新たな住処を求めて都内に出没か。

「築地市場内にいるネズミの大半は、魚肉を好むドブネズミ。(中略)個体数は不明だが、『手強い相手』だけに根絶することは難しい」、「(ねずみ駆除協議会会長の)矢部氏は駆除しきれなかったネズミが街に溢れかえる“ネズミ騒動”を危惧する」:


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2016年2月21日日曜日

鳥取県・大山まで波及か ― 桜島の爆発的噴火


立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授の説を紹介した記事をもう1本紹介します。

2月5日に桜島が爆発的噴火、同じく5日に神奈川県東部で最大震度4の地震、6日には台湾南部の地震(M6.4)など、フィリピン海プレートの活発化を示唆するような現象が続いています。「原因はフィリピン海プレートがユーラシアプレートを押す圧力が高まっているから。九州から中国地方・大山(鳥取)まで噴火が広がる可能性があり、台湾地震は他人事ではありません」:

鳥取県の大山地図)は火山ですが、気象庁はノーマークです。Wikipediaによれば「最後の噴火は約1万年前とされ、有史以後の噴火記録は残されていないが、奥野充・井上剛両氏の研究では3000年前に小噴火をした可能性が指摘されている」とのことです:

上の雑誌記事で高橋学教授は台湾南部の地震の原因について「海側のフィリピン海プレートが大陸側のユーラシアプレートにもぐり込もうとして、耐え切れなくなったユーラシアプレートが跳ねました」と述べていますが、これは逆ではないかと思います。台湾の地下では、ユーラシアプレートの方が海洋プレートであるフィリピン海プレートの下に沈み込んでおり、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界は東に行くほど深くなっています。これは、「ユーラシアプレートは日本付近を含む大部分で、厚く比重の小さい大陸プレートであるが、南シナ海では薄く比重の大きい海洋プレートに変質している」(Wikipedia)からとされています。

少し視野を広げて見ると、台湾の南に位置するフィリピンの東方海上にはフィリピン海溝があり、フィリピン海プレートが西に向かって沈み込んでいます。一方、フィリピンの西方海上にはマニラ海溝が南北に走っており、ここでは南シナ海の岩盤が東に向かってフィリピンの下に沈み込んでいます。このマニラ海溝の北への延長上に台湾があり、そこではマニラ海溝の沈み込み帯が陸上に出ています。そして、マニラ海溝と同じように台湾の陸上でもユーラシア側の岩盤が沈み込み、フィリピン海プレートがユーラシア側の岩盤の上に乗り上げる形になっています。

1999年に台湾中部で発生した集集大地震(Mw7.6)も今回の台湾南部の地震とおおよそ同じメカニズムで発生したとみられています。以下の資料の2ページ目に台湾付近のプレート境界を示した地図があります:


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「兵庫はきわめて怖い状況」、「東京湾直下大地震の可能性」


立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授の説を紹介した記事2本です。

「フィリピン海プレートの活動が影響」、「大地震が起きる前には必ず前兆となる地震が発生」、「兵庫県南西部で1月7日から11日にかけて深さ10キロメートルで4回発生したM2.3~3.4の地震」:

「過去にほとんど地震が起きていないところで集中的にM2・5~3・5規模の地震が起きた場合、おおよそ2か月後に大地震がくることがよくある」、「昨年12月26日に多摩川河口の先の東京湾央で発生した地震。午後10時ごろからわずか1時間強の間に、震源の深さ20キロメートルでM2.7~3.4の地震が5回連続」、「2月下旬から3月初めにかけて同じポイントでM1クラスの地震が発生した場合、その直後から2日以内にM6.5以上の地震が起きる可能性が高い。M7以上の地震がきても不思議ではありません」:


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大きな爆発音 ― 福島県いわき市 (続報-2)


依然として原因が特定できていません。地震ではない、隕石の落下ではない、火球の可能性はあるが断定できない、防衛省所属の戦闘機ではない:

米軍機の可能性はどうなのでしょうか。


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2016年2月18日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-83)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が2月15日17:30付で更新情報を出しています。前兆終息せず。第14ステージに突入:

前回の更新情報では ――
  • 2つの初現候補に極大1月13日(前回の更新情報から変更なし)として経験則([極大~発生]/[初現~発生]=13/20)を適用すると:

    • 初現が12月21日の場合は前兆終息が2月14日±、地震発生が2月25日±
    • 初現が12月23日の場合は前兆終息が2月12日±、地震発生が2月22日±

現状と新たな推定日は ――
  • 2月15日現在、前兆が継続中 → 前回の更新情報における初現と極大の認識が誤りであった。

  • CH04の特異が出現した12月31日を第13ステージの初現とし、極大は1月13日のままとして経験則を適用すると発震または次ステージの極大日として2月7日が算出される。

  • CH21の完全糸状状態は2月7日が中心 → 新たなステージ(第14ステージ)の極大を示している。

  • 別前兆群(No.2710前兆)の中に当前兆群(No.1778前兆)の前兆が混入していないか精査した結果、CH08の前兆(振動形BF前兆*)が当前兆群に関連している可能性。2月7日前後にBFの振動が顕著になっている(更新情報所載の波形図参照)。このCH08のBFが出現し始めたのは1月20日

  • 第14ステージの初現を1月20日、極大を2月7日として経験則**を適用すると3月3日±に前兆終息、3月11日±に対応地震発生が算出される。

  • No.2710前兆群については再検討中。他に関東を含め被害地震が推定される前兆は観測されていない。

推定時期 3月11日±3日
実際の前兆終息を確認して発生日修正予定
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の図参照。
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


*: BF前兆(Baseline Fluctuation Anomaly) ― 基線のうねり変動。典型的な地震前兆波形。
**: [極大~発生]/[初現~発生]=13/20


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危険な小惑星が3月に地球接近 (続報)


2月4日付「危険な小惑星が3月に地球接近」の続報です。

小惑星〝2013 TX68〟の接近予報が大幅に変更されています。こんなことはめったにないのですが、接近日時が2日もずれて3月8日午前9時06分(日本時間)となりました。現時点でも接近時刻には約2時間の不確実性が見込まれています。それに伴って地球への接近距離も修正されています:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2013 TX6823~52 3月8日 09:06
(約2時間の不確実性あり)

0.081
12.99
44.87
1LD=地球から月までの平均距離
接近距離は上から順番に最も近づく予想、最も可能性の高い中庸の予想、最も遠い予想です


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小惑星 2016 DB が地球に接近・通過


2月15日午後1時50分(日本時間)、小惑星〝2016 DB〟が地球に0.32LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は最接近後の2月16日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は5~12mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速9.45km(時速約3万4000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 DB5~12 2月15日 13:50 0.32


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2016年2月16日火曜日

川の魚が海で見つかる


大雨や台風の時、濁流渦巻く川を見て「魚たちはどうしているのだろう」と思っていたのですが、やはり流されてしまう魚もいるのですね。2月15日、小田原市沿岸の定置網に淡水魚のアブラハヤが入ったそうです:

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ダイオウイカ漂着の翌日に地震 ― 秋田県にかほ市


ダイオウイカの捕獲・漂着・目撃は、最近では珍しいことではなくなっています。このブログでも昨年からダイオウイカ関連の情報は特別の事情がない限り取りあげていません。

2月13日、秋田県にかほ市象潟町小砂川(地図)の海岸に、深海に棲息するダイオウイカの死骸が漂着しているのが見つかりました。全長3.22m、重さ114kg。秋田県内での発見は初めてとみられています。

ダイオウイカ発見の翌日14日には、秋田県沿岸北部を震源とするM3.6、深さ約20km、最大震度3の地震がありました(気象庁資料)。「深海生物の浮上は地震の前兆とする説があるが、GAOの飼育員、富田峻平さんは『深海の異変で衰弱した可能性も否定できないが、因果関係は科学的に証明できない』」:


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2016年2月14日日曜日

ざるに油を注ぐ ― 東南海地震の被災地に流れた不思議なうわさ


太平洋戦争の戦況が絶望的になっていた1944年12月7日午後1時35分、熊野灘から遠州灘にかけての海域で大地震が発生しました。M7.9、最大震度6の東南海地震です。この地震の後、被災地に流れた不思議なうわさを『超常現象の科学 霊魂からブラックホールまで』(都筑卓司著、講談社ブルーバックス B-333、1977)から紹介します:
地震のかなり前に、遠州地方のある油屋に一人の坊さんが現れたそうである。(中略)

「油を一升(1.8リットル)くれ」といって、坊さんは「ざる」を差し出したそうである。ざるに油が入るはずはない。そんなばかな……いいから入れろ……の押し問答がしばらく続いたあと、そうまで言うのなら、というわけで油屋はざるに油を注ぎ込んだ……が、油は一滴もこぼれなかったという。

あっけにとられている油屋を前にして、代金を払った後、坊さんは静かに言ったそうである。

「アメリカの物量攻勢のために、日本は危うい。かなり追いつめられることになろう。だが……もし……大きな地震まで――そのうち、日本に必ず大きな地震が起こるが――もちこたえたら、日本は大丈夫だ。その後は……日本はきっと勝つ……

こう言ったまま、坊さんは静かに立ち去った。

このあと、油屋の若者がこの不思議なお坊さんのあとをつけて行くのですが、ある祠のあたりで転んでしまいお坊さんを見失ってしまった、ということです。

大地震の後に国民の士気や戦意を維持するために当局が意図的に流したうわさなのかも知れません。それにしても、ざるに油を注ぐという行為は何を意味しているのでしょうか。


オクラホマ州で地震


2月13日午前11時7分(日本時間14日午前2時7分)、米国・中部のオクラホマ州でM5.1、震源の深さ約8kmの地震がありました(USGS資料)。けが人や建物の大きな損傷はなかったようですが、同州で発生した地震としては史上3番目の規模で、周辺の州(アーカンソー、アイオワ、カンザス、ミズーリ、ネブラスカ、ニューメキシコ、テキサス)でも揺れを感じています。少なくとも10の余震が発生しており、最大はM3.9とのことです:

同州ではフラッキング(水圧破砕法)による石油や天然ガスの採掘がおこなわれており、それにともなって地震が急増しています。採掘に使用された膨大な量の廃水を地下に圧力を掛けて注入していることが地震の原因と考えられていますが、USGS(米国地質調査所)は、今回の地震については現時点では因果関係はわからないとしています:

以下の表はオクラホマ州で発生した地震を規模の順に並べたものですが、近年になって地震が急増していることを如実に物語っています:

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地震魚・サケガシラ捕獲 ― 神奈川県小田原市


2月13日、神奈川県小田原市国府津(地図)沖の定置網(水深30m)に、深海魚で「地震魚」とも呼ばれるサケガシラが掛かりました。同じ網にはやはり深海魚のミズウオも入っていたとのこと。「ちょっと弱った個体が深海から湧き出た湧昇流に流されて浅瀬に来たと考えるのが妥当と思われます」:

上記ブログ記事に掲載されている写真と以下の図鑑などの写真では、全体的な体形やひれの色が違っているように見えるのですが、これは幼魚と成魚の違いなのでしょうか:

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2016年2月13日土曜日

7日までに新潟~岐阜、小笠原・沖縄・南方 ― 地震解析ラボ (続報)


2月7日付「7日までに新潟~岐阜、小笠原・沖縄・南方 ― 地震解析ラボ」の続報です。

以下の記事は、早川正士・電気通信大学名誉教授の「地震解析ラボ」(VLF電波の伝搬異常による地震予測)が発表していた予測が的中したという内容です:

はっきり言って「的中」とは言えないと思います。「7日までに小笠原・沖縄・南方にかけての海底でM5・5前後、最大震度4程度の地震」という予測に対して、対応するとされている地震は、2月8日発生、西表島付近、M4.6、最大震度2(気象庁資料)です。時期、規模、最大震度ともに食い違っています。

むしろ、2月6日に台湾で発生したM6.4の地震の前兆を捉えていたと考える方が自然ではないでしょうか。予測では「海底」となっていたので、台湾の陸上で発生した地震とは結びつけにくいのかも知れませんが:


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小惑星 2016 CM194 が地球に接近・通過


2月13日午後4時48分(日本時間)、小惑星〝2016 CM194〟が地球に0.20LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は前日の2月12日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は8~19mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速12.0km(時速約4万3000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 CM1948~19 2月13日 16:48 0.20


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火星より愛を込めて


NASAの火星探査車・キュリオシティからのバレンタイン・カードです。「火星より愛を込めて。火星発のバレンタイン・カードをあなたにとって本命の地球人に送ろう」:

リンク先には他のパターンのカードもあります。使われているほとんどの画像は、実際の火星の地形を写したものです。


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2016年2月12日金曜日

岡山市上空に謎の雲の帯


2月11日、岡山県岡山市(地図)上空に多数の筋状や帯状の雲が見え、岡山地方気象台には「地震雲ではないか」との問い合わせがあったとのこと。「飛行機雲は、湿度が高くなると長時間消えないケースがあるとされ、同気象台によると岡山市ではこの日、昼ごろから湿度が徐々に上がったという」:


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直下型地震の前触れ? 熱エネルギーが間もなく到達?


2月5日朝に神奈川県東部で発生した最大震度4の地震は、大きな地震が起きる前に小さな地震があちこちで飛び跳ねるように発生する「地震の飛び跳ね」現象の可能性があり、首都圏でマグニチュード6以上の大きな地震が発生する前触れであるかも知れない、という記事です:

上記の記事に登場する角田史雄・埼玉大学名誉教授は構造地質学が専門で、「大陸移動説は不成立」とし、「地震の原因はプレートではなく、地下での『熱移送』である」という説を唱えています。この熱移送説とは、マントル・プリューム由来の熱エネルギー(マグマの活動)が、決まったルート、決まった周期で日本に到来し日本列島の地下を温めながら移動、温められた場所ではその上に載っている地塊が揺動し、地塊の縁辺で地震が起こりやすくなる、とするものです。

角田氏は2009年に『地震の癖 いつ、どこで起こって、どこを通るのか?』(講談社)を出版しています。私も直後に購入して読みましたが、疑問点が多く最後まで読み通す気力を失いかけました。「お前がプレートテクトニクスが正しいという先入観に毒されているからだ」と言われればそれまでですが。

「地震の飛び跳ね」現象と言えるか定かではありませんが、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)には、安政東海地震(1854年、M8.4、最大震度7)の前に各地で発生した地震ついて、「安政東海地震の広義の前震ともいうべきこれらの中規模地震の震央が、巨大地震の震央を目ざして集中していった傾向をみることができる」との記述があります。掲載されているグラフや地図を見ると、安政東海地震の7年余り前に発生した善光寺地震を皮切りに、越後→信濃→相模→伊賀→伊勢で発生した地震の震央が、徐々に安政東海地震の震央に近づいていった様子がよくわかります。


2016年2月11日木曜日

富士山の宝永火口


富士山の宝永火口ってこんなに大きかった? 自分の頭の中にあるイメージよりもずいぶん大きく感じます。国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在している Scott Kelly 飛行士が富士山の真上約400kmから撮影した画像です:

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光明星4号、順調に地球を周回中


2月7日に北朝鮮が打ち上げた光明星4号(KMS-4)と3段目のロケット・ブースター(UNHA 3 R/B)は、北極と南極の上空を通過する極軌道を順調に飛行中です。以下のページで、両者の現在位置を地図上で確認できます:

光明星4号がUHF帯で信号を送っていることも確認されたようです:


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えびの高原硫黄山で火山性微動と傾斜変動、火山性地震も増加 (続報-4)


2月10日、えびの高原の硫黄山(地図)で、火山性微動とそれに伴う傾斜変動(硫黄山の北西方向が隆起)が観測されました。1回目の微動は午前4時57分ごろで継続時間約2分、2回目は午後2時43分ごろで継続時間約40秒でした。火山性地震も4回(午後6時まで)観測されています:

硫黄山では2月7日と8日にも火山性微動が発生しています。

「火山性微動の頻度が増しており、地下の浅いところの活動が高まってきている印象がある」「火山性微動の回数がさらに増えたり、より大きな振幅の微動が観測されたりするなどした場合には、火口周辺警報の発表なども考えていく必要」(現地調査をおこなった福岡管区気象台の技術専門官):


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2016年2月9日火曜日

大きな爆発音 ― 福島県いわき市 (続報)


下記動画で「爆発音」を聞くことが出来ます。超音速機から出た衝撃波ではないでしょうか:

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大きな爆発音 ― 福島県いわき市


2月8日午後3時30分ごろ、福島県いわき市で「大きな爆発音が聞こえた」という通報が警察や消防に相次ぎました。同市小名浜地区(地図)からの通報が多かったとのことですが、原因や発生場所は特定できていません。「大きな爆発音が2回聞こえた」(団体職員)、「建物が揺れたのを感じた。ほかの職員にも音や揺れを感じた人がいた」(アクアマリンふくしま)、「窓ガラスが揺れるのを確認」「地震の前の地鳴りかと思った。落下すると衝撃波が出る隕石かとも思った」(いわき東警察署幹部):

上記記事によると、福島地方気象台は「震度計や風速計などに目立った変化はなかった」としています。

防災科研 高感度地震観測網(Hi-net)の連続波形画像には、いわき市などの観測点で15時31分から32分にかけて微小な振動が記録されています。爆発音と関係があるのかは確認できませんが:

日本火球ネットワークの掲示板には、該当する火球や隕石の目撃報告は寄せられていません:


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リュウグウノツカイ捕獲 ― 新潟県佐渡市


2月8日、新潟県佐渡市黒姫(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかり、生きたまま水揚げされました。体長3.3m、重さ14.5kg。「島内ではこの数年間発見されていない」(新潟県佐渡地域振興局農林水産振興部)、「佐渡の海岸で海が荒れる時期に死がいが漂着することはあるが、生きたまま捕獲されたのは非常に珍しい」:

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小惑星 2016 CH30 が地球と月に接近・通過


2月8日午前7時32分(日本時間)、小惑星〝2016 CH30〟が地球に1.50LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は2月3日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は7~15mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は遅く、秒速5.6km(時速約2万km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 CH307~15 2月8日 07:32 1.50

この小惑星は、2月9日午前2時12分(日本時間)に月にも1.45LDまで接近しました。


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2016年2月8日月曜日

えびの高原硫黄山で火山性微動と傾斜変動、火山性地震も増加 (続報-3)


2月8日昼過ぎ、えびの高原の硫黄山(地図)で昨日に続いて火山性微動が発生(継続時間約2分)、硫黄山の北西方向が隆起する傾斜変動も観測されました。2日連続で微動が観測されたのは今回が初めてです。8日に実施された現地調査で、火口内の南西側と火口南側斜面の熱異常域が拡大しているのも確認されました:

「おととしの御嶽山の噴火を教訓にすれば、(中略)立ち入り禁止の範囲を現在よりも広げることがあってもいいのではないか」(鹿児島大学・准教授)、「今の規制だけでは足りないのではないかと認識している」(宮崎県・危機管理課):

以下は気象庁が2月8日に発表した1月分の火山活動解説資料です。12ページ目以降が「えびの高原(硫黄山)周辺」の情報です。写真、グラフなど多数掲載されています:


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2016年2月7日日曜日

えびの高原硫黄山で火山性微動と傾斜変動、火山性地震も増加 (続報-2)


2月7日、えびの高原の硫黄山(地図)で継続時間約5分の火山性微動が発生、それに伴って北西側が隆起する傾斜変動も観測されました。また、火山性微動発生後には火山性地震が2時間弱の間に8回起きています:

「(硫黄山は)火山性微動が発生する間隔が徐々に短くなるなど、火山活動の活発さが段階的に高まってきている。硫黄山周辺は一部を除いて登山者が自由に入れる状態だが、おととしの御嶽山の噴火のように(以下略)」(鹿児島大学・井村隆介准教):


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7日までに新潟~岐阜、小笠原・沖縄・南方 ― 地震解析ラボ


早川正士・電気通信大学名誉教授の「地震解析ラボ」(VLF電波の伝搬異常による地震予測)を取りあげた記事です。「7日までに新潟から岐阜にかけて内陸、海底ともにM5・0前後、震度4程度の地震が起こる恐れがある。同じく、7日までに小笠原・沖縄・南方にかけての海底でM5・5前後、最大震度4程度の地震」:

上記記事では、2月5日の神奈川県東部を震源とする最大震度4の地震(気象庁資料)も的中としていますが、地震予知3要素のうち時期だけが予測範囲に入っているものの、規模や場所は的中とするのはためらわれます。


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2016年2月6日土曜日

スーパーボウル地震


2月7日、アメリカ最大のスポーツ・イベントであるスーパーボウル(Super Bowl)が開催されます。場所はカリフォルニア州サンフランシスコ郊外ということで、この試合の最中に地震が起きるか否か、が賭けの対象になっています:

オッズ(倍率)は「Yes 10/1」あるいは「Yes +1000」となっています。日本的な言い方をすれば11倍。地震が起きる方に賭けて実際に地震が起きた時には、賭けた金額の10倍が支払われ、掛けた金も戻ってくるということです:

試合開始から終了までの間に中継のアナウンサーが地震に気づいて「地震だっ!」などと口にすることが条件で、地震が起きても誰も気づかなかった場合には支払いはおこなわれないとのことです。

1つ目の記事では、最後にこう警告しています ―― この賭けに参加することは、人が命を失ったり、傷ついたり、財産を失ったりすることを積極的に応援することだ。〝So bet at your own karmic risk〟(賭けるなら悪業を積むことになることを承知の上で)。

2つ目の記事には、メジャー・リーグの試合直前に起きた大地震の動画があります。中継が17秒目あたりで途切れます。その後、音声だけは回復するのですが、映像は最後まで戻りません。ワールド・シリーズの第3戦だったのですが延期になりました。この時の地震はカリフォルニア州北部で発生したロマ・プリータ地震(1989年10月17日、M6.9)で、高速道路が倒壊するなど、大きな被害が出ました。

日本のニュース番組のコメンテーターや専門家は、この地震の被害状況の映像を見ながら得意げに、アメリカの建造物は耐震強度が不十分、このようなことは日本では起こりえない、高速道路が倒壊することなどあり得ないなどとコメントしていたのですが、5年3ヶ月後の1995年1月17日、兵庫県南部地震(M7.3)が発生し、それらのコメントが大嘘であることが露見しました。

今年のスーパーボウルでは地震よりテロ攻撃の方が心配です:


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倶多楽で地震 ― 北海道


2月4日、気象庁の常時観測火山である倶多楽(くったら)の日和山(溶岩ドーム、地図)から西へ2kmの地点付近を震央とするM2.5の地震が発生し、その後も数時間にわたって微小な地震活動が続きました。火山活動活発化の兆候はないとのことです:

倶多楽の最新の噴火は約200年前に日和山-大湯沼-裏地獄火口列で発生したと推定されています。


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2016年2月5日金曜日

雲で今朝の地震を予知 ― 市川海老蔵


たまたま当たったということなのでしょう。2月3日に父親の三年祭からの帰路、空を見て思ったのだそうです。「なんか今日 雲が気になるのです。地震とかないといいな…と思ってます」:

以下は今朝の地震の情報です:

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高濃度硫化水素で立ち入り禁止 ― えびの高原硫黄山


えびの高原硫黄山(地図)では昨年から不穏な兆候が何度も観測されていますが、2月4日、周辺で高い濃度の硫化水素ガスが検出されたため、登山道の一部が立ち入り禁止になりました:

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