2009年1月26日月曜日

地球のストーカー

今月初め、地球とほとんど同じ軌道を持ち、地球の後をつかず離れずに追いかけてくる奇妙な天体が発見されました。「2009 BD」と名付けられたこの天体は、直径約10メートル。地球に最も近づくときでも 64万4000キロの距離(地球から月までの距離の約1.7倍)があり、衝突(追突)の危険はないとのことです:
想像をたくましくすると、地球の周囲をまわる衛星軌道では発見されやすいので、目立たないところから地球を観察しているエーリアンの宇宙船かも。その気になると、大きさもそれっぽいような。

ふと思い出したのですが、以前、天文関係のクラブにいたとき、女性の尻ばかり追いかけている男性を指して「あいつは、てんびん座だから…」という言い方を何度か耳にしました。てんびん座は、いつも乙女座を追いかけるようにして東の地平線から昇ってくる(あるいは乙女座を追いかけるように西に沈んでいく)ため、そのような言い方ができたとのことでした。