2021年12月31日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-255)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 12月30日15:00 付けで更新情報を出しています。
 
現在 2022年2月15日±3 発生の可能性を検討中 但し未決定 少なくとも2月上旬以前に対応地震発生の可能性は否定可能
現状認識が正しい場合には 2022年2月15日±3日発生の可能性も否定できない。ただし、CH29観測装置(八ヶ岳)とK1観測装置(高知観測点)の特異変動が 1週間〜10日以上再出現しないことが確認できるまでは、この推定は確定できない。今後の観測で発生時期が修正される可能性もありえる。
 
推定日2022年2月15日±3日(検討中)
変動の再出現などがあった場合は修正
推定時刻 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間
推定震央領域 続報 No.320」所載の図5太線内 火山近傍
斜線域は可能性考えやすい参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
噴火の前兆はない。現在のところ、近傍火山の噴火は考えがたい。
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

2021年12月30日木曜日

小惑星 2021 YK が地球と月に接近

 
2022年1月3日、小惑星〝2021 YK〟が地球と月に接近します。
 
2021 YK (2021年12月29日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月3日 01:08
 (月)1月3日 13:06
接近日時 誤差
(地球)±51 分
(月)±50 分
接近距離 (地球)0.49 LD
(月)0.42 LD
推定直径
9 ~ 20 m
対地球相対速度
7.0 km/s ≅ 2万5000 km/h
発見から地球接近まで6 日
次の地球接近
公転周期546 日 ≅ 1.49 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年: 3年ぶりに2000回超の有感地震

 
今年1年間の地震発生状況を振り返るウェザーニュース社の記事です。2021年に国内で観測された有感地震の回数はこれまでに2406回、2000回を超えるのは3年ぶりとのことです。特に多かったのは4月と12月で、ともにトカラ列島で群発地震が発生した時期です。
 
「震度5強以上の6回は熊本地震が起きた2016年(15回)以来の多さになります」:
 

また首都直下で有感地震、最大震度3

 
12月29日11時33分ごろ、東京都23区を震央とする最大震度3の地震がありました。気象庁発表の暫定値によると、M3.5、震源の深さ31km。震央は北緯35°42.1'、東経139°36.9' で、JR中央線の荻窪駅近くです(震央地図)。
 
震源付近では、深さ25〜30km付近に、沈み込んだフィリピン海プレートの上面があります。

今年、東京都23区を震央として発生した有感地震は、今回で5回目ですが、そのうちの4回は 11月下旬から12月上旬にかけての発生です。

以下は、2005年以降に東京都23区を震央として発生した有感地震の回数をグラフにしたものです:
 
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2021年12月28日火曜日

☄️レナード彗星、核が分裂

 
来年1月3日に近日点を通過するレナード彗星(C/2021 A1)は、強まる太陽風や太陽の熱によって核の分裂が起きているようです。以下の素晴らしい写真は12月25日にアフリカのナミビアで撮影されたものです。現在、尾の長さは数百万キロメートルに伸びていますが、その中ほどに密度の高い部分があります。これは、10日ほど前に分裂した核の一部だとみられています:

彗星の明るさは3.9等級に達しており、空の暗いところでは肉眼でも見えるとのことです。
 
 
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定置網にリュウグウノツカイ — 石川県能登町

 
12月27日、石川県能登町小浦(地図)沖の定置網に、深海魚のリュウグウノツカイが入っているのが見つかりました。体長3.4m、重さ16.5kg。

「地震の予兆との言い伝えもあるが、豊漁を呼ぶともされ(以下略)」:
 
 [備考] 12月31日14時52分ごろ 石川県能登地方(震央地図)、M4.2、震源の深さ 10km、最大震度3
 
 

2021年12月27日月曜日

最も高い山はエベレストじゃない

 
山の高さはどこを基準にして測るかで大きく異なる —— 海面を基準にすればエベレスト山(海抜8848.86m、地図)、麓から測ればマウナ・ケア山(10211m、海抜では4205m、地図)、そして地球の中心を基準にすればチンボラソ山(Mount Chimborazo、地図)で、エベレスト山より2072mも高いのだそうです:

大雨の重みで地盤がひずむ

 
北海道大学の発表です。「豪雨がもたらす洪水の重みで地球が変形する様子を測位衛星によって確認」、「沈降量は雨量に比例,1日に100mmの雨が降ると約1cmの沈降」:
 
地盤がひずむのであれば地震が起きやすくなるのではと考えてしまいますが、実際、大雨の後に地震が起きたという事例があるようです。以下は、『地震予知 犬が悲しく泣く』(力武常次、工業調査会、1979)からの引用です:
1815年の山西省平陸地震の際には「8月6日には長雨が40日も続いた後で、盆をひっくり返したような雨が降り、その後で僅かに晴れ、13日に雨のあと快晴になった。村の物知りが、長雨の後に非常に暑いときには地震に備えねばならない」といっていた。その後、この識者の予言したように、果たして地震がおきたという。
 
1668年7月25日に山東省でM8.5の大地震が発生する前、震央の郯城では長雨が降り続いたし、この地震の波及したいろいろの地区でも地震前に大雨が降っていた。文献によると、山東省では「6月に長雨が続き、平地も水をかぶり、田畑が流され、一面泥まみれになった」。また江蘇省漣水では地震の前に(中略)河南省商城では(中略)河南省固始でも(中略)。こうした例はこのほかにも非常に多い。

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2021年12月26日日曜日

噴火終息を宣言 — カナリア諸島

 
21年12月15日付「火山性地震止まる — カナリア諸島」の続報です。
 
12月25日、スペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島クンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja、地図) の噴火が終息したことが公式に宣言されました。「今日、私が言いたいことは、たった4つの言葉で言い表せます。噴火は終わりました(The eruption is over.)」(フリオ・ペレス地域安全保障局長):

9月19日に始まったクンブレ・ビエハ火山の噴火では、広範囲にわたって住宅地や農地が火山灰や溶岩に埋まり、7000人以上が自宅からの避難を余儀なくされました。
 
 
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2021年12月25日土曜日

アイスランド気象庁から

 
「アイスランド気象庁は、皆様のご多幸をお祈り申し上げますとともに、来年の繁栄をお祈り申し上げます。 天候にかかわりなく観測を継続します 」: 
 
 
 

2021年12月24日金曜日

活火山掘削計画 — アイスランド

 
アイスランド北東部の活火山・クラフラ山(地図)を掘削して、地下のマグマを直接観察することを目指したプロジェクトが進行中です。米・英・仏など11カ国の38の研究機関や企業が参加。アイスランド国営電力会社も加わって、極めて高温な岩体から蒸気を取り出す超臨界圧井戸としても利用する計画です:
 
以下は記事の抜粋テキトー訳です:
アイスランド北東部に、世界初の地下マグマ観測所を作るというジュール・ヴェルヌ的プロジェクトで、研究者のチームが火山の中心部まで2キロメートルの掘削を準備している。

クラフラ・マグマ・テストベッド(KMT)チームは、火山のマグマ溜まりに到達することを目指している。地上に噴出する溶岩とは異なり、地下の溶けた岩石は謎に包まれている。

イタリア国立地球物理学・火山学研究所(INGV)の火山学者パオロ・パパレ氏はAFPに、「KMTは世界初のマグマ観測所です」と語った。「ハワイやケニア、2009年のクラフラ火山で掘削中に偶然遭遇したことを除けば、地下のマグマを観測したことはない」と彼は言う。

科学者たちは、このプロジェクトが基礎科学の進歩と、いわゆる「スーパーホットロック」地熱発電につながることを期待している。

2009年、クラフラの地熱発電所を拡張していたとき、深さ2.1キロメートルでボーリング・ドリルが偶然、摂氏900度のマグマ溜まりに行き当たった。掘削孔から煙が噴出し、井戸の上9メートルまで溶岩が流れ出して、掘削機材が破損した。しかし、噴火は起こらず、誰もけがをしなかった。

液体のマグマにここまで近づくと、岩石は、流体が液体と気体の中間の「超臨界」状態になるほどの極端な高温に達する。そこで生み出されるエネルギーは、通常の掘削孔の5倍から10倍の威力を発揮する。現在、18の掘削孔で発電している60メガワットの発電所には、2本の超臨界圧井戸があれば十分である。

このような掘削が火山噴火の引き金になるのではないかと心配になるのは当然だと、アラスカ大学フェアバンクス校の地球物理学者でKMTプロジェクトの創設者の一人である John Eichelberger氏は言う。しかし、彼は「これは象を針で突いているようなものだ」、「合計で12本の掘削孔が世界の3つの異なる場所でマグマに到達したが、何も悪いことは起こらなかった」と言う。
 
記事中に、偶然マグマに到達してしまったハワイの事例への言及がありますが、それについては以下を参照してください:

マグマの噴出ではありませんが、日本では、1995年に焼岳近くの中部縦貫自動車道の工事現場で、火山性ガスを含む水蒸気の爆発と泥流噴出が発生して複数の死者が出ています。



Pulled String Art

 
年賀はがきのデザインに使えそうです:
 
 
 

ダムで大爆発音、避難勧告、花崗岩の剥離現象 — 米国カリフォルニア州

 
12月23日、米国カリフォルニア州にあるトゥエイン・ハート・レイク・ダム(地図)で大きな爆発音がしたため、一部の地域に避難勧告が出されました。当初はダム自体に亀裂が入ったとされていましたが、調査の結果、ダムに隣接する(ダムの一部をなす)花崗岩に亀裂が入ったために爆発音が発生したと判明、人工部分に亀裂が入っていないことが確認されたため、避難勧告は解除されました:

上の地図(=航空写真)で見るとわかりますが、当該ダムの放流部は大きな岩塊を利用しています。この岩塊は花崗岩からなり、長年の風化によって表面の剥離現象(exfoliation event)が起きているようです。このダムでは2014年にも同様の現象が起きていますが、今回はそれを上まわる規模であったため、大きな爆発音が生じたようです。
 
以下は2014年当時の剥離現象を記録した動画です。剥離に伴って埃が舞い上がり大きな音が出る様子が記録されています:
 

2021年12月23日木曜日

レイキャネス半島で激しい群発地震再発 — アイスランド

 
アイスランド南西部のレイキャネス半島(地図)で溶岩流出がとまってから 3ヶ月が経過しましたが、日本時間 12月22日03時ごろから激しい群発地震が再び始まりました。最大 M4.9を含む地震がすでに千数百回発生しており、震源は火山に近いところに移動しています。マグマが貫入しているとみられています。近い将来、新たな噴火が始まる可能性があるとのことで、航空カラーコードは "イエロー" から "オレンジ" に引き上げられました:
 
 

☄️レナード彗星、もうすぐ近日点通過

 
21年11月13日付「超高速彗星が接近中」の続報です。
 
ESAとNASAが共同で打ち上げた太陽探査機「ソーラー・オービター」が、12月17日から19日にかけて撮影したレナード彗星(C/2021 A1)の GIF動画です。彗星の移動方向が逆(尾の方向)に見えるのは、撮影しているソーラー・オービターの相対的な動きのため。レナード彗星は来年1月3日に近日点を通過します。画面上辺近くに見える明るい星は金星と水星。左から右に動いている方が金星です:
 
 
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2021年12月21日火曜日

伸びる頸

 
一瞬で伸びるササゴイの頸:

13大陰謀論

 
まことしやかに語られる 13 の陰謀論を紹介している記事です。「筋金入りの信奉者は、自分の信念と矛盾する証拠を合理的に消し去ることに長けている。彼らの結論に反論する者は、勘違いしていることにされるか、陰謀の一部であることにされてしまう」:
 
紹介されているのは以下の陰謀説です:
  1. The 9/11 Conspiracies (9.11同時多発テロの陰謀)
  2. Princess Diana's murder (ダイアナ妃謀殺)
  3. Subliminal advertising (サブリミナル広告)
  4. Moon landing hoax (人類は月に行っていない説)
  5. Paul McCartney's death (ポール・マッカートニー死亡説)
  6. John F. Kennedy's assassination (ジョン・F・ケネディ暗殺事件)
  7. Roswell crash & cover-up (ロズウェル墜落事故と隠蔽工作)
  8. Protocols of the Elders of Zion (シオンの長老議定書)
  9. The Satanic panic (悪魔崇拝者による犯罪パニック)
  10. Chemtrails (ケムトレイル)
  11. Barack Obama birtherism (バラク・オバマの出生地疑惑)
  12. COVID and 5G (COVIDと5G)
  13. Birds aren't real (鳥は本物ではない説)

よく知られている陰謀論が多いですが、私は「ポール・マッカートニー死亡説」と「鳥は本物ではない説」は知りませんでした。前者は「1966年11月9日に、ポール・マッカートニーは他のメンバーと口論になり、スタジオを飛び出したところで交通事故に遭い頸部切断で死亡。バンドは、そのことを隠すためにそっくりな人間を雇った」とするもの。後者は「鳥は本物ではなく、アメリカ政府が作った監視ドローンだ」と主張するものですが、陰謀論やフェイク・ニュースに対する批判や皮肉の含意があるようで、インテリジェント・デザイン説に対抗する「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」と同じような趣があります。
 
 

メイン州のカモメは嵐や地震を予知できるのか (その 2)

 
 
カモメなどの海鳥が地震の前に見せる行動について、『動物は地震を予知する』(ヘルムート・トリブッチ著、渡辺正訳、朝日選書、1985)から引用します:
チリ中央部にコンセプシオン[地図]という港町がある。この地の二月は、おだやかな好天が続く夏の月である[チリは南半球]。一八三五年二月二〇日も例外ではなかった。だがこの日には、古老も首をかしげたほど奇妙な出来事が起こった。午前一〇時ごろ、浜から内陸に向けて海鳥の大群が飛び去ったのである。天気がくずれる兆しは何もないのになぜ・・・・・・と人々はいぶかった。一時間四〇分後にその答がわかった。激震が発生して、コンセプシオンの町を廃墟にしてしまったのだ。一八二二年のチリ中部地震でも、また一八六八年イキケ地震でも、やはり揺れが来る前に海鳥が内陸へ向かって飛んだ。
 
著者のトリブッチ氏は、海鳥たちが飛び去った原因について、前震や微弱な音波が原因だとは考えにくい理由をあげた上で、次のように書いています:
地震の前に大地から発生した何かのシグナルを鳥たちが感知して、このとき彼らは嵐が近づいていると直感した。そして本能の命ずるままに、群れをなして、より安全な陸地の方へ避難したのだ。
 
震前に目撃された動物の行動パターンは、悪天候の前の行動とそっくりなものが多い。
 
トリブッチ氏は本文や付録で非常に多くの事例をあげた上で次のように述べています:
こう見てくると、地震の前に動物たちは嵐の幻影を感じとるのではないか、と思わざるをえなくなる。 

(中略)
 
なにか特別な「地震回避本能」が動物たちに備わっているとして、震前の動物行動を解説する人がいる。しかし、動物たちが進化の途上でそんな本能を発達させるほど、地震はひんぱんに起こりはしない。
 
トリブッチ氏は、帯電エアロゾル仮説の提唱者です。嵐や地震の前には大気中に帯電エアロゾルが増える、帯電エアロゾル(特にプラスに帯電したエアロゾル)は非常に強力な病理学的作用をもち、動物のパニック行動や人体の不調(セロトニン症候群)を引き起こす、としています。
 
(完)
 
 

空を二分する雲 — 瀬戸内海周辺

 
12月21日朝、瀬戸内海周辺では、青空と雲で空が真っ二つに分かれている様子が見られました:

YouTube 動画内では衛星画像を使った解説があります。使用されている写真の中では、岡山県倉敷市で撮影されたものが特に見事です。
 
 

2021年12月19日日曜日

探査機が太陽大気中を飛行

 
12月14日、ニューオーリンズで開催された米国地球物理学連合秋季大会で NASA が記者会見を開き、2018年に打ち上げたパーカー太陽探査機(Parker Solar Probe)が史上初めて太陽大気の中を飛行したこと発表しました:

探査機が太陽大気圏内に入ったのは 2021年4月28日。太陽表面からの距離は太陽半径の 18.8倍(約1300万km)でした。以下はその時に撮影された「凄まじい」動画です。 背景には天の川も写っています:
 
パーカー太陽探査機が次に太陽に接近するのは 2022年1月で、さらに太陽表面に近いところを通過することになっています。
 

2021年12月18日土曜日

山梨県東部・富士五湖で M3.4

 
12月3日付「山梨県東部・富士五湖で M4.1、M3.6、M4.8」の続報です。
 
12月18日09時17分ごろ、山梨県東部・富士五湖を震源とする最大震度2の地震がありました。速報値では M3.4、震源の深さ20km。

速報値で見るかぎり、震央は12月3日に最大震度5弱を含む3回の有感地震が発生した地点で、震源の深さも同じです。

12月3日は新月の前日、今回の18日は満月の前日です。

以下は、2005年以降に山梨県東部・富士五湖を震源として発生した有感地震の回数をグラフにしたものです:

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2021年12月17日金曜日

日本沈没は可能か

 
 2006年の劇場版『日本沈没』に科学監修として関わった巽好幸教授が、「時間スケールはさておいて、そもそも日本沈没は可能かどうかをきちんと分かりやすく説明することもプロの役割だ」として執筆した記事です。
 
「軽くて浮かんでいる日本列島は沈まない」、「今世紀末までに3m程度と予想されている海面上昇では、日本沈没を引き起こすほどの効果は望めない」、「玄武岩質の地殻が大陸地殻へと進化する過程で、『反大陸』という物質が生成される(中略)反大陸はマントルより重いのだ(中略)大陸地殻が成長する過程でマントルより重い反大陸も厚くなり、その結果大陸地殻(日本列島)は沈む可能性がある」:
 
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小惑星リュウグウの岩石、NASA に届く

 
NASAのウェブサイトに12月14日付で掲載された記事です。日本の小惑星探査機「はやぶさ 2」がリュウグウから持ち帰った岩石の試料が、NASAのジョンソン宇宙センターの宇宙物質研究・探査科学部門(ARES)に届けられた、とのことです。
 
「NASAが11月30日にJAXAから受け取ったのは、リュウグウから持ち帰られたミリメートル・サイズの粒23個と、さらに細かな物質が入った4個のコンテナーで、リュウグウで集められた試料全体の10%にあたります」:

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大量のイワシ漂着 — 北海道松前町、乙部町、せたな町

 
北海道南部の日本海側の海岸数カ所で、大量のイワシが打ち上げられているのが見つかりました。12月13日に北海道松前町の海岸で約4kmにわたって大量のイワシが打ち上げられているのが見つかり、翌14日には乙部町、せたな町の海岸でも同様の事例が見つかりました(地図)。
 
原因はわかっていませんが、11日から13日の荒天で強い西風が吹いたために打ち上げられたとの見方が出ています。
 
「こんなことは、初めて」(50年以上、近くに住んでいる人)、「これほど広範囲にイワシの大量死が見つかったのは初めてだ」(松前町水産課):

12月12日には、青森県東方の太平洋で、大量のイワシの死骸が浮いているのが見つかっています:
 

2021年12月15日水曜日

海底で何が起きているのか — トカラ列島近海群発地震の原因

 
読売新聞』の記事です。トカラ列島近海で起きている群発地震について、これまで読んだ記事のなかではもっとも包括的で詳しい解説です。
 
「海溝型地震でも火山による地震でもない」、「海底山脈がトカラ列島の側面に衝突し、生じさせたひずみが 伝播して起きた」、「琉球弧のフィリピン海プレートは、本州のフィリピン海プレートよりずっと前に形成されたと考えられていて、プレートの性質も異なる」、「南海トラフ地震の前兆ではない」、「地震の原因が火山活動ではないとしても、今後、噴火が起きないとは限らない。地震で地下の岩盤が割れた結果、マグマの通り道ができた可能性があるからだ」:
 
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火山性地震止まる — カナリア諸島

 
スペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島クンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja、地図) の火山性地震が 12月13日21時から止まっています:
 
「昨日21時以降、クンブレ・ビエハ山では火山性地震は発生していません。地震が停止した後、活動がさらに活発化することがあるため、噴火の終了を意味するものではありません。これは、噴火開始以降では最も長い無揺動期間です」:  
 
 
 
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済州島地震の前兆? 直前に投稿された「地震雲」写真

 
12月14日、韓国・済州島沖で地震(関連記事)が発生する少し前、ネットに投稿された「地震雲」の写真が話題になっています。
 
「あるユーザーはこの日午後4時50分ごろ、『これは地震雲だろうか』として空の様子を撮影した写真を投稿した」、「別のコミュニティにも『きょう済州島で地震雲を見た』と題した投稿で、同じような形の雲の写真が紹介された」: 

記事中の専門家(延世大学地球システム科学科教授)は、「(地震雲は)理論的には説明が可能だが、地震が起きるたび地震雲が観測されているわけではなく、地震がなくても地震雲のような雲が観測されるなど一貫性がないため、地震の前兆現象として科学的に認めることは難しい」と語っています。
 
 

韓国・済州島沖で M4.9

 
[12月19日追記] 福岡管区気象台が12月17日に発表した『九州・山口県の週間地震概』では、M5.1、震源の深さ 35km、震央の位置 33°00.3′ 126°02.7′(地図)に更新されています。
 
12月14日17時19分ごろ、韓国・済州島の南西沖で地震が発生しました。韓国気象庁の発表によると、M4.9、震源の深さ 17km(震央地図)。朝鮮半島で今年発生した最大の地震で、1978年の観測開始以降に済州島やその周辺で発生した地震としては過去最大規模とのことです。人的被害は報じられていませんが、建物や道路の損傷があった模様です:
 
大きな揺れにショックを受けた人もいたようです。「地震で揺れを感じただけでなく、爆発音がするほどだった」、「トラックが家に突っ込んだ感じがした。家が完全に壊れたと思って裸足で飛び出した」、「ホテルの外には服もまともに着ずに避難した人々が多かった」:

日本の気象庁の発表では M5.2、震源の深さ 10km、長崎県五島市で震度 1。震央の位置は韓国の発表よりは大きく南西にずれています(震央地図)。
 
防災科学技術研究所の「高感度版 100トレース連続波形画像」を見ると、西日本の広い範囲に震動が伝わったことがわかります:

 

小惑星 2021 XC6 が月と地球に接近

 
12月16日、小惑星〝2021 XC6〟が月と地球に接近します。
 
2021 XC6 (2021年12月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月16日 12:23
 (地球)12月16日 17:10
接近日時 誤差
(月)±8 分
(地球)±10 分
接近距離 (月)0.49 LD
(地球)0.54 LD
推定直径
6 ~ 14 m
対地球相対速度
10.4 km/s ≅ 3万7000 km/h
発見から地球接近まで4 日
次の地球接近2025年9月16日ごろ
公転周期306 日 ≅ 0.84 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年12月14日火曜日

何らかの流体”が影響か — 能登半島群発地震

 
 能登半島北端部の石川県珠洲市(地図)周辺で続いている群発地震について、研究者の間では「この地域一帯の地下深くに水などの何らかの流体が存在し、これらが地震活動に影響を与えているのではないか」との見方が広がっているようです:

群発地震としてはもっともよく知られている松代群発地震(1965年〜1970年)は、その原因として「水噴火」モデルが定説となっているそうです。以下は Wikipedia からの引用です:
この「水噴火」モデルは、深さ数~数十kmの帯水層に存在する高圧の地下水が、上部の岩盤に浸入・破砕することで地震を引き起こすというものである。さらに破砕が進むことでこの地下水が地表に湧出し、液状化や大量の湧水を引き起こした。そして水圧による岩盤の破壊が長期間・連鎖的に起こったことで長期にわたる群発地震が生じた。(中略)湧出した地下水はこの地域の浅層地下水や温泉成分とは異なり塩化カルシウムなどを多く含んでいた。

この水は上部地殻中に存在していたものだけでなく、上部マントル付近を由来とする水であることが、後年のヘリウム同位体比の分析技術の進歩により明らかとなった。
 
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フロレス海で M7.3 — インドネシア

 
日本時間12月14日12時20分ごろ、インドネシア・フロレス島北方のフロレス海で M7.3、震源の深さ 18.5km の地震が発生しました(震央地図、日本の気象庁は M7.6)。フロレス島北岸では小規模な津波が観測されました。

以下は米国地質調査所(USGS)の資料にある "Tectonic Summary" の主要部分をテキトー訳したものです:
2021年12月14日にインドネシアのマウメレ(マウムル、Maumere)の北方で発生したM7.3の地震は、フロレス(Flores)海内部の横ずれ断層によって生じたものである。この地震の発震機構解は、北東-南西方向に走る左横ずれ断層、または、おおよそ東西方向に走る右横ずれ断層のいずれかが破断したことを示している。

この地震は広域バンダ弧の内部で発生した。そこでは、オーストラリア・プレートが北に向かってスンダ・プレートの下に沈み込んでいる。震源が比較的浅いことは、この地震が上盤側のスンダ・プレート内で発生したことを示している。

地震が発生した場所では、オーストラリア・プレートがスンダ・プレートに対して年速74mmの速さでほぼ北向きに移動している。

沈み込み帯の環境では、圧縮応力による逆断層や衝上断層が一般的な断層様式であるが、衝上断層上の地震で解放されないプレート境界の応力を解放するために、横ずれ断層が発生することがある。

今回のような規模の地震は地図上では点として示されることが一般的であるが、より広い断層領域での滑りとして表現するのが適切である。今回の地震の規模に対応する横ずれ断層は、通常、90km×15km 程度の大きさ(長さ×幅)になる。
 
今回の地震と関係するかはわかりませんが —— フロレス海の東にはバンダ海が広がっており、その海底地形は渦を巻くような形状をしています(震央地図参照)。 バンダ海とその北のモルッカ海の間には、太平洋プレートの斜め沈み込みが原動力となって、ニューギニア島を乗せた地塊が西向きに突入しており、その先端部はスラウェシ島に衝突しています(突入テクトニクス)。その影響で、バンダ海の海底は反時計回りの運動をすることになり、そのことが海底地形にも現れています。
 

2021年12月13日月曜日

日本沈没はすでに始まっている

 
中部沈降帯(伊勢湾-琵琶湖-若狭湾沈降帯)と別府-島原地溝帯で生じている沈降によって本州や九州は引き裂かれつつあり、やがてそこに海が入り込んで日本列島は分裂してしまう、という話です。フィリピン海プレートの沈み込みと、マントル内の補償流や上昇流が沈降現象を引き起こしているとの説明です:
 

イワシ大量死 — 青森県下北半島東方沖

 
12月12日午前、青森県六ヶ所村(地図)の東方約46kmで、大量のイワシの死骸が約4kmにわたって浮いているのが見つかりました。

「魚はマイワシとみられるが、今の段階ではなぜ大量に死んだのか原因はよく分からない」(県営浅虫水族館):
 

2021年12月11日土曜日

能登半島北端部が 3cm 隆起 — 石川県珠洲市

 
21年10月4日付「能登半島群発地震 — 石川県珠洲市 (続報)」の続報です。 

群発地震が続いている能登半島の北端部の石川県珠洲市(地図)で約3cmの隆起、隣接する能登町(地図)で 南南西に約1cmの移動があったとのことです。この地殻変動は昨年12月ごろに始まったようです。
 
2007年の能登半島地震前後を含め、この規模の変化が確認されたのは初めて これまでの地震の状況を見ると、群発地震と何らかの関係があると考えられる

以下は政府地震調査研究推進本部の資料です。13ページから15ページにかけて「石川県能登地方の地震活動」の解説やデータが載っています:
 
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宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-51)

 
高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の報告受付件数の表が 12月10日付で更新されています。
 
今回の更新では10月分と11月分が新たに記入されていますが、宏観異常報告の受付数はすべての項目で「0」でした。
 
なお、このブログでは記事にしていませんでしたが、7月分として「南の空に彩雲が見られた。(しばらく出ていた)」という報告が載っています。


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小惑星 2021 XX4 が月と地球に接近

 
12月11日から12日にかけて、小惑星〝2021 XX4〟が月と地球に接近します。
 
2021 XX4 (2021年12月10日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月11日 21:34
 (地球)12月12日 00:11
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.73 LD
(地球)0.98 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
13.5 km/s ≅ 4万9000 km/h
発見から地球接近まで3 日
次の地球接近
公転周期921 日 ≅ 2.52 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年12月10日金曜日

小惑星 2021 XV4 が地球と月に接近

 
12月11日、小惑星〝2021 XV4〟が地球と月に接近します。
 
2021 XV4 (2021年12月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月11日 03:50
 (月)12月11日 03:51
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.47 LD
(月)1.43 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
20.1 km/s ≅ 7万2000 km/h
発見から地球接近まで2 日
次の地球接近
公転周期1176 日 ≅ 3.22 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年12月9日木曜日

トカラ列島近海で M6.0、最大震度 5強

 
[12月10日追記] 速報値が更新され、暫定値 M6.1、震源の深さ 14km となりました。
 
12月9日11時05分ごろトカラ列島近海で最大震度 5強の地震が発生しました。速報値で M6.0、震源の深さ 20km、北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型です(震央地図):
 
トカラ列島で地震が多発すると、その数日〜1ヶ月後ぐらいに他の地域で大きな地震が発生するという「トカラの法則」が取りざたされます。以下は、今年 4月にトカラ列島近海で群発地震が発生したときに公開された YouTube動画です。「トカラの法則」を検証しています:
 
この時の群発地震は 4月9日の深夜に始まったのですが、その後、5月1日に宮城県沖で M6.6、最大震度 5強の地震が起きています。
 
 
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2021年12月8日水曜日

首都直下で有感地震 M2.5

 
規模は小さいですが、また「東京都23区」を震央とする有感地震が発生しました:
  • 12月7日 16:13 東京都23区 M2.5、深さ 30km、最大震度 1

東京都23区を震央とする有感地震は、今年はこれまでに 4回発生していますが、そのうちの 3回は 11月下旬から12月上旬にかけての発生です。

以下は、2005年以降に東京都23区を震央として発生した有感地震の回数をグラフにしたものです:
 
(クリックで拡大)

 
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2021年12月7日火曜日

月の裏側で立方体の「小屋」を発見 — 中国の月面探査車

 
2019年から月の裏側で調査を行っている中国の月面探査車 Yutu 2(玉兎2号)が、地平線(月平線)上に突出した奇妙な物体を発見しました。立方体の形状をしているように見え、「神秘小屋(shenmi xiaowu、拡大画像)」と呼ばれています:

この物体について科学者は、隕石衝突によって跳ね飛ばされた巨岩の可能性が高いとしています。Yutu 2 は今後 2〜3日(地球時間では 2〜3ヶ月)をかけて物体に接近し、詳しく観察する予定とのことです。

Yutu 2 は着陸機 Chang'e 4(嫦娥4号)に搭載されて 2019年1月3日に月の裏側に着陸しました。
 
 
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2021年12月5日日曜日

グリムスボトン山の山体膨張続く — アイスランド

 
 
アイスランドのグリムスボトン山(地図)の山体膨張が続いています。
 
以下のツイートにあるグラフは、グリムスボトン山のカルデラの縁に設置された GPS 観測点の上下方向の変動を示しています。2011年の噴火で一旦は沈下しましたが、その後は再び隆起を続けて過去の水準を上まわっています。
 
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-254)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 12月4日16:00 付けで更新情報を出しています。
 
前兆継続 1月 or 2月初旬の可能性 前兆終息を待って発生時期推定予定 少なくとも 1/14 以前発生は否定される
八ヶ岳南麓の CH29 観測装置と高知観測点の K1 観測装置の前兆変動は継続中 → 1月14日以前に対応地震が発生することは否定できる。
 
CH29 観測装置の変動は、対応地震が 1月16日前後に発生する場合は 12月6日には終息、2月6日前後に発生する場合には 12月21日に終息する可能性がある。 
 
推定日CH29 の完全静穏化確認後に計算予定
少なくとも 2022年1月14日以前の可能性は否定
推定時刻 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間
推定震央領域 続報 No.319」所載の図6太線内 火山近傍
斜線域は可能性考えやすい参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
直前に噴火前兆変動が観測されない場合、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

小惑星 2021 XC2 が地球と月に接近

 
12月5日、小惑星〝2021 XC2〟が地球と月に接近します。
 
2021 XC2 (2021年12月4日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月5日 13:54
 (月)12月5日 19:50
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.82 LD
(月)1.38 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
9.5 km/s ≅ 3万4000 km/h
発見から地球接近まで2 日
次の地球接近
公転周期802 日 ≅ 2.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年12月4日土曜日

紀伊水道の地震と南海トラフ巨大地震

 
12月3日に紀伊水道を震源として発生した M5.4、深さ 18km、最大震度 5弱の地震(気象庁資料) について、気象庁は「南海トラフ地震の発生可能性が平常時より高まっているとは考えておりません」と言い、報道各社が見解を求めた専門家も軒並み「南海トラフの巨大地震とは直接の関係はない」と口をそろえる中、京都大学地震予知研究センターの片尾浩准教授は「巨大地震との関わりもあるかもしれない」との見解です。
 
「地震の時に断層がどちら向きにずれたかというのがわかるのですが、その方向が南海トラフ大地震を起こすと言われているフィリピン海プレートが西南日本の下に沈み込む方向に動いているんですね。『巨大地震』との関わりもあるかもしれないので、注目してみています」: 
 
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定置網にサケガシラ — 岩手県宮古市

 
12月2日朝、岩手県宮古市の田老漁港(地図)の沖に設けられた定置網に深海魚のサケガシラが入っているのが見つかりました。体長 1.7m。
 
「こんな魚を見るのは初めてのことなので、私も漁師たちも驚きました」(魚市場担当者)、「この港で 2メートル近いものが水揚げされるのはおよそ 10年ぶり」:
 
NHKの記事には「10年ぶり」と書かれていますが、10年前といえば 2011年。サケガシラが水揚げされたのは大震災の前だったのでしょうか、後だったのでしょうか。
 
[備考] 12月5日23:14 青森県東方沖 M4.3、深さ 40km、最大震度 1;12月6日 23:33 青森県東方沖 M4.3、深さ 70km、最大震度 2 
 
 

小惑星ネレウスが地球に接近

 
12月11日、小惑星 4660 Nereus(1982 DB)が地球に近づきます(レーダー画像)。この小惑星は直径 330m で、地球に危害を及ぼす潜在的危険性を持つ小惑星に指定されており、2060年2月14日には地球に 3.117LD まで接近します。また、この小惑星にはニッケル、鉄、コバルトの鉱床があるとされ、その価値は 47億1000万ドルに達すると見積もられています:
 
4660 Nereus(1982 DB) (2021年12月3日付予報)
接近日時(日本時間)
12月11日 22:51
接近日時 誤差
±1 分未満
接近距離 10.235 LD
推定直径
330 ± 50 m
対地球相対速度
6.58 km/s ≅ 2万3000 km/h
発見から地球接近まで
次の地球接近2031年3月2日
公転周期661 日 ≅ 1.81 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)