日本火球ネットワークの掲示板には、ほぼ同じ時刻に火球を目撃したとの報告が多数寄せられています:
上記報告のすべてが同一の火球とは断定できませんが、目撃された場所は、長野県、富山県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、大阪府、鳥取県など広範囲にわたっています。長野県茅野市からは、火球が飛行経路の途中で爆発を起こしたとの報告が寄せられています。飛行機雲状の流星痕(隕石雲)も目撃されています。中には小惑星探査機「はやぶさ」の落下のようだったと形容する報告もあります。
8月 13日に出現の極大を迎えるペルセウス座γ流星群は光度の明るい有痕流星が多く、また火球の出現頻度も比較的高いので、初めはこの群に属する火球かと思いましたが、飛行方向がおおむね南から北ということで、違うようです。
謎の「爆発音」の原因がこの火球とは限りませんが、可能性はかなりあると思います。
【 追記 2010-08-10 】
『朝日新聞』のニュースサイトが 8月 9日 23時 01分付で以下のような記事を掲載しています:【 追記 終わり 】
国立天文台は、流星の起こしたソニックブーム、あるいは流星そのものの爆発との見方を強めている、また、草の根の日本流星研究会も同様に流星が原因である可能性が高いとみている、とのことです。
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