1月 4日付「鳥の落下と魚の大量死 ― アーカンソー州」と 1月 6日付「鳥の落下・大量死 広がる」の続報です。その後も、世界各地で動物の大量死が報じられています。
イタリア北部では 1月初めから 1千羽を超えるハトの落下が起きています。これまでに回収された死骸は 8千羽との報道もあります:
- More than 1,000 turtle doves fall from the sky in Italy in latest mass bird death case (写真 2葉あり)
- Now It's Dead Doves Falling From Sky in Italy
落下したハトの死骸は花壇の中に積み重なっていたり、道路で車にひかれていたり ・・・ さらに気味の悪いことには、木の枝からクリスマス・ツリーの飾り付けのようにぶら下がっていたりしているとのことです。死んだハトのほとんどはキジバト(turtle doves)ですが、他の種類のハトも混じっているとのこと。
死骸に共通しているのは、クチバシの内側に青色の染みがあることで、これは毒物の摂取や低酸素症のときに現れる症状だそうです。
ある地元紙は次のように書いています: 「(ハトの大量落下は) 毒か病気が原因でありますようにと祈ろうではないか。その方がこの世界の終末が近づいている場合よりは、対応が容易そうだから。」
あまりにもたくさんの大量死が報道されていて、何がどこで起きているのかわかりにくくなっています。『朝日新聞』の記事には、これまでに起きた大量死の場所を示す地図が掲載されています:
もう少し詳しい地図がイギリスの『Daily Mail』紙の記事に掲載されています:
- UFO strikes. A military death ray. Or the coming of Armageddon. Why ARE thousands of birds falling from the sky? (写真 7葉、地図 1葉あり)
さらに包括的な情報をグーグル・マップ上に示した地図があります。地図上のマークをクリックすると、発生した現象の簡単な説明や情報ソースが吹き出しで表示されます。日本にも一つ、大量死のマークがついています:
過去の関連記事
- イギリスにハトの大群 (09年1月23日)
- 突っぱるハト (09年3月30日)
- 豚インフルエンザと陰謀説 (09年5月6日)
- 空からオタマジャクシが降る ― 石川県 (09年6月8日)
- 空からオタマジャクシが降る ― 広島・岩手・静岡に波及 (09年6月16日)
- 空からオタマジャクシが降る ― 今度は宮城と愛知 (09年6月17日)
- 空からオタマジャクシが降る (続報) (09年6月26日)
- オタマジャクシ落下とマイケル・ジャクソンの死 (09年6月27日)
- 駿河湾の地震についてあれこれ (その 4) (09年9月9日)
- 渡り鳥の「放射」 (09年11月27日)
- リュウグウノツカイとオタマジャクシ (10年2月23日)
- ニュージーランド南島で M7.0 (10年9月4日)
- ニュージーランドの大地震は予知されていた? (10年9月8日)
- ハトの大量死 ― 南アフリカ (10年9月30日)
- カンタベリー大地震と動物の行動 (10年11月18日)
- 鳥の落下と魚の大量死 ― アーカンソー州 (11年1月4日)
- 鳥の落下・大量死 広がる (11年1月6日)