5月19日付「北朝鮮近海で群発地震」の続報です。
18日に北朝鮮南西の海域で発生したM4.9の地震は、「韓国の地震観測史上で6番目に大きい地震」で、観測史上最も規模が大きい地震は「2004年5月に慶尚北道(キョンサンブクド)沖で発生したマグニチュード5.2」とのことです:
それにしても、M4.9(USGS発表ではM4.8)程度の地震が観測史上6番目の規模というのはうらやましいです。日本の気象庁震度で2前後の揺れで中央災害安全対策本部や消防防災庁が非常勤務体制に入ったのは、ちょっと慌てすぎ、騒ぎすぎではないでしょうか。
2番目の記事のタイトルに「日本で最多地震記録」とありますが、言っている意味がよく分かりません。
近代的な地震観測が始まる前の韓国では、M7クラスと推定される地震が発生しています:
- 韓半島で発生した最大級の地震 -1681年6月韓国東海岸地震- (PDF形式)
韓国では、耐震性のある建物は全体の1~2割程度ということですから、陸上で強い地震が発生すれば甚大な被害が出る恐れがあります。
関連記事
- 北朝鮮・ロシア沖で深発地震 (09年5月6日)
- 北朝鮮の地下核実験 (09年5月25日)
- 大声で泣き叫ばない日本人 (09年11月20日)
- ダイオウイカ漂着 ― 韓国南東部 (10年1月19日)
- ソウルで観測史上最大の地震 (10年2月10日)
- 朝鮮半島でまた地震 (10年2月17日)
- 地震増加 ― 朝鮮半島 (10年2月28日)
- 漁港内にクジラ迷い込む ― 対馬市厳原町 (10年7月10日)
- 白頭山は噴火しない (その 1) (10年7月10日)
- 白頭山周辺で地震 2回 ― 朝鮮半島 (10年10月12日)
- 核実験が白頭山噴火の引き金に? (10年10月15日)
- 白頭山噴火の可能性 ― 中・韓の温度差 (10年11月17日)
- 地震がないはずの韓国で大きな地震が増えている (10年12月24日)
- 朝鮮半島の地震減少 (11年1月16日)
- 朝鮮半島で地震増加 (11年10月11日)
- 対馬海峡にイルカの大群 (12年1月4日)
- 朝鮮半島で5年以内にM6以上? (12年3月11日)
- 貞観地震 (その1) (12年3月11日)
- 朝鮮半島で地震急増 (12年10月6日)
- 朝鮮半島で地震急増 (補足) (12年10月7日)
- 韓国南西部沖で今年最大規模の地震 (13年4月22日)
- 「UAEの原発は韓国級の地震に耐えられる」 (13年5月8日)
- 北朝鮮近海で群発地震 (13年5月19日)