8月1日、火星の衛星フォボスがもう一つの衛星デイモスを隠す様子を、火星表面でゲール・クレーターを調査中の火星探査車キュリオシティが撮影しました:
動画の画面中央に写っている小さい衛星がデイモス、画面上部から現れる大きい衛星がフォボスです。動画では「月食」が数秒で終わってしまいますが、実際には55秒かかっています。
『天文年鑑』(誠文堂新光社)によると、フォボスとデイモスの大きさ(半径)は、それぞれ 13.5×10.7×9.6km と 7.5×6.0×5.5km、軌道長半径は 9378km と 2万3459km です。ちなみに地球の月は半径 1738km、軌道長半径は 38万4400km です。上記記事には、火星表面から見たフォボスとデイモスの大きさと、地球表面から見た月の大きさを比較する写真が掲載されています。
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