八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 1月8日16:30 付けで更新情報を出しています ―― No.1778 前兆群はすべての前兆が終息したと認識、別に大変深刻な地震発生の可能性(No.3061前兆群)あり:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.252 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです(推定時期と推定時刻が変更されています) ――
推定時期 | 2019年2月4日±2日(または 2月4日±1日)に発生の可能性 今後の前兆の出現状況によって修正する可能性あり。 |
推定時刻 | 午前9時30分±1時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.252」所載の地図参照 点線内は大枠推定領域、太線内は可能性が高い領域、斜線部分は火山近傍前兆が出現していることを加味した場合。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の浅い陸域地殻内地震(火山近傍の可能性が高い) |
▼ 現状
- CH21(八ヶ岳)2018年12月17日昼前に長期にわたって継続していた特異状態が終息、12月19日からは静穏正常基線を描き基線電圧値も正常。その後、12月22.7日と1月5.0日に完全な糸状ではないものの特異状態が出現(直前特異)。
▼ 考察
- N0.1778 前兆群は 2008年7月から10年半継続して出現。観測歴上最長。歪み速度の小さい領域の地殻内地震を示している。通常の前兆は、長くても数ヶ月~数週間、あるいは数日程度で地震発生に至る。
- CH21(八ヶ岳)の正常基線復帰、および CH34(八ヶ岳)の終息(11月20に以降に同観測装置に現れた変動は別地震に対応)をもって、N0.1778前兆群はすべての前兆が終息したと認識。
- N0.1778 前兆群の極大は、2018年5月19.0日、8月6.5日、10月2.0日。これら3つの極大を CH21 の終息(12月19日)および2つの直前特異(12月22.7日と1月5.0日)と対応させて、経験則[極大~地震発生]:[終息~地震発生]= 3.9:1 および[極大~地震発生]:[直前特異~地震発生]= 6:1 を適用すると 2月3日± および 2月4日± を得る。
- CH34(八ヶ岳)の基線幅増大BT(Baseline Fluctuation)からも 2月4日± が算出される。
- No.1778前兆とは別の大変深刻な地震発生の可能性(No.3061前兆群)ついて ―― 昨年11月初旬から新たな前兆が出現、12月に極大を観測。12月中旬過ぎには別形態の前兆も出現し始め、現在も継続中。No.1778 前兆の対応地震をはるかにしのぐ規模。1月13~14日ごろまでに前兆が終息した場合は No.1778 対応地震よりも早く発生する可能性あり。情報を一般公開すべきか検討中。
「大変深刻な地震発生の可能性」とは、「続報-194」に伝聞情報を紹介した東海・東南海地震のことだと思われます。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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