2019年1月3日木曜日

カイパーベルト天体 Ultima Thule (続報)


片道10時間以上かけて少しずつ観測データが地球に届いています。以下のページには、New Horizons 探査機が Ultima Thule に最接近する30分前に2万8000kmの距離から撮影した画像(拡大)と、カラー合成画像(拡大)が掲載されています:

Ultima Thule は瓢箪型あるいはボウリングのピンのようだと形容されていましたが、雪だるま型と言ったほうが適切な形をしています。2つの天体がゆっくりと近づいて固着し、そのままの状態を数十億年にわたって保っていると考えられています。NASA では、大きい方の球体(直径 19km)を Ultima、小さい方(直径 14km)を Thule と呼んでいます。

従来の観測から、Ultima Thule は赤みを帯びていると推測されていましたが、カラー画像でもそのことが確認されました。

以下は、New Horizons 探査機の設計・製造を担当し、同機の運用もおこなっている Johns Hopkins 大学応用物理学研究所(APL)のツイートです。オリジナルの画像とそれを鮮明化した画像(拡大)が載っています:


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