冥王星探査機 New Horizons が撮影した Ultima Thule の新たな画像が公開されました(拡大画像)。1月1日14時26分(日本時間)に Ultima Thule まで 6700km のところから撮影されたもので、解像度はピクセル当たり 135m です:
Ultima Thule の上縁には明暗境界線(昼と夜の境界泉)があり、複数の小さな凹みが写っています。また、小さな方の塊(雪だるまの頭)にはもっと大きな凹みがみられます。前者は直径 700m ほど、後者は直径 7km ほどです。これらの凹みについては、隕石の衝突によるクレーター、陥没孔、過去に揮発成分が吹き出した痕などの説がありますが、よくわかっていません。
現在、New Horizons は地球から 66億4000万km はなれたところを時速 5万700km で太陽系の外に向かって飛行中で、同探査機から地球に電波が届くには 6時間9分を要するとのことです。今後、さらに近いところから撮影した画像が届くはずです。
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