2010年9月7日火曜日

2歳の女児が地震予知? ― ニュージーランド

9月 4日(土)午前 4時 35分(現地時間)にニュージーランドで発生した M7.0 の大地震を、2歳になる娘が 20分前に予知していた、と母親が語っているというお話です:

以下に記事の内容をかいつまんでテキトー訳で紹介します:
クライストチャーチ在住の母親が 2歳になる娘の隠れた能力に気づいた。

母子家庭の母親 Rachel Murray は、土曜日の朝 4時 15分頃、耳をつんざくような娘の悲鳴で目を覚ました。「これまで、うちの娘がこんなに激しい叫び声を上げたことはありませんでした。娘は激しく震えて、息をするのも困難な状態でした。娘が夜中に目を覚ますことはこれまでまったくなかったんです。」

娘を何とか眠らせようと努力したがだめだった。Ms Murray はあきらめて、自然に叫び声がおさまるまで娘をそのままにしておくことにした。

「1分ほどたつと娘は静かになりましたが、そのとたんに周りのあらゆるものが揺れ始めたんです。ものがぶつかったり、きしんだりする音が鳴り響きました。天井が落ちてくるんじゃないかと私は心配しました。娘の部屋まで走って行くと、娘はベッドで上半身を起こしていましたが、まったく落ち着いた様子でまっすぐに私の顔を見つめました。その表情は『わたしはこれが起こるのを知っていたのよ』と言っているようでした。」

「私はすぐに娘を抱えてドアフレームの下に避難しました。」(注:欧米ではドアフレームが頑丈なので、地震のときにはドアフレームの所に避難せよということになっています。)

初めのうち、Ms Murray は娘の悲鳴と地震は無関係だと考えていた。しかし、娘が再び叫び声を上げ始め 「ママ、じしん」 と言った数秒後に大きな余震が襲って来るに及んで、関係があると考えるようになった。

「娘が泣き叫び始めると心臓が止まりそうになります」、「子供たちには幽霊とかお化けとかが見えるという話を聞いても信じなかったけれど、今は信じるわ」 と Ms Murray は語っている。

Ms Murray の 自宅は地震の被害を免れた。電気や水道も止まることはなかった。

なお、記事のタイトルにある “Chch” は、地震で大きな被害を被ったニュージーランド第 2 の都市クライストチャーチ(Christchurch)の略号です。


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