2011年1月27日木曜日

九州北部で空振(くうしん)観測 ― 霧島山(新燃岳)の噴火で


1月 27日未明、佐賀県・福岡県・長崎県で、霧島山(新燃岳)の噴火の衝撃による空振(くうしん)が観測されたとのことです。爆発音も聞こえたようです:

佐賀地方気象台では 「午前2時ごろから同4時ごろにかけて断続的に南方向から爆発音と空気の振動を確認」。県北部を除く広い範囲の住民から 「障子がガタガタ揺れている」 などの問い合わせがあったとのこと。

新燃岳から、空振が観測された地域までのおおよその距離は、佐賀県が 160km、福岡県(太宰府市)が 180km、長崎市内が 130km です。

私も空振を経験したことがあります。神奈川県藤沢市で湘南海岸から歩いて 5~6 分のところに住んでいたのですが、1986年、伊豆大島三原山が大噴火し全島民島外避難がおこなわれたとき、2階の勉強部屋の南に面した窓のガラスがミシッときしむような音を立てたり、ビリビリと震えたりしました。特に夜、強い風が吹いているわけでもないのに窓ガラスが音を出すので気味が悪かったことを憶えています。それが空振という現象であることは、後になってテレビのニュースで知りました。


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