2009年6月9日火曜日

イエローストーンで熱水爆発

書きそびれていた情報です。5月 17日に米国・イエローストーン国立公園内のビスケット盆地(Biscuit Basin)にある池で熱水爆発(hydrothermal explosions)が発生、泥や岩石と高温の水を 15m を超える高さまで噴き上げています。この現象は、イエローストーンでもわずかしか記録されておらず、まれな出来事とのことです:
通常、間歇泉は熱水だけを一定の間隔で吹き上げますが、熱水爆発ではそのエネルギーが大きいため、間歇泉を構成する岩盤の一部も一緒に噴き上げられるとのことです。今回爆発を起こした熱水の池は、有名な間歇泉 “オールド・フェイスフル” の下流にあります。爆発が起きたときには、地質学者や地球物理学者の団体が学会後のツアーとしてたまたま現地を訪れており、至近距離で熱水爆発を目撃した学者の一人は、「一生にいちどの出来事で良い勉強になった」と語っています。