ソロモン諸島で、現地時間 1月 3日から 4日にかけて、3回地震が発生しています:
3つの地震のうち、M6.5 と M7.2 の地震の震央はほぼ一致していますが、深さは前者が 10km に対して、後者は 30.5km と異なっています。発震機構は、どちらも逆断層型の成分が強いようです。
M6.5 と M7.2 の地震の震源付近には、インド-オーストラリア・プレート、ソロモン・プレート、南ビスマルク・プレートの境界が交わる RTT(海嶺-海溝-海溝)三重会合点があります。この三重会合点では、海嶺が海溝に沈み込んでおり、海溝の中で火山活動がおきています。このような場所は地球上で唯一とのことです。
M4.9 の地震は、海溝軸を挟んで上記 2つの地震とは反対側でおきています。震源の深さは 132.6 km ですから、稍深発地震ということになります。
M7.2 の地震では弱い津波が観測されています: