八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月28日14:30 付けで更新情報を出しています。
「PBF終息 → 9月6日(最大誤差 9/6±3)発生の可能性」:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.335 (PDF形式)
- CH26観測装置(八ヶ岳)に出現のPBF変動は8月24日前後に終息すると予想していたが、弱い特異の中に弱いPBF変動が混在する状態が継続。8月28日朝7時になってPBF変動は終息。
[PBF変動:Periodic Baseline Fluctuation anomaly、典型的な地震前兆波形。周期的な基線のうねり変動。極大時に集中出現した場合は、継続時間が地震規模を表す。] - CH26観測装置のPBF変動と同期あるいは補完するようにPBF変動が断続的に出現していたCH07観測装置とCH15観測装置(いずれも八ヶ岳)にもPBF変動は見られない。このまま再出現がなければPBF変動は完全に終息した可能性がある。
- CH26観測装置に出現のPBF変動において、最終段階のPBF出現時間計は約162時間。この継続時間に経験式を適用すると M8.0±0.3 の規模が算出される。
- M8前後の規模を示すPBF変動の継続出現が3回も観測され、過去にはない出現形態。初現〜極大関係も経験則に合わない。「No.1778前兆は異例だらけです。」
- 推定発生時期は極大〜終息の経験則で計算した。CH26観測装置の微弱な特異は8月14.3日から出現しだしたため、08月末まで継続する可能性がある。
- 終息したPBF変動の再出現があった場合は推定発生時期を続報で修正予定。
推定日 | 9月6日(最大誤差 9月6日±3日) の可能性 前兆変動再出現の場合は続報で修正 |
推定時間帯 | 09:00±2時間 または 17:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.335」所載の図2太線内(火山近傍領域) 斜線の領域は可能性を考え易い参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 地震に伴う近隣火山の活発化や噴火=完全否定は困難 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
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