2022年8月3日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-266)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月3日13:00 付けで更新情報を出しています。
 
「本日が発生時期誤差内の可能性は誤認識で 多数変動は 8/1 極大を示しており→8/1極大から次ステージ認識の可能性」:
 
 更新情報の概要
  • 7月19日夕方から八ヶ岳の複数の観測装置に出現したPBF変動は継続中。

    156時間継続→(7時間静穏)→20時間継続(A)→(9時間静穏)→63時間継続(B)→(4時間静穏)→現在も継続中(C)

  • 前回までの更新情報においては、PBF変動 A、B、C はいずれも本震ではなく余震の前兆変動である可能性が否定できず、多くの前兆変動変化が示した7月末前後数日間が対応地震発生時期であると考え、8月3日までは対応地震発生の可能性があるとして報告した。

    しかし、今回の更新情報の時点までの前兆変動出現状況を見ると、多数の前兆変動が示した地震発生時期の範囲内である8月1日に極大があると認識できる。

  • 156時間連続したPBF変動は、その後出現したPBF変動と変動周期が異なること、8月1日前後の地震発生時期を示すには誤差が大きく根拠が薄いことなどから、8月1日極大に関係した別の変動である可能性であると考える。

    この場合、過去観測事例に照らして可能性が高いのは、主前兆変動初現に先行して出現する「先行特異」の可能性(先行特異は特異変動が主であったための呼称であるが、変動形態は特異に限らず、BT や PBF の場合もある)。

    [BT変動:Baseline Thickness anomaly、静穏時よりも基線幅が増大する変動]

    [PBF変動:Periodic Baseline Fluctuation anomaly、典型的な地震前兆波形。周期的な基線のうねり変動。極大時に集中出現した場合は、継続時間が地震規模を表す。]

  • 8月1日の極大から次ステージに移行したと認識。これは多数の変動変化から推定された地震発生時期が実は次ステージの前兆変動の極大を示すという、No.1778前兆群で20回以上観測された現象と同じで考え易い。

  • 20時間継続したPBF変動(A)を主前兆変動の初現とすると、8月1日の極大との関係から、8月13日±3日が地震発生時期として算出される。

  • 以上の認識が現時点では考え易いため、8月3日までが発生時期の誤差範囲である可能性は否定されることになる。「大変申し訳ございませんでした。」

  • 「 8/13±3 発生の可能性が計算できますが、8/13 から次ステージとなり、発生時期はより先となる可能性や、現認識も誤認である可能性も完全否定困難です。」

    「しかし、まずは現認識が正しいか否か、そ して現状考え易い 8/13± 発生 の可能性が正しいか、観測と検討を続けます。」

    「 現認識が正しい場合は、前回の認識が誤認となりますので深く謝罪致 します。」

 
推定日現在の認識では 2022年8月13日±3日 の可能性が考えやすいが、今後の変化で修正
推定時間帯 午前9:00±2時間 または 午後5:00±3時間
推定震央領域 続報 No.331」所載の図2太線内(火山近傍)
斜線の領域は可能性考え易い参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
地震に伴う近隣火山の噴火については完全否定困難 何らかの火山活動活発化の可能性も否定困難
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年となります。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。