11月11日、フランス南東部でM4.9(報道では M5.4としている記事が多い)の地震がありました。震源が浅かった(10km)ためか、重傷1人、軽傷3人、建物の損壊約30棟などの被害が出ました。この地震では地表に長さ数キロメートルの断層が出現したようです:
This looks like a 2.5-4(?) km normal surface #fault rupture (very shallow) from the Mw4.9 Montelimar, France #earthquake! #Sentinel1 interferogram from @emmanuelmathot & @esa_gep (available here: https://t.co/w3UFHmBjdX) A more detailed one in SNAP is coming. pic.twitter.com/iCiMa2Wy2X— Sotiris Valkaniotis (@SotisValkan) November 12, 2019
上記のツイートでは正断層とのこと。落差は不明です。これは「震源断層」が地表に到達したものでしょうか。それとも、単なる「地震断層」でしょうか。上記地図に記載されている星印が震央だとすると、断層の走向や位置関係がどうも釈然としません。
一方、EMSC(CSEM)の最新情報に示されている震央の経緯度(44.57N; 4.62E)だと、断層との位置関係が比較的理解しやすくなります:
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