バルト海を通ってロシアからドイツを経由して欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム 1」と「ノルドストリーム 2」の 3か所でガス漏れが起きています:
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この件に関して、デンマーク・グリーンランド地質調査所(GEUS)が 2回の震動を観測しています。1回目は 9月26日午前2時3分、2回目はぴったり 17時間後の同日午後7時3分(日本時間 26日09時03分と27日02時03分)で、前者は M2.3、後者は M2.1 としています:
- GEUS has recorded shaking in the Baltic Sea (波形図、震央地図あり)
以下は、上記発表からの抜粋・テキトー訳です:
GEUSは、デンマーク夏時間 9月26日(月)早朝 02:03と、デンマーク夏時間 9月26日(月)19:03にバルト海で揺れを記録しています。両方の事象の時刻と場所は、ノルドストリーム 1 と 2 のガス漏れの時刻と場所と一致しています。
(図: ボルンホルムにある地震観測所の一つで記録された 02時03分の事象による波形)
最初の事象はリヒタースケールで 2.3、2番目の事象はリヒタースケールで 2.1でした。
この震動波形は、地震によるものとは似ていません。爆発現象で記録される典型的な波形によく似ています。
これらの震動は、ボルンホルムにある GEUS の2つの地震観測所、ステブンス観測所、およびスウェーデンとドイツの観測所で記録されています。