2022年8月1日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-265)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月1日12:00 付けで更新情報を出しています。
 
誤差の可能性について検討」:
 
更新情報の概要
  • その後も CH04・CH15・CH26観測装置(八ヶ岳)にPBF変動が出現中

    156時間継続→(7時間静穏)→20時間継続→(9時間静穏)→63時間継続→(4時間静穏)→44時間以上継続中。

    これらの継続時間を合計して経験則に当てはめると M8.5 を超える規模となり、これまで観測されたPBF変動から推定された規模を調和しなくなる。また、7月26日朝まで156時間継続したPBF変動とそれ以降のPBF変動では波形と周期が若干異なる。

    [PBF変動:Periodic Baseline Fluctuation anomaly、典型的な地震前兆波形。周期的な基線のうねり変動。極大時に集中出現した場合は、継続時間が地震規模を表す。PBF変動の継続出現時間計から地震規模を推定する経験則は  Log(PBF継続時間計)= 0.5M−1.8]

  • K9・K10観測装置(高知観測点)の特異変動は7月24.3日に終息したが、その後、静穏期間を経て特異変動が断続的に出現している。

  • 1995年1月の兵庫県南部地震のときや、2018年9月の胆振東部地震のときも前兆変動静穏化以降に前兆変動が継続したが、それは余震の前兆変動と認識され、実際の余震活動とも調和した。

    今回推定されている地震は地殻内地震で規模が大きいことから、余震の前兆変動が現れないのは不自然であると考えていた。

    以上より、主地震前兆変動は終息しており、現在も八ヶ岳の観測装置で継続しているPBF変動と、高知観測点の観測装置に断続出現している特異変動は、余震活動に対応する前兆変動である可能性が否定できない。

  • 現在の第25ス テージ後半に出現した変動の消長、相互関係などから導いた推定発生時期では7月29日が多かったことから、7月29日を中心とした発生日を推定したが、7月30日±3日や7月31日±3日もあることから、最も遅い時期の7月31日±3日を採用し、8月3日まで地震発生の可能性があると修正する。

  • 8/3までに発生なき場合は、 前述の認識が間違っているこ とになり、7/31極大として、 第26ステージに入った可能性として8/3以降の可能性を続報させて頂きます。申し訳ありません。

 
推定日2022年8月3日まで
8月3日までに発生がない場合は現認識が間違い。上記日付以降の可能性として観測データに鑑み続報。
推定時間帯 午前9:00±2時間 または 午後5:00±3時間
推定震央領域 続報 No.330」所載の図5太線内(火山近傍)
斜線交差領域は可能性考え易い参考推定領域
(今回のPBF変動の出現状況を加味した結果、斜線交差領域に絞られる可能性が出てきた。)
推定規模 M8.0 ± 0.3
地震に伴う近隣火山の噴火については、完全否定困難
何らかの火山活動活発化の可能性も否定困難
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年となります。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。