2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 WY1 アポロ群 | 6~13 | (地球)11月26日 21:53 (月)11月27日 02:41 |
1.45 1.62 |
2018 WZ1 アポロ群 | 4~8 | (地球)11月27日 19:27 (月)11月28日 00:03 |
0.28 0.88 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
WY1 と WZ1 は11月28日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、WY1 が秒速 16.4km(時速約 5万9000km)、WZ1 が秒速 14.2km(時速約 5万1000km)です。
WY1 の月への接近時刻には ±2分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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