2018年8月3日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-187)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 8月2日15:00 付けで更新情報を出しています ―― 早ければ9月発生の可能性あり:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全に終息するまで確定できない。
9月上旬までに発生する可能性は否定。
早い場合、9月17日±2日
(8月17日± に前兆終息が条件)
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 「続報 No.243」所載の地図参照
A領域:岐阜県、長野県、愛知県などの領域
B領域:長野県東部、群馬県、埼玉県などの領域
A領域の方が若干可能性が高い。
領域内でも火山に近い地域の可能性がある。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の浅い陸域地殻内地震(火山に近い地域の可能性がある)


▼ No.1778前兆の現状
  • A6観測装置(秋田観測点)やCH29観測装置(八ヶ岳南麓天文台)に連続BF(PBF:周期的な基線のうねり変動; 典型的な地震前兆波形)が出現するなど、ピークを作りながら推移。

  • 6月中旬以降は前兆が減少。

  • 現在継続している前兆はCH17(八ヶ岳)とCH21(八ヶ岳)が主。CH21は弱くなっている。

  • A4(秋田)とCH2(八ヶ岳)などに断続的に弱い前兆が出現。

▼ 考察
  • No.1778前兆は2008年7月から出現。10年にわたって継続出現。これほど長期の継続出現は過去に例がない。

  • 火山近傍での震源が浅い地殻内地震を示す前兆が何度も観測されている。7月28日にも顕著な火山近傍地殻内地震前兆がCH26(八ヶ岳)に出現。変動値を過去例と比較すると M7.8±0.5 相当。

  • これまでの前兆出現状況から、5月19日が最終極大と認識すると、8月17日ごろに前兆終息、9月17日前後に地震発生の可能性がある。8月下旬時点でも前兆継続の場合は続報にて修正。

  • 9月上旬までの発生の可能性は否定できる。

今回の更新情報で示された推定領域には、八ヶ岳南麓天文台周辺も含まれています。前例のない長期間にわたって前兆が継続しているのは、ひょっとするとこのことが影響しているのかも知れません。


串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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