6月20日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-186)」でも触れましたが、6月18日に発生した大阪府北部の地震(M6.1、深さ約15km、最大震度6弱)について、八ヶ岳南麓天文台の串田氏は予測にある程度成功していたようです。8月2日付で公開された「続報 No.242」(PDF形式)に書かれていることをまとめると以下のようになります:
- 6月7日付で次のような予報を配信([]内は実際):
- 推定時期: 6月29日±3日 [6月18日]
- 推定規模: M6.0±0.5 [M6.1]
- 推定領域: 近畿圏広域 [大阪府北部]
- 推定時期に大きな誤差が生じた理由 ― 5月28日と6月5日に前兆のピークが観測された。5月18日を主極大、6月5日を副極大と認識して、経験則[主極大~地震発生]:[主極大~副極大]= 3.7:1 を適用したことが誤りだった。
実際には2つのピークの中央が極大となるお椀型(ツインピークス)極大に対する経験則[極大~地震発生]:[前兆終息~地震発生]= 3.9:1 を適用すべきであった。この式で計算すると推定発生時期は6月18.3日(=18日午前7時過ぎ)となる。 - 推定領域が広かった理由 ― 主な前兆が高知観測点のK6観測装置に現れたものだけであったため、絞り込めなかった。
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