長野県と岐阜県にまたがる焼岳(地図)で、11月22日午前9時ごろから、山頂の北西1~2km付近を震源とする火山性地震が急増しています。22日に61回、23日午後7時までに428回(速報値)。火山性微動の発生はなく、地殻変動や噴煙に特段の変化はないとのことです:
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が予測している M7.8±0.5(長期継続前兆 No.1778)の地震は、早ければ12月前半にも発生する可能性があるとされています。最新の発生領域推定では焼岳は微妙な位置にあります(焼岳本体は推定領域に入っていないが、焼岳から30kmの範囲の一部が推定領域に含まれています)。
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