先日の記事にも書きましたが、カナリア諸島のエル・イエロ島(地図)では、群発地震の中心が島の北側にもどっています。これまで少なかった M3 クラスの地震が増えていますが、震源の深さは 20km前後で、地表に近づく顕著な動きは見られません:
一方、同島の南沖で発生している海底噴火は沈静化する傾向を見せていたのですが、11月になって活動が激しくなっています。海面に複数の変色域が直線状にならんでおり、海底で亀裂噴火がおきているようです(写真、動画)。まだ水柱が上がるところまでは至っていませんが、噴火にともなって海面が盛りあがる様子が撮影されています(写真、写真)。その盛りあがった海面から噴出物が飛び出す様子が目撃され、軽石のようなものが水蒸気を放ちながら海面を漂っています(写真)。これらの現象は、噴火口が海面に近づいていることをうかがわせます:
噴火地点が島に近づく可能性があるため、島の南岸に面する集落の住民は再び避難しています:
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