八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 11月6日14:00 付けで更新情報を出しています:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.318 (PDF形式)
現状概要 ——
- 長期継続前兆変動 No.1778 は 2008年7月の初現から 13年4ヶ月にわたって継続。最大時には 30の前兆変動が出現。現在は 2つの前兆変動にまで減少
- CH29 観測装置(八ヶ岳)と K1 観測装置(高知観測点)の前兆変動が予想以上に継続中
- 12月7日以前に対応地震が発生する可能性は否定
- CH29 と K1 の完全終息を待っている状態
詳細 ——
- K1 観測装置には 2021年6月6日から特異変動が継続。それ以前には 5月14日からの短い期間に特異変動が出現。
- K1の特異の初現が 6月6日である場合 → 8月8日極大との関係で 12月17日±3日に地震発生の可能性が経験則から算出される。
- K1の特異の初現が 5/14である場合 → 同様に 2022年1月29日± に地震発生の可能性が算出される。
- 現状は CH29 観測装置に本日も前兆変動が認められることから、少なく とも 12月7日以前に対応地震が発生する可能性は否定できる。
- 仮に 12月17日±に対応地震発生となる場合は、CH29 の前兆変動は 11月13.6日± に終息、 K1 の前兆変動は 11月15日± に終息の可能性が計算される。それ以前に終息の可能性もあるので、CH29 と K1 の変動の終息を確認次第、続報で報告する。
観測波形の見方 ——
- 図1(八ヶ岳 CH29 観測装置)—— 基線から上向きの変動は全て特異変動。10月29日の大きな変動以降は、変動が小さくなっている。
- 図2(高知観測点 K1 観測装置)—— 基線から上下に沢山出ている変動は殆ど流星からのエコー。太い大きな変動は、時間軸を拡大す ると櫛歯変動とわかる。K1 は季節により多少の変動があるが、-2.56mV~-0.7mV が正常基線電圧値。図2 の範囲では 10月31日の変動が大きいが、それ以外の日もすべて基線電圧値が低く、特異状態と認識。
(櫛歯変動: 基線から数十秒ごとに突出する変動により、櫛の歯状となる前兆。浅い地殻内地震や火山活動、群発地震の前兆として出現。)
推定日 | CH29 と K1 の完全静穏化が確認された後に計算予定 (仮に K1 初現が 6月6日の場合は 12月17日±3日の可能性あり) |
推定時刻 | 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.318」所載の図3太線内 火山近傍 斜線域は可能性考えやすい参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
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