2021年11月11日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-253)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 11月6日14:00 付けで更新情報を出しています:
  
現状概要 ——
  • 長期継続前兆変動 No.1778 は 2008年7月の初現から 13年4ヶ月にわたって継続。最大時には 30の前兆変動が出現。現在は 2つの前兆変動にまで減少
  • CH29 観測装置(八ヶ岳)と K1 観測装置(高知観測点)の前兆変動が予想以上に継続中
  • 12月7日以前に対応地震が発生する可能性は否定
  • CH29 と K1 の完全終息を待っている状態
 
詳細 ——
  • K1 観測装置には 2021年6月6日から特異変動が継続。それ以前には 5月14日からの短い期間に特異変動が出現。

    • K1の特異の初現が 6月6日である場合 → 8月8日極大との関係で 12月17日±3日に地震発生の可能性が経験則から算出される。
    • K1の特異の初現が 5/14である場合 → 同様に 2022年1月29日± に地震発生の可能性が算出される。

  • 現状は CH29 観測装置に本日も前兆変動が認められることから、少なく とも 12月7日以前に対応地震が発生する可能性は否定できる。

  • 仮に 12月17日±に対応地震発生となる場合は、CH29 の前兆変動は 11月13.6日± に終息、 K1 の前兆変動は 11月15日± に終息の可能性が計算される。それ以前に終息の可能性もあるので、CH29 と K1 の変動の終息を確認次第、続報で報告する。

観測波形の見方 ——
  • 図1(八ヶ岳 CH29 観測装置)—— 基線から上向きの変動は全て特異変動。10月29日の大きな変動以降は、変動が小さくなっている。

  • 図2(高知観測点 K1 観測装置)—— 基線から上下に沢山出ている変動は殆ど流星からのエコー。太い大きな変動は、時間軸を拡大す ると櫛歯変動とわかる。K1 は季節により多少の変動があるが、-2.56mV~-0.7mV が正常基線電圧値。図2 の範囲では 10月31日の変動が大きいが、それ以外の日もすべて基線電圧値が低く、特異状態と認識。

    (櫛歯変動: 基線から数十秒ごとに突出する変動により、櫛の歯状となる前兆。浅い地殻内地震や火山活動、群発地震の前兆として出現。)
 
 
推定日CH29 と K1 の完全静穏化が確認された後に計算予定
(仮に K1 初現が 6月6日の場合は 12月17日±3日の可能性あり)
推定時刻 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間
推定震央領域 続報 No.318」所載の図3太線内 火山近傍
斜線域は可能性考えやすい参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震