6月5日付「フエゴ山噴火 ― グアテマラ」の続報です。
6月3日に発生し、多くの死者を出したフエゴ山(3763m)の火砕流(pyroclastic flow)は、落差3000m、全長12kmにわたって流下したようです。フエゴ山と同じ成層火山である富士山(3776m)に当てはめると、山中湖村、鳴沢村、富士サファリパーク、富士山こどもの国あたりまで火砕流が届いたことになります。
火砕流が流れた範囲が黄色の線で囲まれています(画像はクリックで拡大します):
Thanks to the data published by @CopernicusEMS, I have just realized that Fuego's pyroclastic flow on 03-06-2018 descended nearly 3000 meters of height(!) and traveled about 12 km. https://t.co/mMhnwC66RR pic.twitter.com/c69jxSqkVm— ⚒Fumihiko Ikegami🚢 (@fikgm) June 6, 2018
After the #VolcandeFuego eruption, #Guatemala 411 buildings / structures are located within the pyroclastic flow area, ~260 of which are inside the community of San Miguel de Los Lotes. Industrial sites and the resort of La Reunion are also within the area https://t.co/p2qsfBGMNF pic.twitter.com/YwAtPhaygu— UNOSAT (@UNOSAT) June 8, 2018
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