9月23日は秋分の日でしたが、エレーニン彗星(エレニン彗星)にとっても節目の日でした。この日、NASAの太陽・太陽圏観測衛星〝SOHO〟が搭載しているカメラの視野に、近日点通過後のエレーニン彗星が初めて入ってくると予想されていたからです。
以下は、〝Astro Bob〟のブログに掲載された SOHO の画像です。エレーニン彗星は画面左側の円内にあるはずなのですが、それらしい姿はまったく見えません:
上記画像の中で、中央の白丸は太陽の位置と大きさを示しています。〝Mercury〟、〝Beta Vir〟、〝Eta Vir〟は、それぞれ水星、おとめ座ベータ星、おとめ座イータ(エータ)星を意味しています。
なお、SOHOの画像に写っていなかったからといって、エレーニン彗星が完全に消滅したと考えるのは間違いです。彗星の核の分解が進んだため、SOHOのカメラでは捉えられないほど暗く微かになったと考えるべきです。
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