2012年11月30日金曜日

火星で歴史的大発見か (続報)


11月21日付「火星で歴史的大発見か」の続報です。

火星の表面で多数のプラスティック製の球体が見つかったと、NASA・ジェット推進研究所のウェブサイトが発表しました。球体の直径は約3mm。どのような過程でプラスティックが形成されたのか、原料となる石油が火星に存在するのかなどについて、NASAでは複数の仮説を検討中とのことです:

残念ながら上に紹介したページは、NASAやジェット推進研究所を騙る偽物です。火星で活動中の探査車・キュリオシティが歴史的大発見をしたらしいとの報道があったものの、なかなか詳細が明らかにされないことに痺れを切らしたのでしょうか。

一方、本物のNASAは、「歴史的大発見」のうわさを打ち消すのに躍起になっています。〝Rumors and speculation that there are major new findings from the mission at this early stage are incorrect〟(大発見があったとのうわさや憶測は正しくありません):

どんなにNASAが否定しても、陰謀説や隠蔽説にはまっている人たちに対しては、もはや焼け石に水でしょうね。彼らの思考パターンからすれば ―― 大発見に舞い上がってしまった一人の研究者が口を滑らせてしまったが、発見の重大性や社会への影響の深刻さに気づいたNASAがあわてて事実を隠そうとしている ―― としか考えられないでしょう。


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