今日午前10時12分(日本時間)、ミャンマー中央部(シュウェボーの北北東52km、地図)で強い地震がありました。規模はM6.8、震源の深さは9.8km。建設中の橋が落下したり、建物にひびが入るなどの被害があり、死者も出ています。
ユーラシア・プレートと北進するインドプレートの境界で右横ずれ断層が動いたために発生した地震とみられています。
この地震の20日前、ミャンマー沖の北アンダマン島でクジラの集団座礁が発生しています。アンダマン諸島で集団座礁が報告されたのは初めてのことでした。
クジラやイルカの集団座礁と地震の因果関係ははっきりしていません。以下に過去の顕著な事例と今回の地震を比較してみましたが、今回のケースは時間的にも空間的にも離れすぎているように思います:
地震 | 集団座礁 | 震央までの距離(km) | 先行日数 |
---|---|---|---|
2011年2月22日 カンタベリー地震(クライストチャーチ地震) M6.1 深さ5.9km | 2011年2月20日 ニュージーランド南島沖スチュワート島 | 530 | 2 |
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震 M9.0 深さ24km | 2011年3月4日 茨城県鹿嶋市 | 300 | 7 |
2012年11月11日 ミャンマー M6.8 深さ9.8km | 2012年10月22日 北アンダマン島 | 1100 | 20 |
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