その後も、世界各地のアマチュアやセミ・プロ級の天体観測者たちが、エレーニン彗星(エレニン彗星)の残骸である「塵の雲」の撮影に挑戦し成功しています。非常に淡い天体なので撮影が難しく、撮影技術の高さを誇示する格好のターゲットとなっているようです。エレーニン彗星の日の出前の高度が高くなってきたこと、新月が近づき月明かりに妨害されることが少なくなってきたことなど、撮影条件が良くなってきたことも後押ししていると思われます:
- Rolando Ligustri (CAST-Italia) (10月22日撮影、カラー)
- Rolando Ligustri (CAST-Italia) (10月23日撮影、カラー)
- Michael Jäger (10月23日撮影、ポジ)
- Michael Jäger (10月23日撮影、ネガ)
先日紹介した以下のブログ記事にも、新しい写真が追加されています。各写真はクリックすると拡大します。下から 2番目の写真は、この彗星の発見者であるレオニード・エレニン氏が撮影したものです:
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