以下は、有名なオリオン座の大星雲(M42)の写真です。心臓(ハート形)の部分を見つめていると、私にはさまざまな髑髏や人の顔が見えてきます。猿人の髑髏、現代人の髑髏、眼窩が大きく後頭部が肥大した未来人かエーリアンのような髑髏などなど。ロールシャッハ・テストのようなもので、何が見えるかは人によって違うのでしょうが:
上の写真を最初に見たときには、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したものかと思いました。しかし、実際には日本の高橋製作所が販売している口径 106mm の屈折望遠鏡で撮影したものとわかり、驚くとともに少し誇らしい気分になりました(写真の下の表に〝Telescopio fotografico: Takahashi FSQ 106 a f/5〟と書かれています)。
星雲(Nebula)は、撮影機材の解像力やフィルターの種類によって大きく表情を変えます。以下の写真は同じ M42 星雲ですが、まったく違う表情を見せています。もちろん、星雲の中に見える髑髏や人の顔も違っています:
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