協定世界時11月1日20時(日本時間2日午前5時)ごろ、無名の彗星が太陽に衝突しました。それとほぼ同時に、太陽面で巨大な爆発・コロナ質量放出(CME)がおこりました。
同じような現象は、今年5月にも観測されています(このブログの8月4日付「彗星の太陽突入とコロナ質量放出(CME)」参照)。しかし、その際の NASA の説明では、彗星の太陽衝突と CME 発生の関係について説得力のある物理学的説明は見いだされていない、とのことでした。彗星が太陽に衝突したときに、偶然 CME が発生したという解釈のようですが、その後も同様の現象が何回か発生し、SOHO(Solar and Heliospheric Observatory、太陽・太陽圏観測衛星)のカメラに捉えられています。
以下は、今回の彗星突入を捉えた SOHO の画像です。「1700」(1枚目)の画像で画面右下から近づいてきた彗星が、「2000」(2枚目)には太陽面に到達しているように見えます。その後の「2048」(3枚目)の画像では、衝突場所の反対側でフレアが盛り上がり始めています。
個々の画像を別々のタブで開いて(Ctrl キーを押しながらリンクをクリック)、「タブ・アニメーション」として見ると壮観です:
- 20111001_1700_c2
- 20111001_2000_c2
- 20111001_2048_c2
- 20111001_2057_c2
- 20111001_2124_c2
- 20111001_2136_c2
- 20111001_2148_c2
- 20111001_2200_c2
- 20111001_2212_c2
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