5月17日午前8時25分(日本時間)、小惑星〝2016 JD18〟が地球に 1.63LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。また、地球接近に先立って、同日午前1時52分に月に 1.45LD まで接近します。
この小惑星は5月8日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は32~72mと推定されています。
最接近時の地球との相対速度は秒速14.9km(時速約5万4000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 JD18 | 32~72 | 5月17日 08:25 | 1.63 |
現時点の接近予報では、月への接近について ±12分、地球への接近について ±13分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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